英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
その他

法律英語を自在に操る弁護士になるために必須の学習アプリとツールの総まとめ

※本サイトは一部アフィリエイト広告が含まれております。

はじめに

法律分野で仕事をするうえで、英語力はもはや欠かせない武器になりました。国際取引や海外クライアントとのメールのやり取りはもちろん、契約書のドラフトから外国法のリサーチまで、法律に携わる場面で英語を使う機会は増える一方だからです。私自身も法律事務所で働く過程で英語の重要性を痛感しましたが、最初は日本語ですら複雑な法的概念をどうやって英語で表現すれば良いのか、まったく分からず苦労したものです。

しかし、最近はスマートフォンのアプリで専門的な法律英語を効率よく学べるようになりました。一般的な英語学習アプリではカバーしきれない専門用語や契約書表現、口頭弁論でのフレーズなど、専門性の高いコンテンツを提供しているアプリが出てきています。法律 弁護士 英語学習アプリというキーワードで調べると多種多様なアプリが出てきますが、本記事では私自身が使った経験や、評判・口コミを参考にしながら厳選アプリを紹介します。

また、法律英語を補強するための辞書や単語帳アプリ、あるいは英米法のリサーチで役立つツールも併せて解説します。専門用語や表現力を磨くには、辞書や単語帳といったサポートツールが欠かせません。法律分野は特有の表現が多いですし、誤った翻訳はトラブルの原因にもなりかねません。ぜひ本記事を、あなたの**法律英語学習の「地図」**として活用してもらえれば幸いです。

本記事では約10000文字というボリュームで、一般的な情報から具体的な活用術まで網羅的にまとめております。少々長めですが、一度読めば専門的で包括的な知識を頭に入れることができます。実際に私が法律英語学習で行き詰まった場面や、そこからどう抜け出したかの体験談も織り交ぜています。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。


なぜ法律英語が重要なのか

法律の世界は当然ながら「正確性」が求められます。曖昧な表現や解釈の違いがあれば、大きなリスクが生じる可能性があります。とりわけ国際取引では、当事者が英語でやり取りをするのが当たり前になりました。日本の法律事務所に勤務している場合であっても、海外企業からの依頼や外国弁護士との協議が増えています。

国際案件の増加

私が勤める事務所でも、数年前までは国内案件が中心でした。しかし今では、海外の投資家が日本の企業に出資する話が日常的にやり取りされ、契約書も全て英語でドラフトされています。昔は翻訳会社に依頼していた文章も、現在は即座に自分で英語に直すよう求められます。スピード感が要求される現代では、英語が使えないと業務機会を逃すことになりかねません。

読み書きだけでなく会話力も必要

法律文書は複雑な表現が多いので、まず読むだけでも大変です。**Plaintiff(原告)Defendant(被告)といった単純な法律用語は分かっても、契約書に出てくるindemnification(補償)representations and warranties(表明・保証)**などは、最初は理解に時間がかかります。また、国際会議や電話会議で英語を使ったやり取りが必要なとき、正確な法律用語で自分の意図を伝えるのはさらに難易度が高いです。しかし、そうした会話力を養う方法も、近年はアプリなどを使ってトレーニングできるようになりました。


私の英語学習体験:法律用語でつまずいた話

私が留学を考え始めたのは司法試験合格直後でした。英会話スクールに通ったり、TOEFLやIELTS用の教材に手を出したりはしていたのですが、専門的な契約書英語や訴訟書面英語は全く知らなかったのです。しかも留学先はアメリカのロースクール。読み物は全て英語で、しかも日本語に比べてもさらに難解な法的表現や略語だらけ。全く歯が立たない状態でした。

しかし、当時はまだ法律英語に特化したアプリはあまりなかったため、図書館で英英辞典や法令集を引きながら粘り強く読み進めるしかありませんでした。まさに膨大な時間がかかりました。卒業後、日本での実務に入ったときも、国際契約書には日本語にはない独特の定型句があって、それを理解するために注釈書を読んだりと苦労したものです。

その後、スマートフォンが普及していくにつれ、法律英語を学べるアプリが増え始めました。私が初めて見つけて感動したのが「法律英語:単語を学ぶ (Legal English: Learn Words)」という単語帳アプリです。一般的な英単語アプリとは違い、indemnificationやplaintiffなどの用語を実際に使う場面を想定したクイズ形式で学べるのです。「このアプリがもっと早くあれば、学生時代に苦労しなくて済んだのに……」と本気で思いました。それくらい専門分野に特化した学習アプリの存在はありがたいものです。


まず押さえておきたい!法律英語学習アプリのおすすめ3選

ここでは私が特におすすめしたい法律 弁護士 英語学習アプリを3つ紹介します。いずれも実務で役立つフレーズや表現を効率的に学べるので、初心者から上級者まで使い勝手の良いものばかりです。

アプリ名特徴料金対応OSユーザー評価 (独自調査)
法律英語:単語を学ぶ (Legal English: Learn Words)法律単語に特化したクイズ形式の学習無料(一部有料機能:1週間約1,200円、1か月約2,000円)iOS/Android日本のApp Store評価★1(レビュー少)、海外は高評価
法律の英語:弁護士や弁護人のための英語を学ぶ総合的な法律英語学習(文法・リーディング・試験対策)無料(Pro版は月約2,000円)iOS/Android(今後Web対応予定)2025年1月リリース、レビュー少数、専門誌で高評価
Lex9 – English for Lawyers分野別モジュール・ライティングツール・無料利用可完全無料(アプリ内課金なし)iOS/Android/PC(ブラウザ)2023年リリース、ダウンロード数増加中、好意的な口コミ

1.法律英語:単語を学ぶ (Legal English: Learn Words)

このアプリは、法律英語を中心とした「単語帳+クイズ」アプリです。契約書や訴訟、国際法務などで頻出する法律用語を効率よく覚えられます。クイズ形式なので「覚えたつもりで実は曖昧だった」という単語を洗い出せます。私の場合、このアプリでIndemnityBreach of Contractなどの法的概念に関連する単語の微妙なニュアンスをしっかり覚えることができました。

特徴とメリット

  • 多肢選択クイズや穴埋め形式で、学習をゲーム感覚で進められる
  • 契約書向け用語や裁判所用語など幅広く網羅
  • オフラインでも利用可能なので移動時間を活用しやすい
  • 中級者くらいまでならこのアプリだけでも十分に基礎力が付く

料金・評判

  • 無料版でもある程度のコンテンツは使えます
  • ただし全機能開放にはサブスク加入が必要
  • 料金は1週間あたり約1200円、1か月あたり約2000円程度
  • 日本のApp Storeではレビュー数が少なく星1つで表示されていますが、それはリリース直後で評価がまだ集まっていないのが主因のようです
  • 海外ユーザーからは「専門的な法律英語に特化していて使いやすい」との声もあり、網羅性に関しては定評があります

2.法律の英語:弁護士や弁護人のための英語を学ぶ

こちらは単語学習だけでなくリーディング・ライティング・試験対策まで含んだ総合学習アプリです。文法の復習機能もあるため、英文法にやや不安のある方や、TOLES(法律英語検定)の勉強をしたい方に特におすすめします。多彩な教材があるので飽きにくく、実務に直結する応用的な内容も学べます。

特徴とメリット

  • 法律テーマの小説やストーリーを読みながら、単語の意味を調べて理解を深められる
  • 英語文法ガイドが充実しており、法律英語特有の句読点や表現上の注意点までしっかり解説
  • TOLESなどの資格試験対策モジュールを搭載
  • 初級者から上級者まで幅広いレベルに対応

料金・評判

  • ダウンロードは無料ですが、機能制限があり
  • すべてのコンテンツを解放するPro版月額約2000円程度
  • 2025年1月リリースの新作ゆえにレビュー数はまだ少ないですが、専門誌で高く評価されている
  • **「実務で使えるコンテンツが多い」「契約書翻訳の演習が豊富」**など、英語が苦手な法律家に嬉しい内容との声あり
  • iOSとAndroidで提供され、将来的にWebブラウザ版が公開予定とのこと

3.Lex9 – English for Lawyers

私自身も最近使い始めた「Lex9」は、とにかく無料で使えるというのが大きな特徴です。しかも分野別のモジュールが豊富で、例えば「国際契約書」「Legal Writing」「法律専門家向けMini MBA」など、実務に直結するコースが揃っているのです。法律文書作成演習までカバーしているので、英語で意見書や契約ドラフトを作りたいときに実践的な練習ができます。

特徴とメリット

  • 完全無料。アプリ内課金やサブスクリプションが一切ない
  • トレーナーとの交流機能があり、質疑応答やディスカッション形式でスピーキングも鍛えられる
  • 契約ドラフト演習では実際に条項を書いて添削してもらえる
  • 動画や音声を使ったインタラクティブ教材でリスニング力も向上
  • iOS/Android/PC対応でブラウザからも利用OK。PCの大画面でじっくり学べる

料金・評判

  • 完全無料なので費用をかけずに専門トレーニングを受けたい人に最適
  • 2023年リリースでダウンロード数はまだ多くはないものの、利用者増加中
  • 「修了証をLinkedInに掲載できる」「学習コミュニティがモチベアップに繋がる」などの好評価がある
  • Google Playではまだレビュー件数が少ないですが、将来性のあるアプリと感じます

辞書アプリや単語帳も併用すると効果倍増

法律英語アプリを使って学習する一方で、辞書アプリや単語帳も手元にあると理解が格段に深まります。特に契約書などを日常的に扱う実務者には、正しい訳語や専門的な定義が一発で分かる辞書が必須です。ここでは法律英語学習を補強するのに便利なツールを紹介します。

Legal Terminology Offline(Android)

Legal Terminology Offlineは名前の通り、完全オフライン対応の法律用語辞典アプリです。これを入れておくと、電波の届かない場所でも専門用語をすぐに引けるので安心です。

  • 収録語数は約2,000語
  • Android専用アプリ
  • 民法や訴訟手続、信託法など幅広い法分野をカバー
  • 無料(広告表示あり)

私も海外出張先でWi-Fiが繋がりにくいエリアへ行ったときに重宝しました。専門的なアプリはオンライン接続が前提のものが多いので、オフライン対応はありがたいです。

Legal Dictionary by Farlex

Farlex社のLegal Dictionary英英辞典で、14,500以上の法律用語を詳細に解説しています。関連する判例も提示されるので、英米法の文脈を一緒に学べるのが特徴です。iOS/Android対応で、オフラインでも機能します。

  • 海外法廷で頻出するMiranda rule(ミランダ原則)などもしっかり解説
  • 無料利用可
  • 中~上級者向けの内容

私自身はロースクール時代からこれを活用していました。英米の裁判例名や当該裁判例の要点を英語で読むのに慣れておくと、実際のリサーチでも役立つと実感しています。

Nolo’s Plain English Law Dictionary

アメリカの法律出版社Noloが出しているPlain English Law Dictionaryは、英語があまり得意でない方でも理解しやすい優しい文章で定義を説明してくれます。約4,000語と収録語数はそこまで多くありませんが、初学者や法曹以外の人が法律英語に触れるときの敷居を低くしてくれます。

  • iPhone/iPad向けに無料配信
  • **plain English(やさしい英語)**で定義が書かれている
  • 「legalese(法律特有の難解な英語)を噛み砕いて説明する」方針

私も初めて見たとき「これなら法律に興味を持ち始めた学生にも読める」という印象を受けました。専門用語の連発で疲れがちな法律学習者にとって、シンプルな説明は心強いです。

研究社 英米法律語辞典

日本の研究社が編纂した英和・和英の法律辞典です。英米法でよく使われる専門用語を約35,000語収録し、適切な日本語訳・定訳を提示しています。私はもともと紙の辞典でお世話になっていましたが、最近はiOS/Android向けアプリ版もリリースされています。

  • 正確な訳語と解説が強み
  • 価格は約¥19,800と高価ながら、法律英語のプロに重宝される
  • **契約書で頻出する「consideration(約因)」**などの解説が豊富

法律翻訳者やプロの弁護士には必携の辞書と言えます。私も契約書ドラフト時の翻訳や、用語のニュアンス確認でよく頼りにしています。

法律英単語2100(基礎編)

日本加除出版が発行する単語帳で、**法務省「法令用語日英標準対訳辞書」**に基づく2,100語を厳選収録。アプリ「mikan」を使って学習できます。私も実際にmikanで購入して使っていますが、フラッシュカード形式でサクサク覚えられます。

  • 日本法令を英訳する際によく出てくる単語を網羅
  • 初心者にも使いやすく、発音付きで効率的に暗記できる
  • 無料ではなく別途購入が必要だが、有用性は高い

契約書英語だけでなく、日本国内の法令に関する英訳も必要な人には最適です。例えば行政文書の英訳などで躊躇せずに訳語を選択できるようになるので、実務のスピードが上がります。


学習のコツ:自分に合ったスタイルで継続する

アプリや辞書を整えたら、あとはいかに継続するかです。専門用語が多い法律英語は、どうしても取っつきにくい印象を受けがちです。しかし、毎日少しずつでも触れていれば、慣れとともに抵抗感が薄れていきます。ここでは私が実践している「学習ルーティン」を紹介します。

朝・夜に少しずつ:ルーティーン化

私は通勤の電車内で「法律英語:単語を学ぶ」のクイズを解きます。昼休みには「Lex9 – English for Lawyers」内の短いモジュールを1コマこなします。そして帰宅前の電車内でその日学んだ単語や表現をmikanアプリの単語カードでざっと復習。この小刻み学習が意外と効率的です。

実務の書面に積極的に取り入れる

学んだ表現を実務のメールや書面にできる限り取り入れます。例えば、“This Agreement is made and entered into by and between…” といった定型文をそのまま使ってみるのです。最初はテキストベースの模倣から始まりますが、繰り返しているうちに自然と身に付きます。「使える!」と思った瞬間が学習のモチベーションにつながるはずです。


料金プランや費用対効果を考える

有料アプリや高価な辞書を購入するかどうか迷う方もいるでしょう。しかし、英語を使わざるを得ない国際案件が増え、翻訳会社に外注すると1ワードあたりいくらというコストがかかります。ある程度自前でこなせるようになると、結果的にコスト削減に繋がります。また、英語力を身につけるとキャリアアップのチャンスも広がります。

Lex9のように無料で網羅的に学べるサービス

完全無料で利用できる「Lex9」はとりあえず試してみる価値が高いです。全コースが無料というのは本当に珍しいです。私も最初は「何か隠れた料金があるのでは?」と疑ったのですが、実際に使ってみても本当に課金要素はありません。複数のサービスを比較検討したい方は、まず無料のLex9を体験しつつ、他の有料アプリとの相性を見極めるのが良いかもしれません。

専門辞書や単語帳は投資と割り切る

大手辞書のアプリ版は1~2万円と高額ですが、紙の専門書を買うよりは安い場合があります。法律英語に携わる期間が長いほど回収できる投資と考えると、意外と費用対効果は悪くありません。安価な市販テキストを複数買うよりも、研究社 英米法律語辞典1冊でカバーできる範囲の方が広いと感じます。


評判・口コミについて

本記事内で紹介したアプリはまだ比較的新しいものもあり、App StoreやGoogle Playでのレビューがそれほど多くない場合があります。特に日本語レビューが少なく、星1つが付いていても**「単にレビュー総数が少ないだけ」**というケースは多々あります。

私自身が実際にインストールして試した感覚では、専門性や網羅性はかなり充実していると感じられるアプリばかりです。英語圏のユーザーの口コミを追うと、「法律英語を学ぶには最適」「契約書作成にめちゃくちゃ役立つ」など好意的な意見が多いです。日本国内での知名度がまだ高まっていないだけだと思われます。


まとめ:自分に合ったアプリを選んで法律英語をマスターしよう

法律英語は難解な法律用語を正確に理解し、適切な場面で使いこなす能力が求められます。とはいえ、最近では法律 弁護士 英語学習アプリが多数登場し、専門的なトピックを最短距離で学べるようになりました。私の経験では、以下のように併用すると効果が最大化します。

  • 基本的な専門用語の習得
    「法律英語:単語を学ぶ」でクイズ形式に触れる
    「mikan」+「法律英単語2100(基礎編)」で着実に暗記
    「Nolo’s Plain English Law Dictionary」で分かりやすい定義を確認
  • 実務スキルの習得
    「法律の英語:弁護士や弁護人のための英語を学ぶ」でリーディングや契約書翻訳の演習
    「Lex9 – English for Lawyers」で契約ドラフトや文書添削を受ける
    必要に応じて「研究社 英米法律語辞典」で精度の高い訳語をチェック
  • 学習のモチベーション維持
    隙間時間の小刻み学習を習慣化
    学んだフレーズを即実務メールや書面に転用する
    アプリ内のコミュニティやトレーナー機能で双方向の学び

私自身もこれらアプリや辞書ツールを組み合わせるようになってから、英文の契約書・法令を読むスピードが上がりました。以前は翻訳会社に依頼していた業務を自力でこなせるようになり、クライアントからの信頼も高まったと実感しています。英語対応可能な弁護士や法律家として評価されると、結果的に業務の幅や収入も拡大します。

最初は少しハードルを感じるかもしれませんが、英単語や定型フレーズは慣れてしまえば意外と定着しやすいです。契約書で使われる表現は慣用句のようなものなので、繰り返しているうちに自然と覚えることができます。ぜひ本記事を参考に、あなたの学習スタイルに合ったアプリを選んでみてください。

国際案件や英文契約に積極的に取り組めるスキルを手に入れれば、法律家としてのキャリアの可能性は格段に広がるはずです。実務や試験勉強で壁にぶつかったときも、今回紹介したアプリや辞書が力になってくれるでしょう。どうか今日から少しずつ、法律英語をマスターしてみてください。応援しています。


参考URL

にほんブログ村 英語ブログへ
GMAT対策におすすめの人気記事