はじめまして。医療系の勉強と英語学習が大好きな田中と申します。私は医療従事者向けの語学学習サポートや、学生時代の英語学習体験を元に、おすすめの「医療英単語アプリ」をご紹介しています。
医療現場で活用できる英語力を身につけるのは、正直とても大変です。医学的なバックグラウンドを持ちながら英語をしっかり理解するには、基礎医学用語から臨床現場で使う表現まで幅広く押さえる必要があります。しかし近年では手軽にスマホやタブレットで学べるアプリが充実しており、私自身も時間がない合間を縫って、アプリ学習を活用することで大きな効果を得ました。
本記事では、医学生や医師、看護師、薬剤師など幅広い医療従事者に役立つ医療英単語アプリを厳選してご紹介します。すべて私自身が使用したり、同僚からおすすめされたりした実際の評価を参考にまとめました。ゲーム感覚で楽しみながら続けられるものから、分野別に専門用語を深掘りできる本格アプリまで取り上げますので、ぜひ最後までご覧ください。
医療英語学習の必要性とメリット
医療現場で英語が必要とされる場面は増えています。海外からの患者対応はもちろん、学会や研究のための英語論文読解など、グローバル化が進むにつれて英語が求められる場面が確実に拡大しています。
英語が使えるメリットとしては、患者さんの多様化に対応できること、学術的な論文や国際学会にアクセスしやすくなることが挙げられます。また、海外研修や留学を考えている方は、早い段階から医療英語に慣れておくとスムーズにステップアップできます。
しかし、医療現場で必要な単語や表現は一般的な英会話学習と大きく異なる部分が多いです。たとえば解剖学、生理学、薬理学、病理学といった分野から、看護や臨床現場のケア表現に至るまで、専門的な語彙を押さえる必要があります。英語を学ぶだけでなく、医学の知識を総合的に復習する効果も得られるのが医療英語学習の特徴です。
アプリで学ぶメリット
私自身も仕事柄とても忙しく、まとまった時間が取りにくかったのですが、通勤時間や休憩中などの合間にアプリでコツコツ学んだことが大きな力になりました。アプリ学習のメリットは以下のような点です。
- いつでもどこでも手軽に学習できる
- クイズやフラッシュカード形式でゲーム感覚で続けやすい
- 音声や発音機能がついていて実践的に覚えられる
- 学習履歴を自動で記録してくれるのでモチベーション管理がしやすい
医療英語は専門性が高い単語が多く、挫折してしまいがちですが、アプリでの小分け学習を習慣化することで驚くほど楽しく覚えられます。
専門性と実用性を両立した医療英単語アプリのおすすめ
ここからは、実際に私も使ってみて「これは良い」と感じたアプリ、または信頼できる同僚の医療従事者が実際に活用しておすすめしているアプリを中心にご紹介します。すべて事実に基づく情報ですが、使用感には個人差があるかもしれません。できる限り客観的な情報と主観的な体験談を混ぜて解説しますので、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
Medical Terminology Mastery (iOS/Android・無料/アプリ内課金あり)
医療英語の基礎固めをしたい方に特におすすめなのが「Medical Terminology Mastery」です。私も医学部在学中に単語帳感覚でこのアプリを使い、短期集中で基礎単語を覚えました。
収録されている医療英語は約1,300語で、内容としては解剖学や生理学といった基礎医学から始まるため、医療用語を初めて学ぶ方でも入りやすいです。8つのカテゴリーに分けられていて、必要な分野だけ重点的に学ぶこともできます。
私が特に良いと感じた点は、4択クイズでサクサク進められ、正答率がひと目でわかるところです。問題数が豊富なので飽きにくく、繰り返し出題されることで自然と記憶に定着します。語義だけでなく短い解説もついており、用語の背景を理解しながら進められるため、単なる暗記アプリにとどまらない実用性を感じられました。
基本的には無料で使えますが、さらに応用編の問題や追加の学習パッケージはアプリ内課金という形です。まずは無料部分だけ使ってみて、自分に合いそうだったら課金してコンテンツを増やす方法がおすすめです。
学習機能がシンプルなので、通勤電車で立ったままでも画面を片手操作で進めやすかったですね。忙しい医学生や研修医の方にもピッタリだと思います。
MosaLingua Medical English (iOS/Android・有料)
次に挙げるのが「MosaLingua Medical English」です。こちらは約5,000以上の医療専門用語が収録されており、本格的かつ網羅的な学習を望む方向けです。私は研修医になってから、専門用語を一気に増やしたいときに購入しました。
最初に驚いたのは、その圧倒的なボリュームです。解剖学や病理学、薬理学など、それぞれの領域でかなりマニアックな単語までカバーしています。臨床現場で「この病名は英語でなんだろう?」と思ったときも、このアプリの辞書機能でサッと確認できました。
学習モードには**間隔反復(Spaced Repetition)**が採用されていて、脳科学的に最適とされるタイミングで自動的に復習を促してくれます。これは忙しい合間でも効率よく記憶を定着させるのに非常に便利でした。さらに全ての単語とフレーズにネイティブの音声がついているので、発音をしっかり覚えたい人やリスニング力も伸ばしたい人にはうってつけです。
買い切り型の有料アプリではありますが、その分広告が表示されることもなく、ストレスフリーで使えるのはメリットです。私の周りでも、勉強熱心な人ほどMosaLinguaを使っており「英語が苦手でも挫折しにくい」と好評です。医療英語はさまざまな用語が膨大に存在するので、最初から幅広く押さえたい方にとっては費用対効果が高い投資になるでしょう。
MediLingo (iOS/Android/PC対応・基本利用無料)
「MediLingo」はマルチプラットフォーム対応で、スマホだけでなくPCやタブレットのブラウザからもアクセスできるのが特徴です。私は自宅のPCでじっくりと復習したいときに重宝しています。
看護、歯科、放射線、リハビリ、救急、薬学、臨床医学など、あらゆる職種や分野の学習ニーズをカバーしており、日常の医療現場だけでなく、USMLEやPLABといった海外の医療資格試験対策としても役立つ内容が詰まっています。膨大な医療用語データベースを誇り、各単語には定義や語源、接頭辞・接尾辞などの解説、そして正確な発音例が添えられています。
学習モードはレッスン形式とクイズ形式があり、フラッシュカードで反復練習することも可能です。個人的には、語学学習理論に基づいて開発されているという点が大きいと思います。私自身も語源を理解するのが好きで、接頭辞や接尾辞がわかると初見の単語でも推測しやすくなります。
「Duolingoの医療用語版」といわれるくらい、ゲーム感覚で楽しみやすいUIが特徴です。進捗を分析してくれたり、AIを使った学習アドバイスがあったり、テクノロジーの進歩を感じます。私が試した段階でも十分に充実していましたが、今後さらに機能強化される見込みとのことなので、成長が楽しみなアプリですね。
Medi-Club+ 医療英語学習 (iOS/Android・無料/アプリ内課金あり)
医学生や研修医、現役医療従事者に特化した総合英語学習アプリとして評価の高いのが「Medi-Club+ 医療英語学習」です。私は医学部時代の仲間からすすめられて使い始めましたが、基礎医学を体系的に学び直すのにも役立ちました。
CBT形式(コンピュータ試験形式)のレッスン構成に合わせて作られているのが特徴で、学習内容が系統的かつ段階的に進みます。解剖学や生理学などの基礎から臨床応用に至るまで、広範囲をカバーしているため、医学生の方や勉強し直したい方にはぴったりです。
また、シャドーイングやディクテーション機能が充実しているのも大きな強みです。私も英語の音声を聞いてそのまま口に出してみたり、書き取ったりする練習を続けることで、リスニング力やスピーキング力が格段に向上しました。臨床シナリオに沿った問題を解くのも面白く、実際の診療風景がイメージできるので、モチベーションを保ちやすいです。
加えて、USMLEやTOEFL、IELTS対策などの機能もそろっているので、資格試験にも役立ちます。医療英語と一般的な英語試験対策の両方をまとめてカバーできるのはありがたいですね。無料で始められ、必要に応じて追加教材を課金できる方式なので、とりあえず触ってみる価値は十分あると思います。
English For Doctors (iOS/Android・無料/アプリ内課金あり)
「English For Doctors」は名前のとおり、医師向けの英会話フレーズ学習に特化したアプリです。問診や症状説明、薬の処方説明など、実際の診察場面で頻繁に使う表現がカテゴリ別にまとめられています。
自分も研修医として患者さんと英語で会話する場面が想定されたときに急いで勉強したのですが、**「このフレーズ、まさに欲しかった!」**という表現をスムーズに検索できたのでかなり重宝しました。各フレーズにはネイティブ音声があり、イントネーションのニュアンスまでつかみやすいです。
初心者向けの解説も丁寧で、「初心者を置いてきぼりにしない」作りが好印象でした。患者とのリアルな対話形式で練習できるので、学んだ表現をそのまま実践に移しやすいのが最大の特徴だと思います。
現場でありがちな表現を重点的に学べるため、短期間でとにかく現場対応力を上げたい医師におすすめです。基本機能は無料ですが、各診療科に特化した追加コンテンツはアプリ内課金となっています。本格的なシーン別対策をしたい方は課金を検討しても良いかもしれません。
ナースワード (iOS/Android・無料)
最後にご紹介するのが「ナースワード」で、こちらは名前のとおり看護師向けの医療英語辞書アプリです。看護現場で使われる処置名や疾患名などを幅広く網羅しており、日本語から英語、英語から日本語への双方向検索が可能です。
私自身は看護師ではありませんが、看護師仲間に試してもらったところ、とても使いやすいと好評でした。シーン別の英語例文集もあり、すぐに使えるフレーズを参照できるのが魅力です。看護師さんは患者さんとのコミュニケーションが多いので、英語を介してケアをするために実用的なワードやフレーズを調べられるのは助かるという声をよく聞きました。
アプリ内から看護師向けの転職サイトへアクセスできるなどキャリア支援サービスもあり、看護分野に特化したユニークさが光ります。完全無料というのもうれしいポイントです。発音音声がついていないのは残念ですが、別のリスニング教材と併用すれば十分カバーできます。
まとめ&私の体験談
英語学習といえば単語帳や問題集を使った昔ながらの方法を思い浮かべるかもしれませんが、医療英語となると実践的な場面が想定されるケースが多いため、アプリの音声やクイズ機能が役立ちます。とくに通勤時間や仕事の合間などのスキマ時間を有効活用したい人には、アプリ学習はまさに最適解だと感じています。
私自身も、学生時代や研修医時代は時間と体力が限られていました。「毎日コツコツ学びたいけれど、まとまった時間が取れない」というジレンマを常に抱えていましたが、これらのアプリのおかげで少しずつ英語力を高めることができました。
もちろん、どのアプリも一長一短があります。**「基礎英語力を高めたい」ならシンプルなクイズ形式のアプリが合いますし、「より専門的な表現までまとめて網羅したい」なら大容量データベースのアプリが適しています。また、「スピーキング力を強化したい」**ならシャドーイングやディクテーションを取り入れたものを選ぶと良いでしょう。
また、この記事でご紹介したアプリは全てすでにリリースされており、iOSやAndroid端末で実際にインストールできるものです。今後もアップデートや新機能追加が行われる可能性があり、さらに使いやすさが向上するかもしれません。
医療英単語アプリおすすめ情報まとめテーブル
ここではご紹介したアプリをテーブル形式にまとめて、特徴を分かりやすく整理します。比較検討の参考にしてください。
アプリ名 | プラットフォーム | 料金 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
Medical Terminology Mastery | iOS/Android | 無料(アプリ内課金) | 約1,300語収録。クイズ形式で初心者向け。基礎固めに最適 |
MosaLingua Medical English | iOS/Android | 有料(買い切り) | 5,000語以上の豊富な専門用語。間隔反復で効率学習。発音音声つき |
MediLingo | iOS/Android/PC | 無料(上級コンテンツはサブスク等) | 多職種対応で分野が幅広い。ゲーム感覚かつマルチプラットフォーム。AI活用機能 |
Medi-Club+ 医療英語学習 | iOS/Android | 無料(アプリ内課金) | CBT形式で基礎~臨床までカバー。シャドーイングやディクテーション機能が充実。試験対策にも活躍 |
English For Doctors | iOS/Android | 無料(アプリ内課金) | 医師向けに診察場面の英会話フレーズ特化。ネイティブ音声とシナリオ練習 |
ナースワード | iOS/Android | 無料 | 看護師向け英語辞書アプリ。処置名や疾患名、例文検索に便利。発音音声は非対応 |
私が感じた評判と口コミ
実際の評判や口コミも、SNSや医療従事者のコミュニティで調べてみました。多くの方が「隙間時間でコツコツできるから続けやすい」という声をあげており、それぞれ自分に合ったアプリを使っている印象でした。
- Medical Terminology Mastery: “シンプルで使いやすい” “基礎単語を短時間で固められた”
- MosaLingua Medical English: “本格派におすすめ” “発音が勉強になる” “コストはかかるがその分の価値あり”
- MediLingo: “ゲーム感覚でストレスなく続けられる” “PCとスマホで学習履歴を共有できるのが嬉しい”
- Medi-Club+ 医療英語学習: “資格試験対策までカバーできて便利” “実際の場面を想定した練習が役立つ”
- English For Doctors: “急に英語が必要な診療科に回ったので助かった” “音声を何度も聞いてフレーズを覚えられる”
- ナースワード: “日常的に看護業務で使う英単語検索がスムーズ” “完全無料なのがありがたい”
自分がどの分野でどのくらい英語が必要なのかを考えつつ、目的に合ったアプリを選ぶと失敗が少ないでしょう。
おわりに
医療英単語アプリを活用することで、医療従事者としての英語力を効率的にアップできます。専門用語から実際の患者対応フレーズまで幅広く学べるため、国際化が進む医療現場での対応力が格段に増すはずです。私も留学を考えている時期にアプリを活用し、多くの専門用語を無理なく習得できました。
大切なのは継続です。最初に欲張りすぎて難しいアプリから始めると挫折しやすいので、まずは「Medical Terminology Mastery」など無料のアプリを試して学習習慣をつけましょう。慣れてきたら「MosaLingua Medical English」のような有料アプリでさらに専門的な語彙力を伸ばすのも一つの選択肢です。
看護師の方なら「ナースワード」のように自分の業務に直結した辞書機能を重視するのも良いと思いますし、医師の方であれば「English For Doctors」で診察現場を想定した英会話フレーズを学ぶと効果が高いでしょう。どのアプリもメリットが異なりますので、興味が沸いたものからぜひ始めてみてください。
医療 英単語 アプリを上手に活用して、あなたのキャリアや学習をより充実させていただければ幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考URL
以上が私の体験と、医療英単語アプリに関する網羅的なおすすめ記事になります。医療現場における英語の需要は今後ますます高まると予想されています。日常業務の合間でも学習を続けられるアプリは、忙しい医療従事者にこそぴったりです。
それでは、素晴らしい英語学習ライフをお送りください。