英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
ワーホリ

イギリスのワーホリYMS費用を経験者がまとめてみる。

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YMS(イギリスのワーホリ)の費用

ネット上で調べると、「最低100万は必要」「200万くらい欲しい」などいろいろな情報が出てきて「で、実際いくらなの?」と思う方がほとんどじゃないでしょうか。

私の経験上、結論から言うと、「実はネット上に書いてあることはどれも正解」です。
なぜなら、人によってかかってくる金額が違うから。
と言っては元も子もないので、「なぜ人によって金額が違うか?」について紹介していきます。

人によって異なる留学費用

ずばり、現在の環境や渡英する目的、英語力などが人によって違うからです。

例えば、社会人の方だと、

・渡英後に支払わなければいけない住民税はいくら?
・年金や生命保険は払い続ける?

など、どうしても学生よりもお金の話がつきまとってきます。

また、初めは語学学校に行く方が大半を占めているとは思いますが、
渡英する目的や現在の英語力によっても、語学学校の期間が変わってきます。

今少し例に挙げただけでも、金額が異なることがお分かり頂けましたでしょうか?
まずは、YMSを利用して渡英する場合必ず必要な費用についてご紹介していきます。

YMSでの留学者全員が必要な費用

絶対に必要なものは下記の費用です。

・ビザ申請費用(約37,000円※1)

最初に必要なのが、ビザの申請費用です。イギリスに在住するためには、勿論正式に移住するためのビザが必要です。その申請には申請費用を払う必要があり、これはイギリスに移住する人は全員払う必要があります。

・NHS保険料(約90,000円※1)

次に必要なのが、NHS保険料です。

NHS保険料とはイギリスに半年以上滞在する非ヨーロッパ国籍者が加入することを義務付けられている保険です。

滞在する上で義務付けられる健康保険付加料の支払いで、この保険に加入しなければYMSの対象者になることが出来ないです。YMSで渡英する人は必ず加入する必要がある保険なので、後ほど説明する海外旅行保険とは切り分けて考えた方が良いでしょう。

・航空券(片道90,000円前後)

マイルが溜まっている人や会社などが負担してくれる人は自己負担ではないのですが、YMSで個人としてイギリスにワーホリにいく場合は航空券費用も必要です。勿論、必要な費用は時期やエアラインによっても異なるのですが、大体片道90,000円から100,000円が航空券の相場です。

上手く格安航空会社のLCCで予約したり、早めのタイミングで予約することで費用は抑えることも可能です。YMSで行けることが決まったタイミングで航空券は探し始めた方が安く航空券を購入出来るのでオススメです。

・1か月程度の生活費(130,000円~)

ワーホリで渡英する場合はすぐに職につけるわけではなく、ほとんどの場合は現地に行ってから仕事を探す必要があります。もし、渡英前にすでに仕事が決まっているという場合は渡英後の収入で生活費はまかなえばいいのですが、そのようなケースはみる限りそこまで多くありません。

・必要な総費用:347,000円~

必ず必要なYMS留学の費用は347,000円〜です。勿論、上手く航空券や生活費などの変動費用を削っていけばさらに下げることも可能なのですが、念のために余裕を持ってこのくらいの費用は想定して準備しておいた方がいいでしょう。

※1 2019年3月申請時の費用
※2 2019年9月現在のレートで換算(約133円/£)

YMS留学にかかる費用は意外と安い?

意外に少ないな?と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、これは全員に共通してかかる費用になります。
生活費に関しては、家賃をかなり安めに抑え、外食をほとんどしないなど、
贅沢をしなければ生活ができるという程度の金額になります。

もしロンドンに住むことをご検討されているのであれば、
ロンドンは東京に比べ、家賃や交通費、外食費が2~3割高いイメージです。
しかし、食材などは日本と同じか日本よりも安いものもありますし、
こちらはパブ文化で、自分で飲む分は自分で支払うというスタイルのため、
日本の職場の飲み会に比べると、交際費が抑えられる方も多いかもしれません。

人によって異なるYMS費用

おそらく、みなさんここが一番知りたい部分なのではないでしょうか。
生活用品などを除き、思いつく限り記載していきます。

・語学学校の費用(約70,000円前後/月~)※1

英語が既に話せる人は必要がないのですが、ワーホリに行く人はほとんどが語学はそこそこではあるが、海外に移住したいという人なのではないでしょうか。その場合、まずは語学学校に通って現地での生活を出来るレベルまで語学力をあげる必要があります。

現地で仕事を探す場合も、語学力が低ければ、そもそも仕事が決まらない。 もし決まったとしても上手く仕事が出来ずにせっかく見つけた仕事を失ってしまうということも少なくありません。

語学学校は本当に費用がピンキリで、月7万以下の学校もあれば、倍以上する学校もあります。
ロンドンでは先生を目指している方の練習として、無料で英語の授業が受けられる学校もあるので、
予算オーバーという方はそちらを検討してみても良いかもしれませんね。

・海外旅行保険(約140,000前後/年~)

渡英するということは、日本の住民ではなくなるため、日本で有効だった様々な保険が全て使えなくなってしまいます。なので、海外移住用の保険に加入する必要があります。

必ず必要な経費で紹介したNHS保険料とは違い、海外旅行保険は現地での事故、障害、紛失など滞在中に必要になってしまった費用に対する保険です。

勿論、払わなくても良いのですが、その場合何か起こった時に自分で費用を負担しなくてはいけなくなり、内容によってはかなりの費用を要することも考えられます。日本よりも治安が悪く、何が起こるかも分からないワーホリなので、出来れば安心して滞在するために加入した方が良いでしょう。

NHSという無料で治療を受けられるイギリスの保険に入るため、人によっては加入しない方もいらっしゃるようです。
ただ、自分のかかりつけ医を見つけ、そこの病院へ行かなければならないなど、
いくつか制約条件があるため、個人的には最初の1年程度は加入することをおすすめします。

・携帯使用料(1,500円前後/月~)※1

生活する上で必ず必要とされるのが携帯電話の使用料です。携帯がなければ日常生活は勿論、仕事にも支障をきたす場合もあるので、ほとんどの人が利用することになるでしょう。

必要な費用は日本と比べてかなり安く、1500円前後で抑えることが出来ます。

携帯使用料に関しては、イギリスは日本に比べてとても安く、日本だと8000円以上する携帯費用、月額1500円前後で「通話/SMSが無制限、10GB」のプランに加入出来るものもあります。
そのため、SIMフリーのスマホさえ持参すれば、格安で契約することが可能です。

日本に比べると回線の速度や回線の安定感は低いですが、実際に現地で住んでいても致命的なほど不便を感じることはありません。

安い携帯費用はなるべく滞在費用を抑えたいYMS移住者にとっては良い情報なのではないでしょうか。

・住民税

住民税については、どのような仕組みで支払い額や期間が決まるかご存知でしょうか?
原則として、1月1日に居住していた市区町村に納めるものとなっています。
なお、支払い期間は該当年度の6月~翌年5月となっておりますため、
もし9月に渡英をした場合は、翌年5月までの住民税を納めなければなりません。
また、もう既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、
1月に渡英をするよりも12月に渡英をした方が住民税の支払い義務期間が少なることになりますね。
詳しくは、ご自身の市区町村のHPをご覧いただければと思います。


・年金

最後に年金ですが、実は納めても納めなくても良いことはご存知でしょうか?もちろん、納めなかった分は将来の受給額に影響してくることになります。

ただ、年金は「繰り下げ」て払うことができ、かつ、確定申告の控除対象になるため、 帰国後に日本で働くの予定の方は、お仕事をされているときに在英中の年金を納めることをおすすめします。”

・パスポート申請(有効期限が切れそうな場合)

パスポート申請の費用は、もし、パスポートを持っていない。もしくは有効期限が切れそうな場合はパスポートの取得、更新をする必要があるので、その費用も念頭においておいた方がいいでしょう。

 ※1 2019年9月現在のレートで換算(約133円/£)

最後に

ご自身にとっての予算が少しは見えてきましたか?

あくまで個人的見解なので、ご決定される際にはご自身でご判断下さいね。

素敵な渡英生活が送れますように!

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