英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
IELTS

IELTSリーディングで7.5を獲得するための対策と学習教材

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ハイスコアを取得するために重要なリーディング

日本人が最もスコアを取りやすいIELTSのパートがリーディングです。日本人はインプット型の英語教育を受けており、ほとんどの人が英文を読むことは受験勉強などで訓練を受けているので、しっかりと対策をすればすぐにリーディングを取れるようになる受験生が多いです。

スピーキングやライティングなどのアウトプット型のパートは他の国に比べて英語を使う機会が少ない日本人にとっては他の受験生と差をつけることは難しいです。なので、日本人がIELTSでハイスコアを取る戦略として、リスニングとリーディングで高得点を獲得することが重要になります。

本日はそのリーディングテストでハイスコアを取るための秘訣を紹介します。

IELTSリーディング問題の出題形式

IELTSのリーディングでは40問のリーディング問題が出題されます。3つの英文が出題され、1つ目の英文が一番簡単で、進めば進むほど英文のレベルが上がっていきます。試験時間は1時間で、その60分の中で3つの英文の読解と、それぞれの英文に紐づく設問の解答をしていきます。

英文は新聞、雑誌、看板など様々なジャンルから出題されます。トピックは専門的な内容であることがほとんどです。3つの英文の内、少なくとも1つは論文など、かなり難易度の高い英文が出題されます。英文だけではなく、グラフやプロセス図などが一緒に出てくることも多く、英文を読み取る力に加えて英文の図を読み解く力も必要とされます。

それぞれの英文の文字数は大体700文字から1000文字程度で、全て合わせた文字数は2500文字前後のことが多いです。

回答は選択問題だけではなく、記述問題も出題され、鉛筆で回答用紙に答えを書いていきます。この時に必ずしも消しゴムを使う必要はなく、横線で消すことも許されています。なので、時間がないときは消しゴムではなく、横線で決して回答を書くのがオススメです。

リーディングで必要とされる英語力

単語力を増やして英語のベースを作る

まず、リーディングでハイスコアを取る上で英単語が分からなければ話になりません。必ず、英単語は何よりも力を入れて暗記するようにして下さい。このときに、しっかりとIELTSで出題される英単語にフォーカスして単語を学習する。そして、単語をただ暗記するだけではなく同義語も覚えることが効果的です。

文法・構文力をつけて英文理解の力を高める

次に重要なのが、英文を正しく理解していく文法・構文力です。それらを正しく理解出来ていなければ、ただ英単語を追うだけになり、正しくその文章の内容や展開を理解することが出来ません。

TOEICなど初歩的な英会話の力が求められる試験ではそれでもある程度の得点は取れますが、IELTSではアカデミックな英語力が試されるので、本質的な英語力がついていないと、ハイスコアを取ることは難しいです。

TOEICや英検とは違って、IELTSリーディングでは文法力が直接問われることはありません。しかし、問題のレベルが高いので、文法が理解出来ていなければハイスコアを取れないです。

多読をすることで英文読解のスピードをあげる

単語と文法・構文力をつけた後は、読解する英語量を多読でリーディングスピードを上げることがオススメです。いくら基礎力があっても、リーディングスピードをあげるためには一定数の英文を読まなければスピードが上がりません。IELTSでハイスコアを取るためにはスピードを高めることが重要なので、多読をする必要があります。

この多読では、必ずしもIELTSの問題を読む必要はなく、自分のレベルにあった好きな内容の英文を読んで多読することが重要です。たとえばスポーツが好きな人ならスポーツニュース、ビジネスが好きな人は興味のあるビジネストピックについて学んでみて下さい。

IELTSリーディングスコアを上げるポイント

設問から英文の概要とキーワードを理解する

まず、最初にすることが、設問から英文の概要とキーワードを理解することです。設問には、人の名前や概念など、その英文で鍵になるキーワードが書いています。そのキーワードを把握することで、本文を読むときに注意して見るべきポイントや、ざっくりとした内容を想像することが出来ます。

ここでは、その英文に固執すぎないように、それぞれのキーワードを頭に入れて想像しつつ、実際に読んでいった内容からその英文を理解するように気をつけてください。

各段落の見て、それぞれの段落の内容を理解する(パラフレーズリーディング)

次に大切なのが、それぞれの段落の1つ目の文を読んで、それぞれの段落の内容をざっくりと理解することです。英語では、Academicな文章では、まず最初にその段落の内容を説明し、そのあとでその内容や具体例を説明するという書き方が一般的です。

もし、1つ目の文で理解出来なかったときは、その段落の最後の文も読んだ上で段落の内容を理解してください。英語の長文では言語の特性上、最初と最後に大切な情報が来るケースが多いです。

IELTSはアカデミックな英語のテストで文章もアカデミックなものが出るのでほぼ全ての文章はこのライティングの方法に基づいて書かれています。

このような段落ごとに内容を理解する。そして、全体を理解することをパラグラフリーディングといいます。アカデミックな英文ではそのパラグラフの内容がわかりやすく書かれているため、かなり効果的なに内容を理解する事が出来るようになります。

シソーラスを正しく理解してパラフレーズに対応出来るようにする

シソーラスとは同じ意味を表す複数の単語のことです。IELTSのリーディングでは、表現が違う英語で言い換えられたパラフレーズ化されて問題が出題されることが多いです。この対応箇所を早く見つける上で役に立つのが、シソーラス(同義語)です。

シソーラスを正しく理解していれば、あるキーワードと、違う別のキーワードが同じ意味を表すものだとすぐに理解することが出来るので、対応箇所を照らし合わせて解答することが出来るようになります。

各設問のタイプごとに適切な解答方法で解答する

IELTSのリーディングはいくつかの設問タイプに分けられます。その設問タイプによって、どのように設問を解くのが良いのかが違うので、それぞれの設問を見ながら、それぞれの設問タイプにあった解き方で解答していくのが効果的です。

実際に設問のタイプごとにハイスコアを取るためのコツを紹介していきます。

選択問題

選択問題では、設問の中にキーワードが隠されています。そのキーワードを本文の中からスキャニングをすることで見つけ、その前後の英文を読んで選択問題を解答して下さい。

対応問題

対応問題は選択問題とは違って、キーワードではなく、それぞれの設問の英文を読み、パラフレーズで正解を探して下さい。表現が変えられて出題されていることが多いので、キーワードと同じ、もしくは近い意味を探してみて下さい。

見出し選択問題

見出し選択問題では、それぞれの見出しを読み、その内容とパラグラフごとに理解した各パラグラフの内容を対応させて正解を選んでください。パラグラフリーディングで各段落を理解するときに正しくパラグラフが理解出来ていれば、かなりスピーディにそれぞれの設問を対応させて潰していくことができます。

出来れば、パラグラフや概要の理解が必要なので、設問の中で最後に解くようにしてくださいがいいです。

特徴対応問題

文章穴埋め問題

テーブル穴埋め問題

記述式問題

要約文章完成問題

要約文章完成問題は、特に内容を理解するヒントになるので、まず最初に解くようにしてください。

文章全体をザッと読んだ上でいくつかキーとなる単語を探し、その内容が書かれているパラグラフを探して穴埋めをするようにして下さい。

図表完成問題

IELTSリーディングの勉強方法

参考書を解いて問題の形式と傾向を掴む

まず、最初に必要なのが試験の形式、傾向の理解です。TOEICや受験勉強のリーディングとは少し出題内容が違うパターンがあるので、IELTS特有の問題形式とその攻略法を理解する必要があります。

最初は問題集を解くのではなく、対策法なども書いた参考書と、インターネット上の情報からリーディングの内容の理解を深めていって下さい。ここでは、問題を解くことよりも理解することを意識して下さい。

実際のIELTS問題集でリーディング問題を解く

問題の傾向と解き方が分かったら実際にIELTSの問題集を使ってリーディングの問題を解いて下さい。このときに重要なのが、しっかりと本番と同じように時間を測って解きながら、それぞれの設問を明確な解答根拠を持って解けたかをチェックしていくことです。

問題集のリーディング問題を解いた後は、その答え合わせをして、自分が解いたときの解答根拠が正しかったのかを確認して下さい。このときに、正解していても、他の選択肢がなぜ正解ではないのかも理解した上でそれぞれの設問の理解を深めることが効果的です。

答え合わせはただ得点をつけるだけではなく、じっくり解答をみながら正答プロセスを頭の中にし見つけて下さい。

ここで、もし知らない単語があったときは単語帳でチェックしたり、単語帳を作って覚えてみてください。IELTSは同じ単語が何度も出されることが多いので、出された英単語を埋めて単語力を強化していくことが重要です。

問題集と参考書の内容を精読する

問題を解いた上でするべきことが「精読」です。何度も闇雲に問題を解くより精読をして、その英文の理解を深めることがリーディングスキルアップに繋がります。その英文の段落ごとの内容やそれぞれの英文の構文なども理解しながら、じっくり時間をかけて精読をして下さい。

この時に、問題の中で出てきて分からなかった語彙は暗記するようにしてください。

その英文がスラスラ読めるように繰り返し精読をして内容を体に染み付けていくことが重要です。

リーディング問題をもう一度解く

それぞれの問題を精読をして理解をした上で再度問題を解いてみて下さい。ここで重要なのは、正しく精読をして理解した文章を正しい正答プロセスで解いていくことです。ここでは、ほぼ満点を目指して問題を解き、間違った問題はしっかりと潰して解けるようになるまで解答して下さい。

IELTSリーディングのオススメの参考書・問題集

最後に

いかがでしたか?純ジャパでもリーディングは8.0くらいなら安定してスコアメイクをすることが出来ますし、英語が得意な人なら8.5を取ることも夢ではありません。

正しい教材と正しい対策でリーディングの勉強をして、IELTSリーディングでハイスコアを目指して下さい。

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