英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
その他

冠詞の正しい使い方!a/an/theの正しい使い分け、を徹底解説!

ややこしい英語の冠詞

英語を学ぶときに最初に学ぶa/an/theなどの冠詞。なんとなくは理解しているものの、いざ使うとなると、どれを使えばいいのか分からなくなるという方も多いのではないでしょうか?

冠詞は簡単なようでかなり難しく、英語の上級者でも正しく使える人は多くないです。

今回はその冠詞をどのように使い分けるのか。そして、どういう場合に冠詞をつけなくてもいいのかを解説していきます。

冠詞とは?

冠詞とはなんなのでしょうか?まずは、冠詞の意味をみてみましょう

冠詞(かんし、article)とは、名詞と結びついて、その名詞を主要部とする名詞句の定性(聞き手が指示対象を同定できるかどうか)や特定性(特定の対象を指示しているかどうか)を示す要素である。

少し書き方がややこしいですが、要は名詞を伝えるときに使われ、その単語が既に出てきた(お互いの認識があっている)ものなのか、新しく出てくるものなのかを伝えるためのものです。

この前者が聞き手が指示対象がなにかを認識しているtheを使った定冠詞で、後者が新しく話題に出すものを表すa/anを使った不定冠詞です。

不定冠詞「a/an」の使い方

a/anは不定冠詞と呼ばれ、「会話や文章にはじめて出てきた名詞を伝えるとき」に使われます。たとえば「本を買いました」と、今までその話をしていなかった本の話を始めるときはI bought a bookになります。逆に、既に「来週◯◯の本を買うんだよね!」と話していた場合はI bought the book.になります。

anはa/i/u/e/oの母音で始まる単語に使われます。たとえばan apple/an application/an employeeのような形です。ただ、母音で始まらないがanが使われる例外があります。それは英語では発音しない「h」から始まる場合です。たとえば、hour(時間)はan hourとhで始まるが、発音はアワーになるのでanが使われます。

aはそれ以外の子音で始まる単語に使われます。ほとんどの単語は子音で始まるので、上の母音で始まるときはanを使い、それ以外はaを使うと覚えておくのがいいでしょう。

定冠詞「the」の使い方

theは定冠詞と呼ばれ、「会話に既に出てきた名詞を伝えるとき」に使われます。先ほどa/anの項で例に出した、既に買うと話していた名詞を表すときもですし、文章で何かしらの事柄について説明していて、その次の分で同じものを表すときはtheを使います。

たとえば、「I bought a book in a bookstore. The book was Harry Potter」というように、最初に名詞(book)が出てくるときはa/anを使い、そのあとですでに出てきた名詞について話すときはtheを使います。

また、世界に1つだけしかない唯一無二のものを表すときにもtheが使われます。たとえば、地球(the earth)や月(the moon)、あとは太平洋(the pacific ocean)などは世界に1つしか存在しないので、会話で最初に出てくるとしても、theが使われます。

何も冠詞をつけない無冠詞

ほとんどの単語は定冠詞か不定冠詞をつけるのですが、一部、冠詞をつけない単語があります。

不可算名詞につけられるとき

不定冠詞をつけない1つ目のパターンが不可算名詞を表すときです。たとえば、水や家具などは数えられない名詞なので、a/an/theのどれもつけずに使われます。

動詞的な名詞や役割を表す名詞を伝えるとき

hospital(病院)/prison(刑務所)/home(家)のような名詞はそれ自体が明確な1つの病院、刑務所、家を表すわけではなく、曖昧なものを表すときは冠詞がつけられません。

最後に

いかがでしたか?英語を使う上で避けては通れない冠詞。ネイティブは間違った冠詞を使われると、なんとか理解はできるものの、イメージが伝わらず混乱させてしまうことがあります。

ややこしい冠詞をマスターしてネイティブとスムーズな会話を出来るようになりましょう。

にほんブログ村 英語ブログへ
GMAT対策におすすめの人気記事