現在進行形のingと不定詞のto
みなさん、昔習った現在進行形と不定詞を覚えていますか?
基本的にはほとんどの動詞がingもtoもつけることが出来ます。
しかし、一部、現在進行形のingしか付けられず「V + ing」の形にしなくてはいけないもの。
不定詞で「 V + to」の形にしなくてはいけない動詞が存在します。
誰もが受験英語の文法で学ぶ内容ですが、中々に覚えにくく、忘れてしまった方が多いのではないでしょうか?
本日は皆さんに思い出して、同時に理解することが出来るようにします。
動詞の後にingを取って「V+ing」になるものは?
皆さんは、~ingになる単語を覚えていますか?
受験英語のときにMEGAFEPSと暗記した記憶が薄っすらとあるのではないでしょうか?
そこまでこのパターンになる英語は多くなく、一度暗記してしまえば大体の問題は解くことが出来ます。
しかし、V+ingの形にしかならないものは以外と沢山あります。
動名詞はどのようなイメージを持つべきなのか?
動名詞「-ing」は、現在進行形でも使われているように「動作の途中、最中」を表します。なので、直前の動詞の行動と-ingに入る動作はほとんど同時に起こります。
たとえば、enjoy -ingの場合は、その後の動作を楽しんでいる。という意味で、同時に起きていますし、mind -ingも同様です。
イメージとしては、動名詞を見たときは、今まさにその動作が行われているようなダイナミックなイメージを想像するのが良いです。
たとえば、give up smokingなら、まさに、その時タバコを吸うのを止めたイメージですし、finish eatingは、まさに、食べ終えた瞬間です。
Mind -ing:気にする
1つ目はmind(気にする)です。
口語表現で使うことが多く、リスニングなどで「Do you mind smoking?(タバコを吸っても良いですか?)」といったように使われることが多いです。
復習ついでに用法と意味を確認しておきましょう。
(例)do you mind opening the window?
(訳)窓をあけてもいいですか?
これがややこしいのは、「Yesと答えると開けてはだめ」「Noと答えると開けていいよ」という意味になることです。
基本的にはyes, noでは返事はしないんですが、これがリスニングのひっかけとして使われることがあります。
Doできいてるのに、答えが「go ahead!」とか「sorry, I’m so cold」とかになって、単純なyes/noじゃ無くなるんですね。
Enjoy -ing:楽しむ
これはほぼ全ての人が理解していると思います。
意味は「楽しむ」ですね。
(例)I enjoyed playing tennis.
(訳)テニス楽しかったです。
Give up -ing:諦める
日本語ナイズされている動詞の代表といっても過言ではないのでしょうか?
意味は「〜するのを諦める」です。
(例)I gave up doing my homework because I missed the due.
(訳)締め切りを逃したので宿題を諦めた
Avoid -ing:避ける
意味は、「〜することを避ける」
(例)I will avoid being fat!
(訳)デブにならないようにします!
Finish -ing:終える
これの意味は誰もが知っているでしょう。
しかし、この単語の後ろは必ずingということを忘れてしまっている人もいるのではないでしょうか?
意味は「〜するのを終える」
(例)I finished working by 12am
(訳)深夜までに仕事を終えた
Escape -ing:逃げる
これはあまりなじみが無いのではないでしょうか?
僕は結構最近までmegafepsを覚えておきながら、escapeを忘れていました(笑)
意味は「逃げる」ですね。
(例)I escaped being hit by the track
(訳)トラックにひかれる状態から逃げた→ひかれかけた
escape の後ろに場所が来ている場合は、toが入ります。
Put off -ing/ Postpone -ing:延期する
意味は「延期する」
put offもpostponeも同じ意味なので、ひとまとめにして覚えてしまいましょう!
(例)We decided to put off playing baseball because of heavy rain
(訳)豪雨のせいで、私たちは野球を延期する事を決めた
Stop -ing:やめる
これがこの中に含まれているのは少し違和感があるのですが(あくまで僕に取って)、megafepsのsはstopで知られているので、ここはstopと記載しておきます。
意味は「やめる」
しかしstopの後にtoがくると「〜するために立ち止まる」という意味があるんです。
だから僕はstopをここには入れたくないんですが、後に本当のsを紹介します。笑
(例)I stopped watching the TV show
(訳)その番組をみるのをやめた
(例)I stopped to watch the TV show
(訳)その番組をみるために立ち止まった
だから一概にstopの後はing!!!と言えないんですね。
Suggest -ing:提案する
意味は、「提案する」です。
(例)I suggested doing homework to him
(訳)彼に宿題をすることを提案した
Deny -ing:否定する
「megafepsだ」と中学のときに教わった人もおられるのではないでしょうか?
その「だ」にあたるのがこれ。
意味は「否定する」です。
(例)I denied what he said
(訳)私は彼が言った事を否定した
Admit -ing:認める
意味は「認める」です。
(例)I admitted what I did
(訳)私は私のやったことを認めた
不定詞の形を取って「to+V」になるものは?
不定詞はどのようなイメージを持つべきなのか?
不定詞は、未来の動作を表し、「これから向かう」というようなイメージです。前置詞で使うtoもイメージとしては近しいイメージになります。
agree to visitの場合は、まだ訪問していないが、訪問するということに同意するということですし、ask to doは何かしらをすることを依頼するということです。
今その時点ではそれをしようと思っている、それをする予定で、不定詞で表す行動自体自体はまだされていないです。
Agree to:同意する
agreeは何かしらの動作、行動をすることに同意するという意味で、同意した時点では、その動作はされていません。
なので、to 不定詞が使われます。
Ask to:依頼する
askも同じように、「して欲しい」と依頼したときは、その動作はしておらず、依頼して、やってくれた場合に実際にその動作が行われます。
Decide to:決める
Expect to:期待する
Fail to:失敗する
Hope to:願う
hopeは今既に起こっている/実現していることではなく、これから起こることを「願う」動詞です。なので、hopeと一緒にingを使うことは出来ず、未来の行動を表すingと一緒に使う必要があります。
hope to become (~になることを願う)やhope to go(~に行くことを願う)というように、何かしらの願望を表現するときにhopeが使われます。
なので、hope -ingとはならずに、hope to doになりますので、hopeを使って表現するときは気を付けてください。
hope of -ingというように、後ろに前置詞のofを付ける場合はingとhopeが一緒に使われることもあります。
Pretend to:のふりをする
Promise to:約束をする
Want to:求める
Wish to:望む
Desire to:熱望する
Decide to:決定する
Resolve to:決心する
Mean to:〜するつもり
Offer to:申し出る
Agree:賛成する
Premise:約束する
Refuse:拒絶する
Wish:願う
「to+V」「-ing」どちらの形にもなるものは?
中には「to+V」「-ing」どちらの形にもなるものもあります。
イメージ的にはtoがつく不定詞は未来のイメージ、ingは現在のイメージをするといいです。
Begin -ing/to do:始める
Continue -ing/to do:続ける
continueは-ingとto doのどちらでも使うことが出来ます。
ただし、それぞれ表す意味は異なります。
continue -ingの場合は今何かの動作をしているイメージで、何かしらが起きて中止をしかけたが、中止することなく、そのままやり続けたというような意味になります。
対して、continue to doの場合は、何かしらをし終えたあと、再びし続けたという意味を表します。
ingをつくと今も続く動的なイメージで、continueは未来に向けて何かをするイメージで、それがこの違いに現れてきます。
Hate -ing/to do:嫌う
Intend -ing/to do:意図する
Like -ing/to do:好む
Love -ing/to do:愛する
Neglect -ing/to do:無視する
Start -ing/to do:開始する
まとめ
どうでしたか?つい忘れがちな「to + v」「v + ing」を取る動詞。
文法問題では頻出なため、これをおさえているだけで安定してスコアを取ることが出来ます。
暗記出来ていない人は覚えてみてはどうでしょうか?