英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
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「加算名詞」と「不可算名詞」の見分け方と違いを5分で理解!簡単なコツとよくある間違いを紹介!

複雑でややこしい「冠詞」

英語の文法で最初に習うのが単語につける冠詞の「a」や「an」です。

この冠詞を学ぶ時は、単語が1つの時は冠詞をつけると簡単に理解出来ますが、不可算名詞が出てくると急に頭がこんがらがって分からなくなったという人が多いのではないでしょうか?

りんご(apple)やみかん(orange)は数えられる冠詞なのに、家具(furniture)や水(water)は数えられない不可算名詞。先生の設問で何となく分かったような気もしたが、よくよく考えると分かっていない。もしくは、先生から不可算名詞のリストを暗記すれば良いと言われてモヤモヤした人も多いと思います。

今回はそんな「可算名詞」と「不可算名詞」の見分け方を違いをどこよりも簡単に紹介していきます。

「可算名詞」とは何?

可算名詞とは、1つ、2つ、3つと数が数えられる名詞です。例えば、皆さんの近くにある、ペンや本は数えることが出来るでしょう。

可算名詞は単数形と複数形に分かれています。単数形の内、母音から始まる単語には「an」を、それ以外には「a」を付けます。複数形については前には何も付けず、後ろに「s」を付けます。たとえば、apples/orangesといったような形です。具体的に数を3つ、4つなどと指定したいときのみ前に数字をつけます。

Wikipediaなどでの意味も念のために見てみましょう。

可算名詞(かさんめいし)は、英語など数を文法カテゴリーとして持つ言語の名詞のうち、1つ、2つと数えられるものを指す名詞のことをいう。それに対して、物質や一部の抽象概念のように直接的に数えられない(量的な多寡でのみ表現可能な)ものを指す名詞は不可算名詞である。ある表現対象が可算か不可算かは言語によって異なり、同じ言語で表現方法によって異なる場合もあるかもしれない。

「可算名詞」の見分け方

可算名詞は「形」を持っている名詞を表します。たとえば、みかん、りんごなどは大きさは色は違えど、それぞれ形を持っていて見れば輪郭が明確で、1つを数える事が出来ます。

たとえば、「I ate an apple.」という文章では、具体的に「形」を持った1つのりんごを食べたという意味ですし、「I bought a chicken.」は「形」を持った1匹のチキンを買ったという事です。

分かりやすい見分け方として、絵を描いてみるのが効果的です。可算名詞は「形」があるので、大きさや形は違えど、誰でも同じような絵を書く事が出来ます。りんごの絵を描いてくださいといわれれば、大きさや形状は違えど、同じような形のりんごを全員が書くことが出来るでしょう。

「不可算名詞」とは何?

対して、不可算名詞は数えることが出来ない名詞です。

たとえば以下のような名詞は不可算名詞で数える事が出来ず、前にa/anをつけたり、数字をつけて複数形で表す事が出来ません。

この知識は少しレベルが高いですが、不可算名詞は以下のように分けられます。

物質名詞

物質名詞は以下のように形がはっきりしなくて、ちぎるとバラバラになってしまう名詞です。

  • water
  • coffee
  • bread
  • butter
  • gas
  • air
  • glass
  • wood
  • rain

抽象名詞

抽象的な概念で単数、複数の区別がない名詞です。

  • happiness
  • kindness
  • peace
  • science
  • health

固有名詞

ある人やモノ、場所など特定の何かを表す名詞です。

  • Japan
  • Tokyo
  • Taro
  • Ayaka

不可算名詞の見分け方

不可算名詞は「性質」や「概念」を表す名詞です。形がなくて、輪郭がなく、頭の中でもわっとしているモノ、コトです。

見分けるときは、絵を描いてみると良いでしょう。不可算名詞は「形」がないので、同じ名詞でも書く人によって全く違う絵になります。たとえば、waterを書くと、性質なので人によって湖を描いたり、コップに入った水を描いたり全く違う絵になります。happineceも同じように絵にすると、美味しいものを食べている絵や、お金持ちの絵、旅をしている絵など色々な絵になります。

よくある間違い

「可算名詞」にするべきものを「不可算名詞」にしてしまうミス

私は猫が好きです。」という時に、正しくは「I like cats.」と可算名詞で形のある猫(この場合は沢山の猫を含めた集合としての猫)と表します。

ここで、よく「I like cat.」と間違えて表現することがあります。この場合、形がある猫ではなく、「性質」「材料」としての猫を表すので、「私は猫肉が好きです。」となってしまいます。

「不可算名詞」にするものを「可算名詞」にしてしまうミス

その逆のミスもよく有ります。

たとえば、「私は豚を食べました。」という時、正しくは「I ate pork.」と表します。なぜなら、具体的な形のある鳥ではなく、ここではジャンルや食材としての「豚」を表すからです。

これを「I ate a pork.」と可算名詞で表すとどうなるのでしょうか。なんと、「私は豚を1匹食べました。」となってしまいます。形のある豚を表すので、食材ではなく、輪郭がはっきりして形のある豚を表してしまうのです。

まとめ

いかがでしたか?あたまのなかで何となく理解していた「可算名詞」と「不可算名詞」の違いと見分け方がよく分かったのではないでしょうか?

「可算名詞」は輪郭がはっきりして形のある、絵にかけるものを表し、「不可算名詞」は概念や性質など形のない絵に描けないものを表します。

実際にライティングやスピーキングをするときに、無意識に名詞を使うのではなく、使う名詞が可算名詞か、不可算名詞どちらなのか?そして、それはなぜなのか?を意識しながら使ってみてください。

最初はすぐに違いが理解出来ないですが、繰り返すことで、その違いが自然に体の中に染み込んでいって、無意識に可算名詞、不可算名詞が分かるようになります。

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