英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
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「remove」「delete」「clear」「eliminate」「erase」の違いと使い分け〜「消す」を表す英単語の違い

「消す」を表す複数の英単語

「消す」という表現を英語でするときになんの英単語を思い浮かべますか?実は、「消す」という英単語は複数あり、中学校や高校で学ぶ単語だけでもremove、delete、clearといったように複数存在します。

英語だけではなく、キーボードのキーや日本語でもそれぞれの単語を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

しかし、それらの単語の違いを理解して正しく使い分けることが出来ている人はかなり少ないです。

本日はそういった「消す」を表す英単語の意味と使い分けの方法をご紹介していきます。

removeの意味と使い分け

まず、最初にご紹介するのがremoveです。単語の意味から確認してみましょう。

remove: 取り除く、取り外す、除去する

removeは「何かから何かを取り除く」ある部分からあるものを移動させて取り除く」というニュアンスになります。

たとえば、庭から雑草と取り除くという表現は「I will remove weeds from the garden」という風に表現されます。これは何か独立したものを消すのではなく、庭の中に沢山存在している雑草(weeds)を取り除くという表現になります。

deleteの意味と使い分け

次にdeleteの意味を見てみましょう。

delete: 消す、消去する、抹消する

deleteはデータやファイル、文字など消して取り除くときに使われます。このときに、物理的に書いた文章や図を消してしまうときは後ほど紹介するeraseが使われます。消しゴムはeraserと呼ばれるのでこの単語を聞いたことがある人はお多いとのではないでしょうか。

ニュアンスとしては、deleteしたファイルはどこか違う場所やフォルダに残っている場合があります。

eraseの意味と使い分け

eraseは書いた文字や図を消すときなど、物理的な何かを消すときに使われます。書いたものを消してしまうとファイルと違って、どこにもそれ自体はのこらなくなります。

ただ、eraseとdeleteの違いは曖昧で、どちらも話し言葉で使われるときは同じような意味で使われることもあります。

完全に正確ではないですが、紙など物理的に書いたものを消すときはerase、そして、コンピューターのファイルなどデジタルなものを消すときはremoveと覚えて一旦使い分けるのが良いでしょう。

eliminateの意味と使い分け

eliminateは、根源からなくして、完全になくしてしまうという意味です。以下の意味の内、撲滅するという意味がそれを一番分かりやすく表しています。

eliminate: 取り除く、除外する、撲滅する

たとえば、害虫を駆除するときはeliminate pestsですが、これはただ駆除して取り除くわけではなく、全ての害虫やそれがまた発生する原因も含めて、完全に取り除くという意味でeliminateが使われます。

意味自体はremoveとも近いですが、完全に原因なども含めて二度と現れないように取り除くという意味で、removeよりはかなり強い「消す」という意味で使われます。

最後に

いかがでしたか?同じ「消す」をものでも、様々な単語があります。実際のキーボードのカーソルやパソコンの操作などでもそういったニュアンスを理解することで正しく表現出来るようになります。

eliminateなどはたとえば、ターミネーターなどの映画で「人類を抹殺する」というような表現でも使われるので、ニュアンスを知ることで、ただ消すだけではなく、根源から消し去るというニュアンスまで理解することが出来るようになります。

しっかりと「消す」を表す英単語の違いとニュアンス、使い方をマスターしてみてくださいね。

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