ビジネスシーンでは、相手の依頼や指示に対して「了解しました」と適切に応答することが大切です。日本語では「了解しました」「承知しました」「わかりました」などの表現がよく使われますが、英語ではどのように伝えるのが適切なのでしょうか。
今回は、ビジネス英語で「了解しました」を伝える5つの表現を、シチュエーション別に解説します。シーンに合った表現を使い分けることで、円滑なコミュニケーションを図ることができるでしょう。
1. “Understood.”
「了解しました」を英語で最もシンプルに伝えるなら、”Understood.” がおすすめです。明確に理解したことを相手に伝えることができます。
例文:
- “Please send me the report by the end of the day.” “Understood.”
(「今日中にレポートを送ってください。」「了解しました。」)
2. “Got it.”
“Got it.” は、くだけた表現ではありますが、ビジネスシーンでもよく使われるフレーズです。相手の指示や依頼を理解したことを、フレンドリーな印象で伝えられます。
例文:
- “Could you please update the client list by tomorrow?” “Got it. I’ll have it done by then.”
(「明日までに顧客リストを更新してもらえますか。」「了解です。その時までに完了させます。」)
3. “I understand.”
“I understand.” は、”Understood.” よりも丁寧な印象を与える表現です。相手の説明や指示を理解したことを、より丁重に伝えることができます。
例文:
- “We need to postpone the meeting due to unforeseen circumstances.” “I understand. I’ll notify the team right away.”
(「予期せぬ事情でミーティングを延期する必要があります。」「承知しました。すぐにチームに連絡します。」)
4. “Certainly.”
“Certainly.” は、「かしこまりました」「承知しました」という意味合いで使われる表現です。相手の依頼を快く引き受ける際に使うと、好印象を与えることができるでしょう。
例文:
- “Could you please prepare the presentation slides for next week’s meeting?” “Certainly. I’ll have them ready by Friday.”
(「来週のミーティング用にプレゼン資料を準備してもらえますか。」「かしこまりました。金曜日までに準備しておきます。」)
5. “Will do.”
“Will do.” は、「わかりました」「承知しました」という意味を込めて、依頼された作業を進んで行う姿勢を示す表現です。積極的な返答をすることで、相手に安心感を与えることができます。
例文:
- “Please make sure to submit the expense report by the end of the month.” “Will do. I’ll submit it as soon as I compile all the receipts.”
(「月末までに経費報告書を提出するようにしてください。」「承知しました。領収書を全てまとめ次第、提出します。」)
以上、ビジネス英語で「了解しました」を伝える5つの表現をご紹介しました。状況や相手とのやり取りに応じて、適切な表現を選ぶようにしましょう。
また、これらの表現を使う際は、相手の指示や依頼をしっかりと理解した上で応答することが大切です。曖昧な理解のまま「了解しました」と伝えてしまうと、後々トラブルの原因になりかねません。しっかりと内容を確認し、納期や期限などの重要事項は復唱するなどして、ミスコミュニケーションを防ぐよう心がけましょう。
「了解しました」のひと言は、ビジネスコミュニケーションにおいて欠かせない表現です。シーンに合った適切な表現を使いこなして、円滑なコミュニケーションを図ってください。相手との信頼関係を築く第一歩になるはずです。