英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
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provided thatとgiven thatの意味は?仮定法ifとの使い方・違いを例文で紹介

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「もし〜したら」を表す様々な表現

一番最初に学校で学ぶif以外にも、「もし〜したら」を表す表現はprovide that (providing that)やgiven thatなど様々なものがあります。

今回はそれぞれの仮定法のニュアンスがどう異なっていて、どういう風に使い分けるのが良いかを紹介していきます。

表現を豊かにする英語の仮定法

仮定法を上手く使いこなすことで、英語の表現に幅が出来ます。様々な仮定法を使い分ける事が出来れば「もし〜」のニュアンスや強さまで伝える事ができて、さらに表現のレベルが上がります。

仮定法といえばifを思い浮かべる人が多いですが、provided thatやgiven thatなど他との意味の違いは何で、シーンに合わせてどのように使い分ければ良いのかを今回は例文とともに紹介していきます。

given that(providing that)の意味

given thatは今の状況を元に、「(事実や前提を考慮して)もし、◯◯だとすると」という意味です。論文や数学の問題では、その条件が与えられて、それに基づいて解答をするので、ifやprovidedなどの仮定法ではなく、givenが使われます。たとえば、「xが10でyが20だとすると」を表す時は「given that x is 10 and y is 20」という風に表現します。ここでは、xとyは仮定しているわけではなく、そのときの状況、条件として与えられているからです。

この内容は「所与」を表しているため、if よりはconsidering that(このような状況なので)と近しい意味になります。

provided thatだけではなく、providing thatで+ingで使うことも可能です。

provided that(providing that)の意味

provided thatは仮定として、「(今はそうではないが)もし◯◯だとすると」という意味です。たとえば、Provided that she recovers this illness(もし、彼女の病気が治ったら)という表現を使うとすると、その時点で彼女は病気ではあるが、もしそれが治れば◯◯しようというような表現になります。

この表現は「仮定」を表しているため、if(◯◯という状況だと仮定すると)と近しい意味になります。

providedと同じく、given thatだけではなく、providing thatで+ingで使うことも可能です。

provided that(providing that)の例文

I will accompany you provided that I’m well enough.

「体調が良ければ私も一緒に行きます。」という意味です。

今は体調がよくないので行けるかわからないが、もし体調が良くなれば(仮定)一緒に行きたいということを伝える英文です。

I will call you up, provided that I have time.

「もし、時間があれば電話するね。」という意味です。

忙しいかもしれないので、電話出来るかはわからないが、もし、時間が出来て電話出来そうなら連絡するという意味です。

She would buy foods by herself, provided that she is hungry.

「もし、彼女がお腹が空いていたら、彼女自身で食べ物を買うだろう。」という意味です。

彼女のお腹の状況はわからないが、お腹がすいていると仮定すると自分自身で食べるものを買いに行くだろうという仮定です。

given that(providing that)の例文

Given that this is true, what should we do?

「もし、それが真実なら私はどうすればいいのか?」という意味です。

Given that both lines are stopped, we will not to be able to arrive on time.

「もし、両方の線が止まっていたら、時間通りに到着出来ないだろう。」という意味です。

provide thatとgiven thatの使い分け

使い分ける上で、表現したい「もし◯◯なら〜」というものが、現実に起きている。もしくは起きる可能性が高いものなのか、もしくは今のところは起こりそうにない仮定なのかを意識してみて下さい。

provided that = ifは、今の状況とは違う仮定なので、現実とは遠い表現のときに使うのが適切で、逆にgiven that = considering thatは今の状況か、今にも起きそうなことなど、現実に近い状況を表すときに使われる表現です。

ifとの違いは?同じ意味なの?

「provided that」と「given that」は「if」よりも強いニュアンスを持っています。「given that」は所作を表す仮定なので、provided thatの方がどちらかというとifと近い意味です。

最後に

いかがでしたか?同じ「もし〜したら」を表す仮定法でも、どの表現を使うかで、その強さでニュアンスが全然違ってきます。

伝えたい仮定のニュアンスに合わせて様々な表現を使い分ける事が出来るように頑張ってくださいね。

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