英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
IELTS

IELTSスピーキングで純ジャパが7.5を最速で取るための対策と勉強方法

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IELTSスピーキングの問題形式

IELTSのスピーキングテストは以下の3つのパートで構成されています。試験時間は14-15分で終わり、その中で日常会話への受け答え、自らの考えを伝える力、そして、議論する力をみられます。

Part1: 自分自身や日常会話についての質問に答える

Part1では、自分自身の自己紹介や家族、出身地、趣味といったような簡単な日常会話の質問がされます。特に難易度の高い質問は出ず、聞かれるパターンもある程度決まっています。

なので、過去問から頻出する問題の対策をし、日常的に英語で表現する練習をしていれば、ある程度スコアが取れるパートです。

Part2: 特定のトピックについての考えをまとめてスピーチする

Part2はPart1よりも難しいトピックが出題されます。さらに、1つの質問への回答ではなく、いくつか与えられた項目についてスピーチをしなくてはいけないので、考えをまとめ、伝えるスピーチの力が試されます。

Part2はよく出るトピックのベースの知識をつけつつ、いかに演習をこなして、問題の読み取り、回答のプランニング、そのスピーチを自分のモノに出来るのかが鍵になります。

Part3: 特定のトピックについてディスカッションをする

最後のPart3は特定のトピックについて議論するパートです。Part2で出されたテーマと関連した内容が出題されます。

このパートは試験官と会話をしながら解くので、暗記では全く乗り切れず、しっかりと練習をしてスピーキングの能力をつけていなければ議論が成り立たずスコアを取ることができません。

TOEFLのスピーキングは機械に話すので、こういった双方向のスピーキングはないので、テンプレートや暗記でなんとかなりますが、IELTSは人間との会話の中でスコアがつけられていくので、英語の力を高めないとスコアを上げることが出来ません。

Part3はPart2と同じように背景知識をつけることは勿論、様々なトピックで外国人と双方向の会話や議論をし、ディスカッションの実践を積むことがもっとも効果的な対策になります。

スピーキングテストの採点基準

IELTSスピーキングテストは以下の4つの基準で採点されます。

流暢さ/一貫性 – Fluency & Coherence

最初の採点基準が流暢さと一貫性です。スピーキングをする中で話すことに止まってしまったり、話している内容がグチャグチャにならずに、いかに流暢に一貫した内容を伝えていけるかが鍵になります。

Part1だと聞かれている質問に対してクリアかつシンプルに答える力。Part2は聞かれているトピックと問いへの答えを整理して伝える力。Part3はトピックと論点と失うことなく、質の高い会話のキャッチボールをすることが重要になります。

語彙 – Lexical Resource

2つ目は語彙です。小学校や中学校などで学ぶような基本的な英単語しか使っていなかった場合、語彙のスコアは低くなります。

いかに、高度な単語や表現を暗記し、会話の中で上手く使っていくのかがハイスコアを取得する鍵になります。

文法 – Grammatical Range & Accuracy

3つ目が文法です。文法については、文章の作り方に文法のミスがない正確さ(Grammatical Accuracy)と、様々な文法(副詞、分詞、形容詞、接続詞、時制など)を駆使して伝えられるかという(Grammatical Range)が問われます。

しっかりと英語の基本を身につけた上で、スピーキングの場でもミスなく表現することが重要になります。Rangeについてはスピーキングで実践する前にライティングで様々な文法表現を出来るようにした上で実践を繰り返すのが効果的です。

発音 – Pronunciation

最後が発音です。日本人が苦手なのが発音ですが、しっかりと発音記号や単語の発音、繋がりを意識して練習することで伸ばすことが出来ます。

ネイティブに近い発音をするのは時間がかかるので、まずは単語の発音など基本的なミスがないように、単語を覚えるわけではなく、その音も一緒に学ぶことが重要です。

その上でネイティブにフィードバックを貰いながら、自分の発音の中で伸び代があるポイントのフィードバックを貰いながらスピーキングの練習を繰り返すことが重要です。

IELTSスピーキング:パートごとの対策

IELTS Speaking Part1

Part1でまず大切なのが、過去問から質問内容のリストを作り、それぞれへの自分の回答を準備して対策することです。

Part1は他のスピーキング問題と比較して、しっかりと対策して暗記をすることで、かなりスコアは底上げ出来るPartなので、いかにここでしっかりとスコアを積み上げるかが全体でハイスコアをとる上で重要になります。

Part1では聞かれる内容がある程度限られているため、過去3年分ほどの過去問の内容の回答を磨き込めば、ある程度の問題に答えることが出来るようになります。

その中で、自分はどのような項目が苦手なのか(たとえば、スポーツ、音楽、旅行など)を見つけた上で、苦手な項目については聞かれそうな質問と回答を考えて、それへの回答を作っていってください。

実際に作った回答を文字だけではなく、声に出して、文法や発音、流暢さを意識しながら伝えるのも効果的です。

このときにボイスレコーダーなどで取って不自然なところがないように練習するのがオススメです。

IELTS Speaking Part2

Part2はトピックとそれに関する質問がカードで与えられ、それについてスピーチをする内容です。

まずは、メモ力を上げることが重要です。ただ、そのカードを見てすぐに話すのは難しいので、メモに要点を英語で書いてみてください。その上で、それに沿ってスピーチをしていきます。本番でもメモを取ることは許されています。

そして、スピーチをする前に、まずはライティングで文章におこしてみてください。一度書いた上で見直して、文法のミスや内容を修正した上で自分の回答にしてください。ライティングで上手くかけない場合は、当然スピーキングでも話せないので、最初はライティングで練習するのが効果的です。

その内容をボイスレコーダーに取って話してみてください。それを再生した上で、文法、発音、表現など自分自身で課題を見つけて改善していきます。以外と自分の声を聞くと気づけていなかったことが気づけます。

ある程度その練習を繰り返した上で実際にライティングのプロセスを省いて、本番と同じように、メモ→スピーチ(+録音)→振り返りを繰り返してください。

このとき、メモで聞かれているポイントそれぞれ1分ほどのスピーチにまとめてトータル4−5分に抑えるようにしてください。

予備校やオンライン英会話が利用出来る人はスピーキングは必ず利用した方が良いです。客観的なフィードバックを受けないと、中々スピーキングは伸ばしづらいです。

IELTS Speaking Part3

一番難易度の高いのがPart3です。それは他のスピーキングパートに比べて双方向性が高いことが大きな理由です。さらに、専門的な内容を議論することで、難しい内容になり、会話についていく力も必要とされます。

Part3では、いかに背景知識をつけられるかが鍵になります。出題されるテーマはある程度限られており、その限られたテーマで論点になるトピックやそれに対してどういう意見があるかを頭に入れておけば、会話する中である程度議論の内容や方向性を予測することができます。

論理をスイッチする接続後や表現を豊かにする副詞など説明する上で必要な英語表現はしっかりと暗記することをオススメします。暗記することで試験官の伝えている内容のポジションもわかりやすくなりますし、自分が伝える際も伝える幅が広がり、スコアを上げやすくなります。

議論が進んでついていけなくなりそうなとき、また分からなかったときには、上手く自分のペースを作ったり、分からないということを認めた上で上手く聞き返すことも重要です。ここでそのときのペースに飲み込まれてしまうと、スコアが下がる一方になります。

最後に

いかがですか?日本人が最も苦手とするIELTSのテストがスピーキングです。リーディングとリスニングはある程度対策すればスコアメイクが出来るので、いかにスピーキングでスコアを底上げ出来るかがOverallでハイスコアを取る鍵になります。

ハイスコアを取るために4つの採点基準を理解して、それに合わせた対策と実践を繰り返し、スピーキングの力を伸ばして少しでも高いスコアを取ってください。

その中で参考書や問題集などの教材、そしてオンライン英会話や予備校などの教材を駆使して練習を繰り返すことが大切です。

大切なのは、テストのルールを把握し、それに合った解法戦略を立てる。その上語彙、文法、背景知識など必要な情報を効率的にインプットし、それを実際のスピーキングの練習の場でアウトプットすることでスピーキング力を磨きこんでいくことです。

必ず努力を繰り返せばハイスコアを取ることができるので頑張ってください!

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