こんにちは!英語でビジネスコミュニケーションを行う機会が増えている皆さん、会話の中で補足情報を提供する際の表現を使いこなせていますか?日本語では「ちなみに」という言葉でさらなる情報を付け加えますが、英語ではどのように表現すれば良いのでしょうか。
今回は、ビジネスシーンで「ちなみに」を表現する際の英語フレーズを、具体的な例文を交えながらご紹介します。状況に応じた適切な表現を身につけて、より円滑なコミュニケーションを図りましょう!
フォーマルな場面で使える「Incidentally」
「ちなみに」を英語で表現する際の定番フレーズは、「Incidentally」です。ビジネスシーンでも幅広く使える表現で、補足情報を提供する際に重宝します。
- Example:
- Incidentally, I’ve attached the latest sales report for your reference.(ちなみに、参考までに最新の販売報告書を添付しておきました。)
- Incidentally, the client mentioned that they’re interested in our new product line.(ちなみに、クライアントは弊社の新製品ラインに興味を示していました。)
「Incidentally」は、フォーマルからカジュアルまで、様々な場面で使える万能な表現です。補足情報を提供する際の第一選択肢として覚えておきましょう。
カジュアルな会話で使える「By the way」
同僚や部下など、比較的親しい関係の人とのカジュアルな会話では、「By the way」を使って補足情報を提供することができます。話題に関連する追加の情報を共有する際に便利な表現です。
- Example:
- By the way, I heard that the conference venue has been changed.(ちなみに、カンファレンスの会場が変更になったそうです。)
- By the way, I found a great article that might be helpful for your project.(ちなみに、あなたのプロジェクトに役立ちそうな素晴らしい記事を見つけましたよ。)
「By the way」は、カジュアルな雰囲気で補足情報を提供する際に効果的です。ただし、フォーマルな場面では「Incidentally」を使うのが無難でしょう。
メールや文書で使える「Additionally」と「Moreover」
ビジネスメールや文書で補足情報を提供する際は、「Additionally」や「Moreover」といった単語を使うと良いでしょう。これらの表現は、前の情報に関連する追加の事実を導入する際に便利です。
- Example:
- Additionally, please find attached the minutes from our last meeting.(ちなみに、前回の会議の議事録を添付しておりますので、ご確認ください。)
- Moreover, the new regulations will have a significant impact on our industry.(ちなみに、新しい規制は私たちの業界に大きな影響を与えるでしょう。)
「Additionally」と「Moreover」は、文頭で使うことで、補足情報を明確に導入することができます。メールや文書での使用に適しています。
ネイティブスピーカーがよく使う「FYI」
ネイティブスピーカーの間では、「FYI」(For Your Information)というフレーズが「ちなみに」の意味で頻繁に使われます。主に、メールや文書で相手に情報を追加で提供する際に使用されます。
- Example:
- FYI, the meeting has been rescheduled to Friday afternoon.
- FYI, we want to keep this information within the team for now.
「FYI」は「ちなみに」というニュアンスで、比較的カジュアルな場面で使われます。略語になっているため、非常にくだけた雰囲気があり、ネイティブスピーカー同士のコミュニケーションで多く見られる表現です。正式なビジネスの場では、「Incidentally」や「Additionally」など、完全な単語を使う方が無難でしょう。
まとめ:状況に応じた「ちなみに」の英語表現を使い分けよう
「ちなみに」を英語で表現する際は、状況に応じて適切なフレーズを選ぶことが大切です。以下の点を押さえておきましょう。
- フォーマルな場面では「Incidentally」を使う
- カジュアルな会話では「By the way」が便利
- メールや文書では「Additionally」や「Moreover」を活用する
- ネイティブスピーカーの間では「FYI」がよく使われる
これらの表現を適切に使いこなせば、英語でのビジネスコミュニケーションがより円滑になるはずです。日頃から英語の会話表現やメールの書き方に触れ、「ちなみに」の使い方を意識的に学んでいきましょう。
英語でのコミュニケーションに不安を感じている方も、まずは基本的な表現から少しずつ身につけていくことが大切です。自信を持って、グローバルなビジネスシーンで補足情報を提供できるよう、表現力を磨いていきましょう!