英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
GMAT

GMATハイスコア獲得のための時間配分とアルゴリズム攻略!

GMATの出題アルゴリズム

MATH・VERBALの出題アルゴリズム

受験者の回答に応じて、コンピューターが問題の難易度を調整します。

結論から言ってしまうと、以下の2つを念頭におくことが非常に大事です。

  1. 前半に大体のスコアが決まる。
  2. 全ての問題を答え切らないとペナルティがある。

イメージは以下のサイトで紹介されている通りです。

わかりやすい動画もあったので紹介します(英語です)。

海外には公式PREPを使用して、正答の分布とスコアの関係を検証している方がおり、非常に参考になります。

(今と問題数が違いますが、アルゴリズムに大きな変更はないと思われます。)

(抄訳)

MATHの配点・採点

最初の10問を間違えて、残りの全問を正解した場合:38点
序盤の問題は全問正解し、最後の10問を間違えた場合:50点

序盤の問題は全問正解し、最後の7問を間違えた場合:50点
序盤の問題は全問正解し、最後の7問を選択しなかったまま時間切れになった場合:45点

VERBALの配点・採点

最初の6問を間違えて、残りの全問を正解した場合:33点
序盤の問題は全問正解し、最後の6問を間違えた場合:44点 GMAT Club ForumGMAT Prep Software Analysis and What If Scenarioshttps://gmatclub.com/forum/gmat-prep-software-analysis-and-what-if-scenarios-146146.htmlGMAT Club Forum

ただし、時間が足りないからといって、ランダムに後半の問題を切りすぎてしまうと、簡単な問題の誤解答によって、前半がまぐれと認識されて、点数が大きく下がる可能性もあります。

前半に時間を割いて高い正答率を取り、終盤は難易度が低い問題を落とさないことを意識して進めるのが大事です。

GMATの公式PREPと本番は同じアルゴリズムなので、必ず公式で感触をつかんだ上で本番を受けてください。

IRの配点・採点

IRは12問出題されて、概ね正答数に応じて評価されます。

具体的には以下の通りです。

点数正答数
8点9~12(*)
7点7~9(*)
6点(*)
5点6~8(*)
4点5
3点4
2点2~3
1点~1

基本的には6点以上あれば問題ないと言われているので、8〜9問程度を目指します。

AWAの配点・採点

AWAは6点満点で、コンピューター採点と人間採点の2つの観点から評価されます。

こちらは攻略法と密接な関係があるため、IR・AWAの攻略ページで詳細に説明します。

GMATの時間配分

MATH・VERBAL

1番ベースとなる基準は、試験時間に対する問題数です。

すなわち、MATHは1問2分(62分で31問)、VERBALは1問約1分50秒(65分で36問)です。

これを戦略に応じて割り振っていきます。

タイムマネジメント戦略を決めるにあたって、重要な要素は以下の2つです。

  1. GMATアルゴリズムを踏まえる
  2. 自分の得手・不得手を踏まえる

GMATアルゴリズムを踏まえる

前述の通り、前半を重視しつつ、後半は難易度が低い問題を着実に正答して、最後まで答え切ることが重要です。

ただし、最初の数問は比較的難易度が低く、暫くすると難易度が上がるため、細かいアジャストが要求されます。

自分の得手・不得手を踏まえる

例えば、VERBALでいえば、Critical Reasoningが苦手だが、時間をかければ正答率が上がる。

この場合、SCを少し早められるのであれば、CRに平均時間を多く割くべきです。

または、MATHで言えば、図形が苦手で、時間をかけても正答率が上がらない。

この場合、前半の重要なタイミングは丁寧に解くべきですが、後半は図形を切るべきです。

こういった得手・不得手を踏まえて、自分の戦略を立てていきます。

小技

自分なりのノウハウを身につけていくのも重要です。

私が小技として活用していたのは以下の3つです。

  1. 5問や10問ごとに目安の時間を決めておく
  2. 最大限使う(見切る)時間を決めておく
  3. (答えの確認に使うことを目的に)最低限使う時間を決めておく

1は、こまめに時間を見すぎるのは無駄が多いと感じ、ある程度まとめて確認できるように導入しました。

2は、MATHではまった時に総崩れになるのを回避するために導入しました。

3は、簡単なひっかけ問題の取りこぼしを防ぐために導入しました。

尚、模擬試験を受ける時は、必ず以下を使用して本番に近い環境を作っていました。Manhattan GMAT Test Simulation Booklet w/Marker (Manhattan Prep GMAT Strategy Guides)

余談ですが、上は水性ペンで記入するため、ウェット・ティッシュを使えば消えます。

私は気づくのが遅れ2セット購入しました・・・。エリエール ウェットティッシュ 除菌 アルコールタイプ ボトル 本体 100枚 除菌できるアルコールタオル

無駄遣いはあったものの、いずれの小技も有効でした。

ぜひご自身にあった方法を編み出してみてください。

IRの時間配分

IRは、目標点に到達する範囲で、如何に捨てる問題を選ぶかが鍵です。

複数のタブがある問題(Multi-Source Reasoning)は、解答の根拠が散っており、時間がかかる事が多いため、私はスキップしていました。

ただし、1度の試験で、Multi-Source Reasoningが2度出ることもあり、その時は点数が下がり過ぎるのを防ぐために2つめを正答していました。

https://www.mba.com/global/the-gmat-exam/gmat-exam-format-timing/integrated-reasoning/ir-sample-question-types.aspx

AWA

基本的に、TOEFLライティングと同様です。

まずフォーマットの入力、又は論点の整理をして、残った時間で内容を詰めていきます。

私は先にフォーマットを大体2,3分で打ち込んだ上で、5分頃まで論点の整理をして、残りの25分間で内容を詰めていく時間配分でした。

まだGMATに全く手をつけていないという方は下記の書籍から始めることを推奨します。新テスト対応版 MBA留学 GMAT完全攻略

以上です。

皆様のスコアメイクに少しでも役に立つことを祈っています。

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