英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
その他

エンジニアが英語でキャリアを広げる方法:海外就職のポイントと効果的な英語学習法を徹底解説

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エンジニアに英語は必要なのでしょうか? 実は、英語力次第でエンジニアとしてのキャリアチャンスは大きく広がります。 海外の最先端技術情報に直接アクセスできたり、高収入の外資系企業への転職、リモートで海外案件に参画する機会など、英語を武器にできれば可能性は無限大です。この記事では、エンジニアが英語を活用してキャリアを広げる方法を徹底解説します。英語を学ぶ重要性から、英語が求められる仕事とそのメリット、海外就職や外資系企業で働くための具体的な英語スキル要件、英語を活かしたキャリアパスの成功事例、エンジニア向けの効果的な英語学習法(技術英語・リスニング・スピーキング・ライティング)、さらにリモートワークやフリーランスで英語を使う方法、英語を使った求人の探し方(LinkedInや海外求人サイト、フリーランスプラットフォーム活用法)、そして英文履歴書や面接対策まで網羅しています。グローバルに活躍したいエンジニア必見の実践的ガイドです!

目次
  1. エンジニアとして英語を学ぶ重要性
  2. 英語が求められるエンジニア職とそのメリット
  3. 海外就職・外資系で働くための英語力要件
  4. 英語を活かしたエンジニアのキャリアパスと成功事例
  5. エンジニア向け効果的な英語学習法(技術英語・リスニング・スピーキング・ライティング)
  6. ITエンジニアとその他エンジニア職における英語の重要性の違い
  7. リモートワーク・フリーランスで英語を活用する方法
  8. 英語を使った仕事の探し方(LinkedIn・海外求人サイト・フリーランス案件)
  9. 英文履歴書の書き方と面接のポイント
  10. まとめ:英語力でエンジニアとしての可能性を広げよう

エンジニアとして英語を学ぶ重要性

まず、なぜエンジニアにとって英語が重要なのかを押さえましょう。技術分野の共通語は英語と言っても過言ではありません。プログラミング言語やライブラリのドキュメント、新しい技術ブログや研究論文は英語で公開されるものが圧倒的に多く、英語が読めれば最新技術にいち早く触れられます (ブログ アーカイブ|エンジニア中途採用転職サイト|株式会社アイ・ディ・エイチ)。日本語情報だけでは得られない知見をキャッチアップし、スキルアップやキャリアアップに活かせるのは大きなメリットです。

さらに、英語ができれば高待遇のチャンスが広がります。 外資系IT企業やグローバル企業の多くは英語を業務で使うため、日本人にとって英語力が一種の参入ハードルになっています。そのハードルを越えれば、一般的に給与水準の高い企業への道が開けます (ブログ アーカイブ|エンジニア中途採用転職サイト|株式会社アイ・ディ・エイチ)。実際、英語を活かせる人材は企業にとって貴重であり、英語力を備えたエンジニアは待遇が良くなる傾向があります。

また、キャリアの選択肢そのものが増える点も重要です。英語ができれば海外チームとの橋渡し役であるブリッジSE(ブリッジエンジニア)など、「自分にしかできない仕事」を任される可能性もあります (ブログ アーカイブ|エンジニア中途採用転職サイト|株式会社アイ・ディ・エイチ)。オフショア開発などで海外の開発者と日本側をつなぐ役割は英語力が武器になりますし、国際プロジェクトのリーダーなどにも抜擢されやすくなります。さらに、「英語×エンジニア」というスキルセットによりフリーランスとして海外案件に参画することも可能になります (ブログ アーカイブ|エンジニア中途採用転職サイト|株式会社アイ・ディ・エイチ)。円安の時期には海外から外貨で報酬を得ることが注目されるなど、英語ができるエンジニアには新たな収入源や働き方も見えてきます (フリーランスとして海外案件をフルリモートで受注した話〖エンジニアは厳しい〗|しょーごログ)。

要するに、英語を習得することはエンジニアとしての市場価値と機会を格段に高めるのです。英語が苦手な人も諦める必要はありません。技術と同じようにコツコツ学べば、必ず力になります。次章から具体的なメリットや方法を見ていきましょう。

英語が求められるエンジニア職とそのメリット

実際に、どのような場面でエンジニアに英語力が求められるのでしょうか。ここでは英語が活かせるエンジニアの仕事や、そのメリットを具体的に紹介します。

  • グローバル企業・外資系企業のエンジニア:GoogleやAmazonなど外資IT企業、あるいは日系でもグローバル展開している企業(例:楽天、Mercari、ソニーなど)では社内公用語や開発言語が英語というケースがあります。こういった企業では当然ながら英語でのコミュニケーション能力が求められます。メリットとしては、最先端のプロジェクトに参加できたり、給与水準が高かったり、国際色豊かなチームで刺激を受けながら成長できる点が挙げられます。 (ブログ アーカイブ|エンジニア中途採用転職サイト|株式会社アイ・ディ・エイチ)
  • 海外拠点や海外プロジェクトに携わるエンジニア:メーカーや建設、インフラ系のエンジニアでも、自社の海外支社で勤務したり、海外のクライアントやパートナー企業と共同プロジェクトを進めたりすることがあります。例えば自動車メーカーのエンジニアが海外工場の立ち上げに参加するとか、プラントエンジニアが海外のプロジェクトに常駐するといったケースです。英語で技術的なやり取りや会議ができることが必須となり、その経験はキャリア上も希少価値となります。海外での経験を積むことで視野が広がり、帰国後にもグローバルな観点で仕事ができるエンジニアとして評価が高まります。
  • ブリッジエンジニア(BrSE):前述したように、オフショア開発などで海外の開発チームと日本のチームをつなぐ「ブリッジSE」と呼ばれる役割があります (ブログ アーカイブ|エンジニア中途採用転職サイト|株式会社アイ・ディ・エイチ)。システム要件や設計を海外のエンジニアに英語で伝達したり、逆に海外からの技術的問い合わせを日本側に橋渡しするポジションです。この職種は英語と開発双方の知識が必要なため希少で、その分キャリアアップや高待遇に直結しやすいメリットがあります。また、自社に外国人エンジニアがいる場合のコミュニケーション担当のような立場になることもあり、自分の存在感を示すチャンスにもなります。
  • テクニカルサポート・セールスエンジニア:プロダクトの技術サポートやセールスエンジニアの仕事でも英語力は強みになります。自社製品を海外のクライアントに説明したり、逆に海外製品の技術サポートを日本で担当する場合など、英語の資料を読み書きしたり顧客と話す機会があります。英語対応ができるエンジニアは顧客対応範囲が広がるため重宝されますし、海外出張や現地駐在のチャンスも生まれます。
  • 研究開発職・R&Dエンジニア:特にエンジニアリングの中でも研究寄りの職種(AI研究者、材料開発、製薬技術者など)は、最新の学術論文や国際学会での発表が重要です。当然ながらそれらは英語が主流ですので、英語で論文を読解し、自らも論文執筆・発表できる能力は必須と言えます。英語力があることで国際会議に参加して知見を広げたり、著名な海外研究者と人脈を築けるメリットがあります。

以上のように、英語が求められる仕事は多岐にわたり、その分得られるメリットも様々です。共通して言えるのは、英語力のおかげで「自分の守備範囲」が広がり、結果としてキャリアの選択肢や成長機会が増えるということです。英語対応ができるエンジニアはチーム内でも頼られる存在となり、昇進や重要プロジェクトへの抜擢といった恩恵も期待できます。

海外就職・外資系で働くための英語力要件

では、実際に海外で働いたり外資系企業に転職したりするには、どの程度の英語力が必要なのでしょうか。目安となる指標や具体的なスキル要件を見てみましょう。

一般的によく言われるのは、TOEICスコアで700点程度あれば業務上困らない最低ラインというものです (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。日常会話に加えてビジネス英語にもある程度対応できる力が求められるためで、TOEIC700はひとつの目安になります。ただしこれはあくまで目安で、スコアがそれ以下でも実践的なコミュニケーション力が高ければ活躍できる場合もありますし、逆にスコアが高くても会話に慣れていないと苦労することもあります。

海外就職を目指す場合はもう少し高いレベルが推奨されます。実際、TOEIC730点以上であれば「英語で仕事をする上で業務上大きな支障がない」レベルとされています (海外就職に必要なことを経験者が解説|メリット・英語力・スキル・成功の秘訣 | Gabby)。ビジネスパーソンとして海外で十分に活躍するにはTOEIC820点以上(IELTSで言えば6.5程度)あると望ましいとも言われます (海外就職に必要なことを経験者が解説|メリット・英語力・スキル・成功の秘訣 | Gabby)。もちろん数字は目安に過ぎませんが、少なくとも日常業務を英語でこなせる基礎力(メールの読み書き、会議での意思疎通、技術資料の読解など)は身につけておく必要があります。

語学試験以外では、実践的な英会話力とリスニング力が重要です。外資系企業の面接では英語での質疑応答がありますし、入社後もチームメンバーとのディスカッションやチャットツールでのやり取りが英語になります。専門用語は仕事の中で覚えていけるとしても、自分の意見を相手に伝えたり相手の話す内容を理解したりするコミュニケーション力が不可欠です。また、異文化の中で働く上では文化的なマナーやコミュニケーションスタイルへの理解も求められます (海外就職に必要なことを経験者が解説|メリット・英語力・スキル・成功の秘訣 | Gabby)。例えば、わからないことをそのままにせず質問する積極性や、自分の意見をはっきり述べる姿勢など、日本とは違うビジネス慣習に適応する力も必要です。

一方で、「エンジニアは書いたコードでコミュニケーションできるから、英語がそこまでできなくても大丈夫」という意見を耳にすることもあります。確かに、ソフトウェア開発の現場では高度なビジネス英語よりも、チーム内で技術的に話し合える平易な英語のほうが重視される傾向があります (海外でITエンジニアとして働くにはどのくらいの英語力は必要なのか|かにかまトマト)。例えば営業や交渉のような高度な表現力は要求されず、専門用語やコードを交えて意思疎通できれば業務は進みます。そのためITエンジニアとして海外で働く場合、他職種に比べると求められる英語のハードルはやや低めとも言われます (海外でITエンジニアとして働くにはどのくらいの英語力は必要なのか|かにかまトマト)。しかし**「最低限のハードル」は決して低くない**点には注意しましょう。日常会話レベルで躓いているようでは、会議で意見を言うことは難しいですし、技術的な議論にも参加できません。結局のところ、技術を最大限発揮するための土台として英語力を磨くことが大前提となります。

まとめると、海外就職・外資系転職を目指すならTOEIC700-730点程度以上の英語力を目安にしつつ、実際の仕事で困らないよう話す・聞くスキルを重点的に鍛えることが重要です。完璧な英語である必要はありませんが、「仕事を回すのに支障がないレベル」までは引き上げておきましょう。

英語を活かしたエンジニアのキャリアパスと成功事例

英語力を武器に活躍しているエンジニアのキャリアパスや事例を見てみましょう。実際の例から、どのようにキャリアが広がるのかイメージを掴んでください。

ケース1: 国内企業から海外拠点へ赴任しグローバル人材に成長
ある大手メーカーで働くエンジニアの例です。この方は入社後数年で米国シリコンバレーの開発拠点に赴任するチャンスを得ました。当初英語には苦手意識があり、不安もあったそうですが、渡米前に数ヶ月英会話スクールに通い、日常会話レベルの英語力を身に付けてから現地に飛び込んだそうです (ソニーグループポータル | 英語が苦手なエンジニアがシリコンバレーに海外赴任。挑戦の先に見えた景色とは)。実際に海外の職場で働いてみると、「仕事で使う英語の壁は思ったほど高くなかった」と感じたと言います。同僚が使う技術用語や決まり文句を聞いて真似するうちに職場の会話にはすぐ慣れ、「むしろ職場以外での日常生活の英語の方が大変だった」と振り返っています (ソニーグループポータル | 英語が苦手なエンジニアがシリコンバレーに海外赴任。挑戦の先に見えた景色とは) (ソニーグループポータル | 英語が苦手なエンジニアがシリコンバレーに海外赴任。挑戦の先に見えた景色とは)。業務ではチームの協力もあり大きな語学の支障はなく、本業の開発に集中できたとのこと。さらに、現地で大量の英語の技術論文や記事に触れる中で読解力が飛躍的に向上し、問題解決の視野が広がったそうです (ソニーグループポータル | 英語が苦手なエンジニアがシリコンバレーに海外赴任。挑戦の先に見えた景色とは)。帰国後はその経験を買われて国際プロジェクトのリーダーを任されるなど、グローバル人材として活躍の場が大きく広がりました。このケースからは、「たとえ最初は英語が苦手でも、実践の中で鍛えればキャリアの武器にできる」ことが分かります。

ケース2: オープンソース活動や交流を通じて海外企業に転職
日本のあるソフトウェアエンジニアは、業務以外でオープンソースプロジェクトに積極的にコミットし、英語でのコミュニティ活動を行っていました。GitHub上で英語のReadmeやコードコメントを書き、フォーラムで海外の開発者と議論するうちに、自然と技術英語の表現力が磨かれていきました。やがてそのプロジェクトでの貢献が認められ、海外のスタートアップからリクルーター経由で声がかかりました。英語でのオンライン面接にもスムーズに対応できたため見事内定を獲得し、リモートで日本に居ながら海外企業の一員として働き始めました。現在は現地への移住も視野に入れつつ、国際分散チームの中核メンバーとして活躍しています。このように英語で技術発信や国際交流をすることで、海外からスカウトされるケースもあります。特にIT業界では、地理に関係なく優秀な人材を探す企業も多いため、オンライン上で英語力+技術力を示すことがキャリアにつながる良い例です。

ケース3: フリーランスで海外案件を開拓しキャリアアップ
国内で数年経験を積んだ後、フリーランスエンジニアに転向した方の例です。最初は日本の案件だけしていましたが、市場を広げるため英語で海外の仕事を取ることにチャレンジしました。最初はUpworkなどのプラットフォームで英語の提案文を書くことに苦労しましたが、プロフィールをしっかり英語で整備し、小さな案件から実績を積み重ねていきました。すると徐々に高単価のプロジェクトの声がかかるようになり、今では日本にいながら米国や欧州のクライアントと直接契約して仕事を受注しています。Slackやメールでのやり取り、週次のビデオ会議もすべて英語ですが、逆に日本語のみの仕事よりコミュニケーションが合理的で驚いたそうです。英語で仕事をすることでフリーランスとしての収入源が多角化し、円安時には収入アップにもつながりました。「英語ができて本当に世界が広がった」と語るこの方は、ゆくゆくは拠点を海外に移してデジタルノマド的な働き方も模索中とのことです。

これらの事例から分かるように、**英語を活かしたキャリアパスは人それぞれですが、共通して“新しい扉が開いている”**点に注目です。海外赴任や転職、リモートでの国境を超えた働き方など、英語力のおかげで通常では得られない貴重な経験を積み、キャリアの幅を広げています。成功の背景には「不安でも挑戦した」「地道に英語で発信・交流した」「小さく始めて大きな機会に繋げた」といった努力があります。あなたもぜひ英語を武器に、自身のキャリアストーリーを描いてみてください。

エンジニア向け効果的な英語学習法(技術英語・リスニング・スピーキング・ライティング)

英語力向上の重要性は分かっても、忙しいエンジニアにとってどのように学習すればよいか悩むかもしれません。ここではエンジニアに特化した効果的な英語学習方法を紹介します。技術英語の習得からリスニング、スピーキング、ライティングまでバランス良く鍛えましょう。

1. 技術英語に慣れる:ドキュメント読解と専門用語習得

エンジニアであれば、まず自分の専門分野の英語に慣れることが近道です。日頃使っている技術用語や業界用語を英語で言えるようにしてみましょう。例えば、「要件定義」はrequirement definition、「進捗」はprogress、「単体テスト」はunit testという具合です (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣) (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。市販の技術英語の単語帳や用語集を活用すると効率的です (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。また、普段読んでいる技術記事や公式ドキュメントを英語版で読む習慣をつけましょう。最初は難しく感じても、既に内容を知っているものを英語で読むことで語彙の使われ方に慣れることができます (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。公式ドキュメントは英語→日本語翻訳版があるものも多いので、対比しながら読むのも勉強になります。

2. リーディング力強化:英語の技術情報に毎日触れる

リーディング力を高めるには、とにかく日々英語に触れることが大切です。具体的には、英語の技術系メディアやブログ記事を毎日読むことを習慣化しましょう (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。例えばTechCrunchや海外の開発ブログ、Stack OverflowのQAなど、自分の興味ある分野のコンテンツを20~30分読むのを日課にします (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。最初は辞書を引き引きかもしれませんが、続けるうちに専門分野の決まり文句やよく出る単語が頭に入ってきます。また、英文の技術書にチャレンジするのも有効です。いきなり難しい原書に挑むのが大変な場合は、一度日本語で読んだことのある技術書の英語版(原書)を読んでみましょう (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。内容を理解している分、格段に読みやすく、専門的な英文読解の良い訓練になります。これにより英文ドキュメントや論文への抵抗も薄れていくはずです。

3. リスニング力向上:映像教材やポッドキャストの活用

リスニングは、会議や電話で相手の言うことを理解するのに直結します。エンジニア向けのリスニング練習には、技術系の英語動画やポッドキャストが役立ちます。例えば、Appleの開発者向けイベント(WWDC)のセッション動画や、Google DevelopersのYouTubeチャンネル、技術カンファレンスの講演動画などは、生の技術英語に触れられる良い教材です。最初は英語字幕をONにして視聴し、内容が掴めるようにしてみましょう。徐々に字幕なしでも理解できるよう繰り返すと効果的です。また海外ドラマや映画でリスニングを鍛えるのも一法です。日本語字幕付きでも構いませんので、英語のセリフをできるだけ聞き取るよう意識して観てみてください (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。技術と直接関係なくとも日常的な言い回しやリズムに慣れることで、英語への苦手意識が下がります。耳が英語に慣れてくると、実際の国際会議などでも聞き取りがだいぶ楽になります。

4. スピーキング力強化:アウトプットの場を作る

スピーキングは一朝一夕には上達しませんが、アウトプットの練習を継続することが大事です。エンジニアの場合、いきなり雑談のスモールトークが上手くできなくても、伝えたい技術内容を説明できれば業務上は困りません。そこで、自分のプロジェクトや技術について英語で説明する練習をしてみましょう。例えば自分の仕事内容を1分で英語プレゼンする練習や、技術ブログを英語で書いてみるのもおすすめです。文章にすることで表現を整理できますし、その記事をオンラインで公開すればポートフォリオにもなります。話す練習相手がいればベストですが、難しければオンライン英会話を活用するのも手です。最近はITエンジニア向けに技術テーマで話せるオンライン英会話サービスもあります。講師に「今日はシステム開発について話したい」などテーマを伝えれば、専門的な内容の英会話の練習にもなります。身近に英語話者の同僚がいるならランチのときにあえて英語で会話してみるのも効果的です。

5. ライティング力習得:英文メール&ドキュメントの訓練

ライティングは、正確に伝える力として重要です。特にメールやチャットでのやり取り、設計書や技術文書の英訳など、書くスキルが問われる場面は多いです。練習としては、日常的なメールを英語で書く練習から始めましょう。架空の上司に進捗を報告するメールや、問い合わせに回答するメールなど、自分でシナリオを作って英文を書いてみます。書いたものは可能ならネイティブや英語上級者に添削してもらえるとベストですが、難しければ文法チェックツール(Grammarlyなど)で確認するとよいでしょう。また、自分の履歴書や職務経歴書を英語で作成してみるのも実践的なトレーニングになります(後述の履歴書の章も参考にしてください)。技術文書のライティングに関しては、オープンソースのプロジェクトに参加してドキュメントを改善してみるのも良い経験です。Issueに対するコメントを英語で書いたり、READMEの誤字を直すプルリクを送ってみたり、小さなことから挑戦してみましょう。実戦でライティング力を磨きつつ、自信をつけることができます。

6. 学習継続のコツ:目的意識とツール活用

効果的な学習法も、継続しなければ成果につながりません。継続のためにはモチベーション維持と工夫が重要です。まず英語を学ぶ目的を明確にすること (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。自分は何のために英語を身につけたいのか(海外就職のため、年収アップのため、最新技術の習得のため等)をはっきりさせれば、多少大変でも頑張れます。次に自分の現在の英語レベルを把握し、適切なレベルの教材から始めましょう (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。高すぎる教材に手を出すと挫折しかねないので、「ちょっと簡単かな」くらいから始めて徐々にレベルを上げるぐらいが丁度良いです。そしてスキマ時間を活用して学習時間を確保する工夫も大事です (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。通勤時間に単語アプリで学ぶ、休憩中に1記事読む、週末にオンライン英会話を1コマ受ける等、日々の隙間を英語に充てる習慣をつけましょう。

便利な学習ツールも積極的に利用しましょう。単語暗記にはスマホアプリ(Ankiやmikanなど)、リスニングにはPodcastアプリ、発音矯正には発音練習アプリなど、多種多様なアプリがあります (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。ゲーム感覚で英語を学べるアプリもあるので、自分に合ったものを探してみてください。またプロの力を借りるのも有効です。英会話スクールオンラインコーチングを利用すれば、カリキュラムに沿って効率よく学べます (エンジニアに英語力はどの程度必要?英語が活かせるエンジニア職から目安・メリットに頻出単語・勉強方法も解説! | type IT派遣)。独学で伸び悩んだら検討してもよいでしょう。

最後に、エンジニアならではの学習法として**「コードを書きながら英語に触れる」**ことも忘れないでください。例えば変数名や関数名を付ける際に英語のニュアンスを調べて適切な単語を選ぶ、GitHubのIssueやプルリクエストは英語で書くようにする、といった日常業務の中で英語を使うクセをつけるのです。これなら忙しい中でも追加の時間を取らずに英語力を鍛えられます。あるエンジニアは、同僚がUI設計の「ズレ」という意味で変数名をzureXと名付けていたのを見て愕然とし、それ以降辞書で正しい英単語(この場合offsetdeviationなど)を調べて使うようにしたそうです (ブログ アーカイブ|エンジニア中途採用転職サイト|株式会社アイ・ディ・エイチ)。こうした積み重ねでボキャブラリーが増えていきます。

以上のような方法を組み合わせて、楽しみながら英語学習を続けてみてください。英語もプログラミング言語と同じく、習得には時間がかかりますが、学習を続ければ必ず「分かる・使える」場面が増えていきます。エンジニアとしての好奇心と問題解決力で、効率的に英語力を伸ばしていきましょう。

ITエンジニアとその他エンジニア職における英語の重要性の違い

一口に「エンジニア」と言っても、ソフトウェア、機械、電気、土木、化学など様々な分野があります。それぞれの分野で英語の必要性や重要性には違いがあるのでしょうか。ここではITエンジニア(ソフトウェア系)とその他のエンジニア職に分けて、英語の重要性の違いを考えてみます。

ITエンジニア(ソフトウェア開発・IT分野)の場合

ITエンジニアにとって英語は比較的身近で、かつキャリアに直結しやすいスキルです。理由はいくつかあります。第一に、技術情報の多くが英語発信であることです。プログラミング言語自体が英語ベースで成り立っていますし、公式ドキュメントやエラーメッセージ、インターネット上のQ&A(Stack Overflowなど)も英語が主流です (ブログ アーカイブ|エンジニア中途採用転職サイト|株式会社アイ・ディ・エイチ)。そのため日本国内の仕事であっても、英語が読めるだけで開発効率が上がったり問題解決が早くなるというメリットがあります (エンジニアの英語力はどのレベル必要?メリット5つとおすすめ勉強 …)。第二に、グローバルな働き方と親和性が高い点です。ITはPC一つあればどこでも仕事ができる分野であり、リモートワークや国際分散チームも珍しくありません。英語でコミュニケーションできれば、物理的に日本に居ながら海外の会社にフルリモートで勤務することもできます (英語で苦労も、技術力は通用。海外発テック企業にフルリモートで …)。またソフトウェアは国境を越えて提供できるため、フリーランスで海外案件を請け負ったり、世界中のユーザー向けにサービスを開発することも可能です。こうした機会を生かすには英語力が欠かせません。第三に、国内企業でも英語を公用語化する動きがあることです。楽天が「社内英語公用語化」を宣言したのは有名ですが、それ以外にもMercariやマネーフォワードなどエンジニア組織を英語化してグローバル人材を採用・活用しようという企業が増えています (エンジニア採用の未来:マネーフォワードが挑んだ「エンジニア組織完全英語化」の真相 | Japan Dev)。IT業界では人材不足もあり、海外から優秀な技術者を受け入れるニーズが高いため、社内の公用語を英語にするケースが多いのです (ブログ アーカイブ|エンジニア中途採用転職サイト|株式会社アイ・ディ・エイチ)。そうなると日本人エンジニアも英語で仕事せざるを得なくなります。このようにIT分野では、英語ができることがほぼ当たり前のスキルセットになりつつあると言えます。逆に言えば、英語ができないと触れられない情報や機会が多く存在するため、ITエンジニアにとって英語の重要性は極めて高いです。

その他のエンジニア(機械・電気・土木・化学など)の場合

一方で、ソフトウェア以外のエンジニア職では職場環境や業務内容によって英語の重要性が大きく変わります。例えば機械系エンジニア電気電子エンジニアでも、勤務先が国内向けの中小企業であれば日常的に英語を使う場面は少ないかもしれません。設計図や図面、打ち合わせも日本語で完結し、製造装置の操作マニュアルも日本語訳が用意されていることが多いでしょう。国内市場中心であれば英語ができなくても業務遂行は可能です。しかし、だからと言って英語が全く不要かというとそうではありません。大手メーカーやグローバル展開している企業では、エンジニアといえど海外とのやり取りが発生します。海外の部品メーカーとメールで技術的な調整をしたり、海外の規格や標準(ISOなど)の文書を読んだりする機会があります。機械・電気系でも国際会議や海外の展示会に参加して最新動向を掴むには英語が必要ですし、昇進して管理職クラスになると海外拠点のマネジメントに関わることも増えます。特に自動車、電機、プラントなどの業界は海外展開が当たり前なので、エンジニアであっても英語ができる人は貴重です。英語力があることで将来的に海外駐在員に選ばれたり、グローバルプロジェクトのキーマンになれるチャンスがあります。

土木・建設系エンジニアの場合も似ています。国内のインフラプロジェクトでは日本語のみで進むでしょうが、近年は海外のプロジェクトを受注して日本の建設会社が施工することもあります。そうなるとプロジェクトマネージャーや現場監督レベルでは英語で現地スタッフとコミュニケーションを取れることが望まれます。また技術提携で海外企業と協働する場合もあるでしょう。化学・素材系エンジニアにとっては、最新の学術論文を読む、国際特許を参照する、海外の研究者と情報交換するといった場面で英語力が求められます。製薬企業の研究職などは英語論文が読めないと仕事にならないほどです。

総じて、IT以外の分野でも「英語ができれば強い」ことに変わりはありませんが、日常業務での使用頻度や必須度合いは職場環境によって差があります。IT業界ほど英語前提ではない企業も多いので、「なくても困らないが、あれば非常に役立つ」という位置づけかもしれません。しかし、だからこそ周囲と差をつけるチャンスでもあります。英語のできる機械エンジニア、英語も堪能な建築技術者といった存在は社内でも目立ちますし、転職市場でも希少価値があります。特に今後は日本国内の市場が縮小していく中で、海外展開はどの業界でも重要になります。どの分野のエンジニアでも長い目で見れば英語力の有無がキャリアの幅を左右すると言えるでしょう。

リモートワーク・フリーランスで英語を活用する方法

エンジニアとして英語を活用する場面は何もオフィス勤務や海外駐在だけではありません。リモートワークフリーランスの形態でも英語力は大いに役立ちます。それらを通じて英語を武器にキャリアを築く方法を見てみましょう。

海外企業にフルリモートで勤務

近年、欧米のテック企業を中心にフルリモート求人が増えており、日本に住みながら海外の企業に雇用されるケースが出てきています (英語で苦労も、技術力は通用。海外発テック企業にフルリモートで …)。例えばアメリカのスタートアップ企業のエンジニア職に日本から応募し、現地には行かずリモートで働くといったことが可能です。これを実現するには当然英語で採用プロセスを突破し、日々の業務を遂行できるだけの語学力が必要です。リモートの場合、コミュニケーションは主にオンライン(チャット、メール、ビデオ会議)になるため、読み書きのスキルとオンライン会議でのリスニング・スピーキング力が重要になります。一方、対面の必要がない分、地理的な制約なく世界中の求人に応募できるメリットがあります。実際に「日本に居ながら海外企業から良い給与をもらって働く」というライフスタイルを実現しているエンジニアもいます (日本に居ながら海外の会社にリモートワークで働いていい給料を …)。円安局面ではドルやユーロで収入を得られるのは大きな強みです。リモート勤務ならではの注意点としては、時差の問題や雇用契約の形態(業務委託など)ですが、そこをクリアできれば英語+ITスキルで世界中どこでも働ける時代が来ています。

フリーランスとして海外案件を受注

フリーランスエンジニアの場合も、英語力があると獲得できる案件の幅が格段に広がります。国内案件だけだと景気や業界動向に左右されることもありますが、海外案件にも挑戦できれば不景気の波を避けたり、より高単価の仕事を狙うことができます (ブログ アーカイブ|エンジニア中途採用転職サイト|株式会社アイ・ディ・エイチ)。具体的には、クラウドソーシングサイト(UpworkやFreelancer.comなど)やフリーランス仲介エージェントを通じて海外クライアントの案件に提案します。英語でプロフィールを書き、自分のスキルをアピールしなければなりません。最初は簡単なプロジェクトからでも実績を積めば、徐々に大きな案件に繋がります。英語圏の案件では、日本国内よりもエンジニアの時給単価が高いことも多く、能力次第で高収入を得やすいのも魅力です (フリーランスとして海外案件をフルリモートで受注した話〖エンジニアは厳しい〗|しょーごログ)。

注意点として、英語ができないまま闇雲に海外案件に手を出すとコミュニケーションの壁にぶつかります (フリーランスとして海外案件をフルリモートで受注した話〖エンジニアは厳しい〗|しょーごログ)。例えば要件のすり合わせで誤解があると納期に支障が出たり、成果物の品質認識に差が生じたりするため、提案段階から丁寧に確認する姿勢が重要です。必要に応じてチャットだけでなく短い打ち合わせを提案し、口頭で認識合わせをするなど工夫しましょう。契約面でもトラブルを避けるため、Scope(範囲)やPayment(支払い)条件などを書面で合意し、メール等で記録を残すことが大切です。英語での契約書類も読めるとなお安心でしょう。

フリーランスで海外案件に慣れてくると、自分の専門領域で**「英語ができる○○エンジニア」**としてブランド化できます。例えば「英語でAI開発ができるフリーランス」などと評判が立てば、日本企業からも外資クライアントとのブリッジ案件を依頼されたり、コンサル的なポジションで呼ばれることもあります。結果として単なる技術者以上の価値を提供でき、キャリアの幅も広がります。

リモート英語活用のヒント

リモートやフリーランスで英語を使う場合、いくつか実践的なコツがあります。ひとつは時差を味方につけること。例えば日本と欧米では半日程度の時差がありますが、これを逆手に取り、自分が作業している時間に相手はオフで、相手が働いている時間にこちらは夜間…といった場合でも、日報を英語で詳細に書いて共有する、次の日の朝に相手が読めるよう成果物と言い残した課題を整理しておくなど、非同期コミュニケーションを円滑にする工夫をしましょう。英語できっちり状況共有しておけば、リアルタイムの会話が多少少なくても信頼関係を築けます。もうひとつはカジュアルな英語表現や文化を知っておくこと。テキストチャットでは略語(IMO=In My Opinion 等)やスラングが飛び交うこともありますし、海外の同僚と雑談するときに文化ネタについていけると親近感を持ってもらえます。相手がイギリス人なら紅茶の話題、アメリカ人ならスポーツの話題など、少し踏み込んだコミュニケーションも楽しめるようになるとリモートでもチームに溶け込みやすいです。

リモートワーク・フリーランスで英語を活用することは、最初勇気がいるかもしれません。しかし一度軌道に乗れば、場所や国籍に縛られない自由な働き方が手に入ります。英語と技術を駆使して、自分なりの理想的なワークスタイルを築いてみてください。

英語を使った仕事の探し方(LinkedIn・海外求人サイト・フリーランス案件)

英語力を身につけたら、次はそれを活かせる仕事を探しましょう。ここでは英語を使った仕事の探し方として、求人情報の見つけ方や活用すべきサービスについて解説します。海外就職や外資系転職、フリーランス案件獲得の参考にしてください。

LinkedIn(リンクトイン)での情報収集とアプローチ

LinkedInは世界最大級のビジネスSNSで、グローバル企業の求人や人材スカウトに広く使われています。英語力を活かした転職を目指すならLinkedInの活用は欠かせません。まずプロフィールを英語で充実させることから始めましょう。職務経歴やスキル、成果を英語で詳しく記入し、可能なら業界に関連するキーワード(プログラミング言語や専門知識)も盛り込みます。プロフィールが充実していると、海外や外資系の採用担当者が検索経由であなたを見つけてくれる可能性があります。現にLinkedIn経由で海外企業から面接オファーが届いた日本人エンジニアの例も多いです。

LinkedIn上での直接応募も有効です。「Jobs」機能を使えば勤務地を「全世界」や特定の国に設定して求人検索できるので、自分の興味ある企業やポジションを探してみましょう。応募要項を読むことで、求められる英語レベルや必要なスキルも把握できます。興味のある企業のページをフォローしておくと、新規求人の投稿もキャッチできます。また、LinkedInでは**リファラル(社員からの推薦)**が重視されることもあります。もし目指す企業に知り合いがいれば、推薦してもらうのも有力な手です。つながりがなくても、共通の業界にいる人にメッセージを送って情報交換から始めてみるのもネットワーキングの一環として良いでしょう。

英語でLinkedInを使う際のポイントは、遠慮せず自分を売り込むことです。日本人は謙遜しがちですが、海外では自己アピールは当たり前です。プロフィールやメッセージでは、自分の強みや実績をしっかり伝えましょう。ただし嘘はNGですが、言い過ぎかな?くらいがちょうど良い場合もあります。礼節を保ちつつ積極的に動いてみてください。

海外求人サイト・エージェントの活用

LinkedIn以外にも、海外の求人サイトを直接利用する方法があります。世界的に有名な求人サイトとしては、Indeed.com(各国共通)、Glassdoor(企業レビューも見られる)、MonsterCareerBuilderなどがあります。例えば「Software Engineer Japan remote」などと検索すると日本在住OKの海外求人がヒットすることもあります。アメリカやヨーロッパの求人に応募する場合、企業の採用ページから直接エントリーも可能です。興味のある企業のサイトにCareerページがないか確認し、あればそこから応募しましょう。応募書類(履歴書・カバーレター)は英語で用意する必要がありますが、後述するポイントを押さえて作成すれば問題ありません。

また、日本人向けに海外就職支援をするエージェントや求人サイトも存在します。例えば「リクルートエージェント 海外求人」「JAC Recruitment」など大手の転職エージェントには海外ポジション専門のチームがありますし、外資系・グローバル求人に強いDaijob.comキャリアクロス(CareerCross)ビズリーチなどのサイトでは英語必須の求人を多く扱っています。エージェントを利用すれば、現地の就労ビザ情報や給与水準なども含めて相談に乗ってもらえるので、海外移住を伴う就職を考えている場合は心強いでしょう。ただし、実績や語学力によって紹介される求人のレベルも変わるので、エージェント任せにせず自分でも積極的に情報収集する姿勢が大事です。

フリーランスプラットフォームで案件獲得

フリーランスとして英語案件を探すなら、グローバルなクラウドソーシングサイトに登録しましょう。代表的なものにUpworkFreelancer.comPeoplePerHourToptal(選考ありの上位タレント向け)などがあります。特にUpworkは利用者も案件数も多く、日本人でも活用している人が増えています (フリーランスとして海外案件をフルリモートで受注した話〖エンジニアは厳しい〗|しょーごログ)。登録後はプロフィールを英語で記入し、これまでのプロジェクトやスキルセットを詳細に書きます。過去の成果物やポートフォリオがあればリンクを載せると良いでしょう。その上で、プラットフォーム上で公開されているプロジェクトに次々と提案(Bid)していきます。提案文は定型文ではなく案件ごとに相手の要求に合わせて書く方が採用されやすくなります。「英語での提案はハードルが高い…」と思うかもしれませんが、テンプレートを自作しておき、案件に応じてカスタマイズすれば効率よく応募できます。例えばWeb開発なら「これまでに○○の開発経験が何年あり、似たプロジェクトとして△△を行いました。プロジェクトの成功に向けて~~を提案します」といった構成を準備しておきます。

最初の1件を取るまでが最も大変ですが、小さな仕事でも納品し高評価をもらえれば、それが実績となり次につながります。星のレビュークライアントからのコメントがプロフィールに蓄積されるため、2件目以降は格段に通りやすくなります。ですので、最初は利益度外視でも構わないので確実に完了できそうな案件を狙い、丁寧に仕事をこなして評価を獲得しましょう。フリーランスプラットフォームでは実績こそが信頼の証です。

そのほか、日本発のサービスでも**ココナラ(英語カテゴリー)ランサーズ(翻訳や海外案件カテゴリ)**で英語力を売りにする方法もあります。ただ報酬面では海外案件に比べ見劣りすることも多いので、本格的に稼ぎたいなら海外プラットフォームを主戦場にするのがおすすめです。

国内外のコミュニティで情報収集

英語を活かした求人はネット上だけでなく、コミュニティから得られる場合もあります。例えば在日外国人エンジニアのコミュニティ(Meetupなど)や、英語話者が集まるIT勉強会に参加すると、意外な直接求人情報が回ってきたりします。あとはTwitterやRedditなどで「#hiring #remote」などのハッシュタグから求人ツイートを探すのも一つの手です。海外スタートアップのCTOがTwitterで「エンジニア募集」と呟いているのを見つけて応募し、採用された例もあります。また、Japan DevやJustaといったサイトでは外国籍エンジニア向けに日本のIT求人を掲載しています。逆の発想でそうしたサイトを見ると、日本国内で英語環境の企業を見つけることができ、結果グローバルな環境に飛び込む近道になるかもしれません。

大切なのは、自分から情報を取りに行く姿勢です。英語を活かせる求人は表立っていなくても水面下で動いていることもあります。常にアンテナを広げ、アンテナを立てておくことで、チャンスを見逃さずに済むでしょう。

英文履歴書の書き方と面接のポイント

英語を活かした仕事に応募する際には、履歴書・職務経歴書(レジュメ)や面接を英語で対応する場面が出てきます。最後に、英文履歴書を作成するコツと英語面接のポイントを押さえておきましょう。

英文履歴書(レジュメ)の書き方

日本の履歴書と海外の履歴書(レジュメ)は形式や作法がかなり異なります。海外や外資系企業に応募する際は、日本式のフォーマットではなく英語のレジュメ形式で作成しましょう。以下が主なポイントです。

  • フォーマット:一般的にA4またはレターサイズ1~2ページにまとめます。日本のような決まった用紙様式はありません。上部に名前・連絡先(メールアドレス、電話番号、住所)を記載し、その下にセクションごとに経歴を書いていきます。顔写真や生年月日、性別などの個人情報は通常書きません(差別防止の観点から不要とされています)。
  • 経歴(Experience):最新の職歴から逆時系列で書きます。会社名、役職、在籍期間を明記し、箇条書きで担当業務や成果を述べます。成果はできるだけ数値で表現しましょう(例:「Improved website loading speed by 40%」や「Led a team of 5 engineers」など)。エンジニアの場合、プロジェクトでの役割や使用技術、達成したこと(例:納期内リリース、トラブル対応でダウンタイム短縮など)を盛り込みます。日本の職務経歴書に比べ、シンプルかつ具体的に書くのがポイントです。
  • スキル(Skills):自分の持っている技術スキルや資格を一覧で示します。プログラミング言語やフレームワーク、クラウドやDBの知識、英語以外の語学などもここに含めます。ただし長々と書くより、応募職種に関連の高いスキルを厳選して書く方が効果的です。採用担当者は大量のレジュメを読むため、パッと見で重要スキルがわかるようにレイアウトすることが大切です。
  • 学歴(Education):最終学歴を中心に、大学名・専攻・卒業年(あるいは在学年)を書きます。新卒でない限り学歴は後半に簡潔に書けば十分です。成績(GPA)や研究テーマなど特筆すべきことがあれば記載します。海外大卒の場合は評価されますが、日本の大学でも必要以上に謙遜する必要はありません。
  • 自己紹介文(Summary/Objectives)(あれば):近年のレジュメでは冒頭に3~4行程度のSummary(職務要約)やObjective(志望概要)を書くことがあります。これは絶対ではありませんが、自分の強みを短くPRする場として有効です。例えば「Software engineer with 5 years of experience in web application development, specialized in React and Node.js. Seeking to leverage bilingual skills and technical expertise at a global tech company.」(Webアプリ開発5年の経験を持つソフトウェアエンジニア。ReactとNode.jsを専門とし、バイリンガルのスキルと技術力を活かしてグローバル企業で活躍したいと考えています)といった感じです。読む側に「お、この人はうちの求める経験がありそうだ」と思わせる導入になるので、書いておくと良いでしょう。
  • チェックとブラッシュアップ:英語で書いたレジュメは必ずネイティブチェックをしましょう。文法ミスや不自然な表現があると印象ダウンに繋がります。可能ならプロの翻訳者やネイティブの友人に確認してもらい、難しければGrammarly等のツールでも良いのでチェックします。また、応募する職種ごとに少しずつ内容をカスタマイズするのも有効です。求人票に書かれているキーワード(例えば“machine learning”や“Agile”など)をレジュメ中に盛り込んでおくと、書類選考のシステムに引っかかりやすくなります。

英文レジュメは一度作ってしまえば転職のたびに使い回せますし、自分の経歴棚卸しにもなります。日本語の職務経歴書と並行して作成しておけば、いざという時すぐ応募できるのでおすすめです。

英語面接のポイント

応募書類が通れば次は**面接(インタビュー)**です。英語での面接は緊張するかもしれませんが、以下のポイントを押さえて準備すれば落ち着いて臨めるはずです。

  • 自己紹介・経歴説明を準備:まず聞かれる定番は“Tell me about yourself.”(自己紹介してください)や“Walk me through your resume.”(経歴を順に説明してください)です。これに対して、自分の経歴や強みをコンパクトにまとめて話せるよう準備しましょう。長くなりすぎないように2分程度で、現職までの経緯と主な実績を英語で話す練習をしておきます。レジュメに沿って話せばOKですが、棒読みではなくエピソードを交えて話すと印象が良くなります。
  • 志望動機・キャリア目標:次によくある質問は“Why do you want to work here?”(なぜ当社で働きたいか)や“What are you looking for in your next role?”(次の職で求めるものは何か)です。志望動機は企業研究に基づき、「その会社だからこそ興味がある理由」を英語で述べられるようにします。製品や企業文化への共感、自分のスキルがどう貢献できるかを絡めると良いでしょう。キャリア目標については、「将来的に〇〇なエンジニアになりたい、そのために貴社で△△の経験を積みたい」といった前向きなビジョンを語ります。
  • 技術的な質問への対応:エンジニア採用では技術面接もあります。コーディングテストやアルゴリズムの口頭質問、システム設計の問答などが英語で行われる可能性があります。こればかりは英語云々より専門知識の準備が必要ですが、専門用語の英語表現には慣れておきましょう。例えば設計に関する質問で「負荷分散」「冗長構成」と言いたいときにload balancingredundant architectureとすぐ出てくるか、といった具合です。普段から日英で専門用語を対応付けておくと、面接でも焦らず説明できます。また、コーディング面接では考え方を逐次英語で説明しながら進めるのがポイントです。無言でコードを書くのではなく、「I will use a hash map here to optimize lookup.」などと適宜発話すると、コミュニケーション力もアピールできます。
  • 質問が聞き取れない場合:万一相手の英語が聞き取れなかったら、遠慮なく聞き返しましょう。面接官も非ネイティブ相手には慣れているので、正直に”Pardon me, could you repeat the question?”(すみません、もう一度お願いできますか)や”Could you please rephrase that?”(言い換えていただけますか)とお願いすれば、ゆっくり言い直してくれます。わからないまま的外れな答えをする方が問題なので、適切に確認することはマイナスにはなりません。
  • 自信と笑顔、リアクション:語学に不安があるとどうしても萎縮しがちですが、面接ではハキハキと明るく振る舞うことも大事です。英語が完璧でなくても、自信を持って話せば熱意は伝わりますし、笑顔でしっかりアイコンタクトすればコミュニケーションは円滑になります。相手が話しているとき適度に相槌を打ったり(“Absolutely.” “Sure.”など)、リアクションを示すことで、「会話のできる人」という印象を与えられます。文法ミスを恐れて萎縮するより、伝えようという姿勢を重視してください。
  • 想定問答の練習:最後に、想定される質問集を作って英語で答える練習をしておくと安心です。例えば「強みと弱みを教えて」「困難だったプロジェクトと乗り越え方」「チームで衝突があった時どう対処するか」など、よくある質問をリストアップし、英作文して声に出して練習します。できれば英語のできる友人に模擬面接をしてもらうのも有効です。自分の声で話すことで、当日スムーズに言葉が出やすくなります。

面接はお互いを知る場でもありますから、最後に逆質問も用意しておきましょう。英語で「御社のエンジニア組織ではどのように最新技術のキャッチアップをしていますか?」など1つ2つ質問できると、関心の高さを示せます。聞きたいことがあれば遠慮せず英語で尋ねてOKです。

以上を準備しておけば、英語の面接でも落ち着いて実力を発揮できるでしょう。多少言葉に詰まっても笑顔で切り抜けるくらいの気持ちで、臨んでください。

まとめ:英語力でエンジニアとしての可能性を広げよう

英語を活かしてキャリアを広げる方法を網羅的に見てきましたが、いかがでしょうか。エンジニアにとって英語は決して脇役ではなく、キャリアのゲームチェンジャーになり得る重要なスキルです。英語力があることで得られるメリット(最新情報へのアクセス、高待遇の仕事、キャリアの選択肢拡大など)は非常に大きく、逆に英語力がないばかりにチャンスを逃してしまうのはもったいない時代になっています。

もちろん、エンジニアの本質は技術力であり英語はあくまでそれを補完するツールです。しかしグローバル化した現在、そのツールを使いこなせるかどうかで技術力の発揮できるフィールドが変わってきます。日本国内だけでも良い仕事はありますが、英語を武器に世界に飛び出せば、さらにダイナミックで刺激的なキャリアが待っているでしょう。

最初は「英語なんて無理…」と思うかもしれません。しかし、本記事で紹介したように多くの先輩エンジニア達も試行錯誤しながら英語を身につけ、活躍の場を広げてきました。幸い、技術分野の英語はコンテクストがはっきりしており、仕事の中で学びやすい面もあります (ソニーグループポータル | 英語が苦手なエンジニアがシリコンバレーに海外赴任。挑戦の先に見えた景色とは)。まずはできることから一歩踏み出してみてください。単語を一日一つ覚えるでも、英語記事を一つ読むでも構いません。その積み重ねがやがて大きな自信となり、扉を開く鍵になります。

英語という新たなスキルセットを身につけ、ぜひエンジニアとしての可能性を無限に広げてください。 技術×英語の力で、あなたのキャリアが次のステージへ羽ばたくことを願っています!

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