TOEFLの試験内容を知り尽くすと裏ワザが見えてくる!?
TOEFL iBTという英語テストは世界中の留学希望者に悲鳴をあげさせるほど難しいテストです。
しかし、その高い難易度を誇るトーフルにはある抜け道が存在しています。
その抜け道は、ワンパターンであるTOEFLの試験内容の中に隠されていたのです。
したがって、ぼくらトーフル受験者は試験内容を知り尽くすことでTOEFL攻略の裏ワザを見出すことができるわけです。
そこで今日はそのTOEFLの試験内容に焦点を当てて、
「TOEFLの試験内容から入るトーフル攻略の3つの裏ワザ」
という題目で記事を書きました。
以下が目次です。
TOEFL試験内容の3種類
見てきてた3つのトーフル攻略の裏ワザ
それではさっそく参りましょう!
TOEFL iBTの試験内容はたったの3種類だけ!?
TOEFL iBTという試験は全知全能の神が創造するテストなんかじゃないです。
ETSというアメリカに存在する非営利組織の統計学者、心理学者が総力を合わせて生み出している努力の結晶なのです。
この英語テストの本質は、一人一人の受験者が、
アメリカの大学でどの程度うまく質振る舞えるか
という一点に絞られます。
3つのトーフルの試験内容
アカデミック (Academic)
キャンパス (Campus)
ジェネラル (General)
それでは上から順番に見ていきましょう。
その1.アカデミック~いかに良い成績を大学で叩き出せるのか~
一つ目に取り上げるのが学術的(アカデミック)内容です。
どんなに友人を作ることがうまいコミュ力が高い受験者でも、
大学の授業内容を1ミリも理解できない能力の持ち主だったら、アメリカの大学では生き残れません。
そのため、TOEFLというテストではあらゆる手段を用いてアカデミック内容の理解・吸収率を測ってきます。
その2.キャンパスライフでの問題解決能力~生活能力がないものは淘汰される~
次にTOEFLで問われれのはキャンパスライフでの問題解決能力です。
つまり、受験者が英語で他人に助けを求めたときに、ちゃんとコミュニケーションが取れるか、
ということが見られます。
いくら学業成績が優秀に優秀を重ねるぐらいの猛者でも、
大学のキャンパス内の友人、施設の従業員に助けを求める、あるいは彼らを助けられなければアメリカの大学からフェードアウトしていくのは間違いないでしょう。
その3.ジェネルトピックのネタ~幅広い話題について己の意見を表明できるか~
最後にTOEFLで問われるのは、誰もが知っている身近な話題についてです。
この種の試験内容は読解・聴解などの受け身能力をためされるのではなく、
身近な話題についていかに話して書けるか、というアウトプット能力が問われます。
おそらくテスト作成側のETSとしては、受験者の単純で純粋なアウトプット能力を測ることを目的としています。
これにも理由があって、それはテストの舞台がアメリカの大学であることに起因しています。
なぜなら、アメリカという個人主義の社会では自分の意見を表明しないものは無能とみなされるからです。
ゆえに、このTOEFLという試験でおのれの意見を人前で述べる能力を計測しているわけです。
静寂を美徳とする日本社会とは真逆なので、その文化の差異を十分に知っておく必要があります。
TOEFL試験構成にみる主題内容を整理!!
先のトーフルの試験時間・構成の記事においても言いましたが、
TOEFLはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つのセクションから成り立っています。
ここではせっかくなので、それぞれのセクションでどの内容が問われるのかを確認していきましょう。
以下の図に一所懸命にまとめてみましたのでチラ見してください。
TOEFL 試験内容つまり、リーディングセクションでは単純なアカデミック能力が問われます。
次のリスニング試験では学業能力と並んでキャンパスコミュ力が問われるわけです。
そして日本人受験者にとって最難関のスピーキングでは全能力がためされます。
最後のライティングでは大学での授業理解度と自由な意見表明能力が問われちゃうんです。
TOEFL試験内容から生み出した3つの攻略のコツ
これらの事実だけ眺めるとTOEFLが鬼テストのように見えてきますが、
逆に言ってしまえばこれだけしかTOEFLでは問われません。
したがって、これらのコンテンツに対する事前準備をしっかり積めばトーフルという英語難関テストは攻略可能なのです。
せっかくなのでTOEFL試験内容のおのおの3種類に対応できる戦略的裏ワザを公開しちゃいましょう。
以下がその3つの戦略です。
身近なトピックへの嘘力をつける(ジェネラル対策)
アメリカの大学についての知識養成(キャンパス対策)
アカデミック背景知識養生(アカデミック対策)
裏ワザ1.ジェネラルな嘘をつけるようにする。
まず最初にTOEFL試験内容のうちのジェネルトピック対策を考えます。
皆様もお気づきの通り、
ほぼすべての話題に対応できるヒトはおそらくこの世に存在していません。
皆それぞれ自分の話題の引き出しのようなものを持っていて、その引き出しから周囲の状況を伺いながら少しずつ出していくのです。
そのため、このTOEFLのスピーキング・ライティング試験において瞬時に話題を捻出できる受験者は早々この世にいないわけです。
それでは一体創造性にかけるぼくらは、どのようにこのギャップを埋めていけばいいのでしょうか。
じつはこの問題に対しては2つのアプローチが存在しています。
① 瞬時に嘘を組み立てる訓練を積む
まず一つ目の方法は嘘を組み立てまくる方法です。
ETSが公開しているライティングトピックや、
後に紹介するTOEFLテキストに載っているトピックを使って、日頃から嘘の話を盛り上げる訓練を積みましょう。
この鍛錬を続ければ、まったく見たことがない一般的な話題を振られても、ある型にはめるだけで瞬時に嘘を創れるようになります。
おそらくこの訓練の結果は現実世界においても、あなたの嘘力を向上させてくれるかもしれませんね。きっとエイプリルフールが待ち遠しくなること間違いなしです。
② 大量の嘘のデータベースを作成する
つぎは単なる訓練ではなくて、頭の中に入っているモデルアンサーをひたすら増やすという方法です。
先の訓練により作成した解答を捨て去るのではなく、それらのデータを一時保存して頭の片隅にいれておくわけです。
ただこの問題点は、万が一盲点を突かれた場合にまったく動けなくなってしまうということです。
暗記力にすこぶる自信がある方はトライしてみましょう。
一般的なトピックに対する嘘力を底上げする参考書の紹介
最後に嘘力を上げるために参考したいモデルアンサーが大量に掲載された問題集を紹介します。
1.TOEFL TEST対策iBTスピーキング
これでもかっ!というほどモデルアンサーを列挙しています。スピーキングのモデルアンサーはここから吸収しちゃいましょう。
TOEFL TEST対策iBTスピーキング
2.Barron’s Writing for the TOEFL
巻末にETSが公開しているライティングトピックとそれに対する模範解答が大量に掲載されています。
ここに眠っているネタとトピックを参考にして自分なりのウソ創作の鍛錬を積んじゃいましょう。
Writing for the TOEFL iBT (Barron’s Writing for the Toefl)
戦略2.アメリカの大学のシステムについての背景知識を獲得する。
さて、次にTOEFL試験内容のキャンパストピックに対応しちゃいましょう。
日本人の受験者にとって最も手痛いことはアメリカの大学の基礎知識が欠如していることです。
なぜなら、日米間の大学システムは俄然異なっており、背景知識なしでは日本からの受験者はTOEFLで迷える死にそうな子羊と化します。
そのため、アメリカ大学のキャンパスライフの背景知識を獲得したら、TOEFLの受け入れ方がガラリと変わってきます。もちろんいい方向に。
以下にアメリカの大学についての知識を解説しているテキストを紹介します。
改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600
改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600(CD BOOK)
このTOEFLの参考書では巻末に「キャンパスでよく使う単語」と題して、アメリカの大学でよく使う単語群の解説を行っています。
たとえば、よくリスニングの会話問題で出題される「Office Hours」について知識がなく、状況が理解できないときはこの本の索引から、
学生からの質問や相談に応じるために、教授に義務付けられる時間帯のこと
という答えを得ることができます。じゃんじゃん活用しちゃいましょう。
LML Educational Consulting Serviceの米国大学の索引
つぎは参考書ではなくてインターネットサイトの紹介です。
アメリカの教育コンサル会社「LML Educational Consulting Service」が公開している大学用語辞典です。リンクはコチラからです。
もちろん英語で書かれているため、ここでキャンパス背景知識を吸収しようとすることはリーディングの読解力向上にもつながります。
TOEFLでアメリカの大学の知識が足りないと感じたらここで確認して再スタートを切りましょう。
戦略3.幅広いアカデミック知識を持ち教養人となる。
最後にTOEFLのアカデミック試験内容への対策です。
日本の大学・高校では幅広い一般教養が身につく授業はほぼ存在していません。
その代わりに入試に強くなるためにトリッキー問題対策を繰り返したり、
社会でうまく振る舞うための集団処世術のようなものを教えたりしています。
これではほぼすべての日本人の受験者がTOEFLで出題される幅広い教養の問題に対応できるわけがありません。
この日本教育の問題点はTOEFLの平均点の低さだけでなく、教養が低くく世界規模で相手にされない無能な人材の輩出という事実にもつながっています。
ぼくも留学というものを経験してみて初めて己の教養のなさに気づきました。教養がないと海外で深い話がまったくできないのです。
したがって教養のないものは海外の懇談では空気にならざるを得ないのです。
いやですよね。いやです、ぼくは、生き物になりたい。
そこでTOEFL対策を含めて留学後にも役立つのが、
アカデミックの幅広い一般教養の知識を養成する
ということです。
やはりアカデミックの試験内容になれるには背景知識をつけるのが一番手っ取り早いです。
以下に便利な参考書を列挙します!
TOEFLテスト英単語3800
じつはこの本、ただのTOEFL対策に便利な単語帳ではないんです。
この単語帳には別冊付録がついていて、
「分野別英単語リスト」の箇所で全25分野のアカデミック背景知識が日本語で解説されています。
まずはこの本でアカデミック背景知識の基礎を築くのもありです。
TOEFLテスト英単語3800 (TOEFL iBT大戦略シリーズ)
Extensive Reading for Academic Success Advanced
もう一つ紹介したいのがこの洋書のテキスト。
この問題集は700字程度の英文章が80掲載されており、その各英文章には5問ほどの問題が付加されています。
この本のシリーズはAからDの4種類あるのですが、ほんとうに文章が扱う幅が広くて文章を読解していくだけで自然と一般教養の背景知識がついていきます。
リーディングの強化とともに背景知識を身に着けることができる超すぐれものです!
Extensive Reading for Academic Success Advanced C Student’s Book
TOEFLの試験内容から出る裏ワザはこれ以外に存在しない。
ふぅ、TOEFLの試験内容という単純なことがらから絞り出せる裏ワザはもうこれ以外にありません。
搾り取りすぎて腕が痛い。
そんな負の現象まで起き始めています。
ここで紹介した試験内容、そして3つの裏ワザ戦略を駆使してTOEFLという怪物を狩る旅にでましょう。
それでは。