TOEFL/TOEIC対策の多読にオススメの洋書まとめ【リーディング強化】

2019年10月27日

リーディングの英文読解力を伸ばすために重要な多読

TOEFL、TOEICなどの英語試験ではリーディングテストが得点配分の内多くを占めています。

試験で高得点を取るためにはリーディングのスコアをあげる必要があり、多読によるリーディング学習が最も効果的です。多読を繰り返すことで学習した単語や文法などの習得も早くなり、結果的にリスニングの強化やスピーキング、ライティングの強化にもつながります。

テストだけではなく、将来ビジネスや研究をする上でも英語の多読力はかなり力を発揮しています。世界中の多くの情報は英語が最も多く、英語で読めるということは世界中のほとんどの情報にアクセスすることが出来るということを表します

どのような英文を多読するべきなのか?多読用洋書の選び方

では、英文読解力を伸ばすためにどのような英文を多読するべきなのでしょうか?このパートではどういう風に数多くある本から自分にとってベストな本を選ぶ方法を紹介します。

楽しめる題材やテーマの本を選ぶ

一番重要なのは楽しんで読める文章を選ぶことです。

人によっては小説などで物語を英語で読むのが好きな人もいれば、ビジネスを学ぶためにビジネス書を読んで多読をするのが好きな人もいます。

自分にあったレベルの本を選ぶ

最初から好きなものを選んで難易度を気にせずに多読本を選んでしまう人がたくさんいます。日本語でも同じように、洋書でも様々な英文レベルの本が存在するため、自分にあったレベルの洋書を選ぶことが重要です。

実際にこの記事で紹介するようなレベルで選んだ上で自分のレベルに適した教材を選んで多読を続けてください。

読みやすい手段を選ぶ

英文を多読する上で様々な方法があります。洋書を買って本を読む人もいれば、電子書籍で読む人もいます。中にはアプリやウェブサイトなどでスマホやタブレットで英文読んで多読する人もいます。

自分の好きな内容や読む方法を考えた上で、純粋にそれだけで選んで読むものを決めてしまうのがいいでしょう。

選ぶ上で大切なポイント

多読のために最も重要なのは「読んで理解すること」と「読み続けること」そして「何かを学べる」ことです。

適切な題材、レベルの教材を選んで楽しく英語の多読をしてリーディング力を向上しましょう。

多読にオススメの洋書リスト(参考書・問題集編)

まずは、洋書のTOEFLの参考書、問題集から紹介します。海外では日本のように丁寧にテクニックや解答方法を解説した本はかなり少なく、ほとんどの本が実際の模擬試験を含んでいて、その模擬試験とともに解答やテクニックの解説をするというものです。

日本では受験者が少ないTOEFLなのもあり、洋書では日本とは比にならない量と質の参考書があります。英語だと気が引けるかもしれませんが、オススメなのは、日本語で基礎を身につけた上で、ある程度英語が読みこなせるようになったタイミングで洋書のTOEFLの問題集を購入して、実際の試験問題に限りなく近い試験問題で実践を繰り返すことです。

The Official Guide to the TOEFL Test

定番の英語のTOEFL問題集です。TOEFL本番の試験問題を作成しているETSが作成している問題集で、問題の品質は本番に限りなく近く作られています。国を問わずTOEFLを受験する人のほとんどが使っている問題集で、英語で少し使う気が引ける人もいると思いますが、ハイスコアを取るためには必須の洋書です。

本番のレベルに近い問題だけではなく、解答用紙もついているので、本番の模擬練習をするために使うのが一番オススメです。

Delta’s Key to the TOEFL IBT

この本は海外の英語参考書でかなり人気のもので、パートごとの解答テクニックと、実際の本番の模擬試験が収録されています。テクニックもかなりスコア獲得に繋がる実用的なもので、問題の質やリスニング音声の質なども圧倒的に高く、海外ではベストセラーとしてTOEFL受験者の中で愛されています。

Barron’s Guide to the TOEFL

もっとも難易度が高いと海外でも言われているのがこの問題集です。他のものや本番と比べてかなり難易度が高く、ある程度スコアは取れるようになった。さらに難易度の高い英文を読み、難易度の高い問題を解くことでさらに上を目指したいという人にオススメです。

この本で演習を繰り返した後に、本番や他の参考書を解くと魔法にかかったように簡単な問題に感じるのでオススメです。ただ、本番とレベルはかけ離れているので、上級者、かつ、時間に余裕がある受験者のみ使うことをオススメします。

多読にオススメの洋書レベル別リスト

【初級者向け】難易度が低く、簡単で易しい洋書小説(★☆☆)

1.Marvin Redpost #2: Why Pick on Me

トーフルライティング攻略の記事でも触れた不朽の名作。

巷では「Marvin Redpost シリーズ」と呼ばれています。

このシリーズは、全7巻で完結するネイティブ幼児用の小説です。

この物語の中でマービンというお調子者の小学生が、日常生活の中で奮闘する様子が描かれています。

シリーズの中でも好きな話が第2巻目の「Why Pick on Me」です。

マービンがクラスの中で「鼻くそをほじる奴」というブランディングをされ、クラスメイトからいじめられます。

そこで、マービンはどうやってこの困難を乗り越えたのか、

という物語が面白おかしく描かれています。

まさに大人から子供まで一読に値する書籍です。

2.Charlotte’s Web

アメリカの幼児の9割が読んでことがある、という名が高い小説。

この物語では、ブタのウィルバーとクモのシャルロットの友情が描かれています。

家畜としての運命を背負い、ハムにされそうなウィルバーを、

小さな爬虫類であるシャルロットがどう救うのか、というところに注目して読んでみてはいかがでしょう。

3.Someday Angeline

生まれて初めて口にした言葉が”Octopus”、

というスーパー天才少女アンジェリンの話。

天才が背負う宿命が小学校を舞台に面白おかしく描かれています。

天才も天才になりそこねた方もぜひ読んでみては。

4.Dogs Don’t Tell Jokes

先ほど紹介した「Someday Angeline」の続編。

アンジェリンが小学校で出会ったジョーク好きのグーンの中学生物語です。

中学校でも相変わらず周囲の生徒から浮いてしまったグーンはいじめられていました。

しかし、年に一度のイベントで自らのジョークを披露する機会を得て彼は・・・

5.From the Mixed-Up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler

ある2人兄弟が家出する物語。

この2人が選んだ家で先はなんとNYのメトロポリタン美術館でした。

警備の目を盗んで美術館で過ごしているうちに起こった、2人の変化に注目です。

6.The Boy Who Lost His Face

近所の老婆に呪いをかけられた!?

という突発イベントから物語が進んできます。

果たして、主人公に次々と降りかかる不運は呪いのせいか否か。

それらの不運を乗り越えていく過程で主人公が内面的に成長していくさまが描かれています。

自分が不幸ではないか、と疑っている方におすすめです笑

7.Walk Two Moons

主人公の13歳少女が祖母と一緒に失踪した母親を探しに行く物語。

この物語は、少女の友人の話、祖母の話、そして現実の旅行の話、

という3つの柱で構成されています。

冒頭部で多少読みづらさを感じるかもしれませんが、それ以後は非常に読みやすく書かれています。

この小説を13歳という若さを嫉妬し始めている方におすすめします。

8.The Bald Bandit

「A to Z Misteries」という幼児向けミステリー本シリーズの第二作目。

僕は禿(bald)という単語に甘い蜜を感じて手に取ってみました。

この物語では、ある私立探偵が、

銀行強盗の一部始終を撮影した高校生を探してほしい

という依頼を主人公の3人の少年に依頼するところからスタートします。

そこで彼らが起こした奇跡とは・・・

9.There’s a Boy in the Girls’ Bathroom

学校中から嫌われ者のブラッドリーと新人カウンセラーのサラの物語。

主人公のブラッドリーは度が過ぎるくらいの天邪鬼な少年。

そんな学校からも見捨てられていた彼を見捨てることなく、根気よく彼に寄り添ったサラ。

徐々にブラッドリーの内面が変化していき・・・・・

10.Out of Mind

話すことができない障害をもつ11歳少女メロディーのはなし。

メロディーは、話せはしないけど、

物事を深く考えたり、記憶したり、本を読めたりする聡明な少女。

ある日、この少女が自分の意思を伝えることができる機械を購入して他人との意思疎通ができるようになった。

学校を舞台におきた、周囲の反応とメロディーが振るった勇気のある行動の数々・・・・

とりあえず、一読することをおすすめします笑

英語多読力をステップアップさせる中級編の書籍のご紹介~

次は、多読初級編の記事で紹介した洋書群よりレベルアップした、

ヤングアダルト・アダルト・シニア向けの多読向きの書籍を紹介します。

自らをアダルトと自負する老若男女の方、もしくはそうでない方も参考にしてみてください。

それでは、さっそく紹介していきましょう。

ここから紹介する書籍では、本文の語彙レベルが幼児レベルから若干高いものが採用されています。

10数ページを読み進めて、少しでも苦痛を感じ取ったら即座に読書を中止してください。

その本を本棚にしまってから、先ほど紹介したような幼児用の本を再び手にしましょう。

【中級者向け】難易度が中くらいの標準的な洋書小説(★★☆)

1.Master of the Game

富・名声・財産を得るためにアフリカ大陸に探検にでたジェミー。

この一人の男から派生する子孫の物語が素晴らしいスピード感で描かれています。

ただ、語彙は若干難解なものが混じっているため、

初級者の方は辞書なしでは読めないかもしれません。

幼児小説の刺激だけではものたらなくなっている紳士の方におすすめの一冊です。

2.The Shop on Blossom Street

ブラッサムストリートで偶然であった4人の女性の物語。

リディアという女性が開いた編み物教室に3人の女性が参加しました。

彼女たちは年齢も職業もまったく異なるもの同士。

そんな彼女たちが織り成す日常があまりにも心地よくて読者を魅了します。

女心が知りたい日本男子や、誰かに共感したい女子などが好きになる書物であることは間違いありません。

3.A Good Yarn

Blossomストリートシリーズ第二弾。

リディアの編み物教室に集まる生徒の顔ぶれが総入れ替え。

前作と同様、年齢・職業がまったく異なる女性たちがまるで編み物のように物語を紡いでいきます。

今回は3人の生徒にすこぶる若い女子高生が紛れていますので、

幼女好きの方にはぜひおすすめします。

いや。まあ。とりあえず、

人間同士が互いに影響を与え合い、方向に流れていくさまは非常に参考になります。

人間関係に悩む方が読まれると、解法に向かうかもしれませんね笑

4.Back on Blossom Street

またかよ、

という声を無視して紹介します。なんとブラッサムストリートシリーズ第三弾。

この第三作目ではシリーズものに有りがちな初期登場キャラクターとの再会を楽しむことができます。

第一作目で登場したアリックスの結婚式という突発的なイベントが発生したり、

本作の新キャラの悩みを古キャラが解決の手助けになる、

という微笑ましい作品に仕上がっています。

第一作品、第二作品を読み終えて、さらに郷愁感に浸りたい方はぜひ読んでみてはいかが。

5.Holes

多読用の名著の中の名著。

ある日、不運に不運に不運が重なり、逮捕されてしまった少年スタンリー。

彼は監獄所に入る代わりに、砂漠で穴を掘る、という罰刑をうけることを自ら選択した。

その砂漠で繰り広げられる新たな出会い、闘争、そして逃走。

「穴を掘る」という行い隠された真実とは・・・・・

というような感じで非常にエキサイティングな物語です。

書かれている英語はそんなに難解ではありませんが、ストーリーの伏線が実に複雑です。

そのため、中途半端な英語力でこの書籍を読むと、読後にはクエスチョンマークが大量発生することになります。

僕は個人的に多読中級者にこの小説をおすすめします。

6.Small Steps

まさかの名作Holesの続編です。

続編といっても、前作に続き登場するのは、Armpit(わき)というユニークなあだ名を持つ少年と、

前作でスタンリーのグループでリーダー格だったX-ray(X線)という2人。

砂漠から無事に帰還したArmpitは、割りのいい仕事を求めてX-rayのもとへ。

そこで彼が友人から得た仕事は、なんと有名歌手のボディーガード。

この大役を引き受けたアームピットに次々と降りかかる試練と、徐々に成長していく彼の内面が描かれています。

ホールズを読んだ方もそうでない方も楽しめる物語に仕上がっています。

日常生活に冒険要素を取り入れたいと願う方はぜひ読んでみてはいかがでしょう。

7.Confessions of a Shopaholic

買物が大好きで止められない女性の話。

つい給料以上の金額の商品を買い込んでしまい、

挙句の果てにクレジットカードを利用停止させられてしまった。

新しいパートタイムジョブを探すも長続きしない。

そんなダメダメ女性が繰り広げる珍道中が実に愉快で面白いです。

笑い話に飢えている女性の方はぜひ読んでみてください。

8.Between Shades of Gray

1939年に起きたスターリン政権によるリトアニアへの侵略という歴史を舞台にした物語。

16歳のリナとその家族がロシア軍に強制連行される場面からお話がスタートします。

決してアメリカ映画のような明るい話ではないですが、小説としては非常に読みやすく、

若干歴史についても詳しくなります。ぜひトライしてみましょう。

多読で読めるのは小説だけじゃない!!教材は幅広く楽しく選ぶ
ここまですべて小説を多読教材として紹介してきました。

しかし、教材として使えるのは全ジャンルの洋書です。

以下に僕が買ってみた奇妙な書籍をせっかくなので紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

【上級者向け】難易度が高く高度な洋書小説(★★★)

1.The 7 Habits of Highly Effective People

ここでまさかの自己啓発本を紹介します。

この本はすべての自己啓発本の元ネタとなる本である、

ともてはやされるほど有名な著作です。

ぼくは基本的に自己啓発本の威力などを信仰していない奴なので、

最初から批判してやるつもりで読書を開始しました。

しかし、この本を読んでいると日本書籍の自己啓発本で感じていた違和感は全くありませんでした。

むしろ、なるほど・・・・と思わず何度も声をうならしていましました。

これほど論理的かつ合理的に書かれた自己啓発本は珍しいと思います。

ただ、使用されている英語がそこそこ難しいので、

ぼくの吸収率は少し大目にみて30%でした笑

英語力を鍛えたあとにもう一度読みたい書籍のひとつであることは間違いありません。

2.Feng Shui that Makes Sense

ここでまさかの風水(Feng Shui) の本をご紹介。

TOEFLのリーディング記事で風水の力にすっかり惚れ込んだために購入しました。

この本では風水の歴史・概要などの基礎的な事実から、

実践的な風水の生かし方(道の作り方・席の選び方etc)を実に明快に説明しています。

最近、不運が続いていると痛感している方や、

異性に急激にモテたいなどの幻想を抱いている方に一読していただきたいですね。

3.How I Sold 1 Million eBooks in 5 Months

この本はアマゾンの電子書籍で名乗りを上げた下剋上作家の話。

彼はまったく持って有名な作家なんかじゃなかったし、

ましてや、面白い文章だってかけやしなかった。

そんな彼が公開する電子書籍を売り込むコツと、電子書籍市場の未来について書かれています。

ただ、この書籍は彼の自慢話を中心に回転しており、イライラすることがあります。

そんなときは重要な部位だけ切り取ることにしましょう。

電子書籍出版に興味がある方はぜひ一度手に取ってみてください。

4.Quiet: The power of introverts in a world that can’t stop talking

人間が生まれつき持ち合わせる内向性と外向性の話。

外向性が良しとされる現代の社会に違和感を覚えている方や、

日常生活の人付き合いに対して疑問譜をたくさん浮かべている方はぜひ読んでみて下さい笑

なぜ、ぼくがこの本を読んでしまったのかというと、これもTOEFLの影響です。(たぶん、人間にも疲れていたという要因もありますね笑)

TOEFLのリーディングでまたまた偶然に「ExtrovertとIntrovert」の記事を読んで、

「まさに自分こそがIntrovertの化身だ」

と気づいたために、この分野の話に興味が湧きました。

そういった意味で、TOEFL学習は受験者に少なからず影響を与えると言うことができます。

まとめ

どうでしたか?リーディングを伸ばすために多読をしなくてはいけない。でも教材などでやるにはしんどいし、何を読んで多読するのが良いかわからない。そんな疑問が解けたのでしゃないでしょうか?

みなさんのレベルにあって読んで楽しめるような多読教材になる洋書を見つけて、毎日読み続けてみてください。

そうすれば数ヶ月後には無意識に英語のリーディングスピードが劇的に伸びていて、それによってスコアも大きく伸びるはずです。