「piece of cake」の意味を理解しよう
「piece of cake」は直訳すると「一切れのケーキ」ですが、スラングとしては以下のような意味で使われます。
- 簡単なこと、たやすいこと、楽勝
- 朝飯前、お茶の子さいさい
- 難なくできること、ほとんど努力が必要ないこと
つまり、何かを達成するのに苦労せずにできることを表現する際に使われるスラングなのです。
「piece of cake」の語源・由来
「piece of cake」がスラングとして使われるようになった理由は、ケーキを一切れ食べるのはとても簡単だからだと言われています。
ケーキ1ホールや2切れ食べるのは大変ですが、1切れならお腹が一杯でも楽に食べられる、というニュアンスから「簡単」という意味になったようです。
「piece of cake」の使い方・例文
「piece of cake」は会話やくだけた表現の中で使われることが多いスラングです。フォーマルな場面や目上の人に対しては使わないよう注意が必要です。
以下のような例文で使われます。
- This project is a piece of cake. (この企画は楽勝だ)
- 訳:このプロジェクトは簡単にできるよ。
- I am glad to help you. It was a piece of cake. (喜んで手伝うよ。朝飯前だから)
- 訳:喜んで手伝いますよ。私にとってはお茶の子さいさいですから。
- Finishing the job by tomorrow will be a piece of cake. (明日までに仕事を終えるのは簡単だ)
- 訳:明日までに仕事を終わらせるのは楽勝でしょう。
このように、「とても簡単」「楽にできる」というニュアンスを伝えたいときに「piece of cake」というスラングを使うことができます。
女性が使う際の注意点
「piece of cake」はくだけた表現なので、女性が使う際は特に注意が必要です。
親しい友人同士の会話なら問題ありませんが、ビジネスシーンや初対面の人に対して使うのは避けた方が無難でしょう。品位を疑われたり、軽薄な印象を与えてしまう可能性があります。
「piece of cake」の類語表現
「piece of cake」と同じように、「簡単」「楽勝」を表すスラングには以下のようなものがあります。
- as easy as pie (パイを作るくらい簡単)
- a walk in the park (公園を散歩するくらい楽勝)
- like taking candy from a baby (赤ちゃんからキャンディを取るくらい簡単)
例えば以下のように使います。
- Making the presentation was as easy as pie. (プレゼンを作るのはパイを焼くくらい簡単だった)
- This exam will be a walk in the park for you. (あなたにとってこの試験は公園の散歩みたいなものでしょう)
- Convincing him to join our team was like taking candy from a baby. (彼を説得してチームに入ってもらうのは赤ちゃんからキャンディを取るくらい簡単だった)
使う状況に合わせて、これらのスラングを使い分けると良いでしょう。ただし、「piece of cake」と同様に、フォーマルな場ではふさわしくない表現なので注意が必要です。
まとめ
英語スラング「piece of cake」の意味と使い方についてまとめると以下のようになります。
- 「piece of cake」は「簡単」「楽勝」を表すスラング
- ケーキ1切れを食べるのが簡単なことから、この意味になった
- 会話の中で「とても簡単」というニュアンスを伝えるのに使える
- くだけた表現なので、フォーマルな場や目上の人に使うのは避ける
- 類語表現に「as easy as pie」「a walk in the park」などがある
英語ネイティブのようにスラングを使いこなせると、会話がより自然で豊かになります。「piece of cake」を上手に使って、英語力アップを目指しましょう!
ただし、くだけ過ぎる表現は場と相手を見極めることが大切。スラングは友人同士の会話を盛り上げる調味料のようなものだと考えると良いでしょう。過剰に使うのではなく、ほどほどに効果的に使うのがポイントです。
以上、「piece of cake」の意味と使い方についてご紹介しました。英語学習の参考にしていただければ幸いです。