主要テストの違い
様々な英語能力試験テストが存在します。主要なものだと私生活での英会話能力を試すTOEIC、留学のためのTOEFL iBT, CBT, PBTとIELTS、そして小学生や中学生など高等教育機関で英語能力試験として使われる英検があります。
それぞれレベルを表すスコアが異なっており、一つのテストでスコアを持っていても、他のものに換算するとどのくらいのレベルなのかが分かりません。
実際にどれくらい個別試験の対策をしているかや、試験項目(スピーキング、リスニング、ライティング、リーディング)によってスコアの差分はあるので、目安として参考にしてみてください
今回はそのような主要英語テストのスコアの換算表を紹介します。
レベル別スコア換算表(まとめ)
下記が主要テストのスコア換算表です。
公式に発表された換算表ではなく、主要なスクールなどの民間企業や教育機関などが発表しているものになります。大体の英語力の換算表にはなるのですが、各試験の対策の有無などで実際のスコアが変わります。
なので、参考にしながらある試験でこのスコアが取れていれば他のテストでも対策をすればこのくらい取れそうというような目安にしてみてください。
TOEIC | 英検 | TOEFL iBT | TOEFL CBT | TOEFL PBT | IELTS | PTE | 能力 | レベル |
– | – | 118から120 | 297から300 | 673から677 | 9 | 87から90 | ||
– | – | 115から117 | 293 | 670 | 8.5 | 83から86 | ||
– | – | 110から114 | 287から290 | 660から667 | 8 | 79から82 | ||
970から990 | – | 102から109 | 267から283 | 630から657 | 7.5 | 73から78 | ||
870から970 | 1級 | 94から101 | 250から263 | 600から627 | 7 | 65から72 | 大学上級程度 | 英語で困ることが少ないレベル |
820から870 | – | 79から93 | 233から247 | 577から597 | 6.5 | 58から64 | ||
740から820 | 準1級 | 60から78 | 213から230 | 550から573 | 6 | 50から58 | 大学中級程度 | 社会生活やビジネスで困ることが少ないレベル |
600から740 | – | 46から59 | 192から212 | 521から549 | 5.5 | 42から49 | ||
550から600 | 2級 | 35から45 | 173から190 | 500から520 | 5 | 35から42 | 高校卒業程度 | ある程度のビジネスでも通用するレベル |
500から550 | – | 32から34 | 150から170 | 470から499 | 4.5 | 28から34 | ||
450から490 | 準2級 | から31 | 130から149 | 450から469 | 4 | から27 | 高校中級程度 | ビジネスでも最低限必要とされているレベル |
300から440 | – | – | 110から129 | 400から449 | 3.5 | – | ||
291から299 | 3級 | – | 100 | 391から399 | 3 | – | 中学卒業程度 | 日常的な英語をある程度理解できるレベル |
270から290 | – | – | 90 | 390 | 2.5 | – | ||
260から269 | 4級 | – | – | 350から389 | 2 | – | 中学中級程度 | 簡単な英語であれば理解・表現が出来るレベル |
100から259 | 5級 | – | – | – | 1.5 | – | 中学初級程度 | 多くの中学生がクリアーできるレベル |
TOEICからTOEFL iBT/iTPへの得点換算表
まずは、英語の日常会話を測るための試験と留学に必要な英語能力を測るTOEFLの得点換算表から見てみましょう。
今まで英会話を測るためにTOEICを受けたことがある。留学をすることになりそうなので、今のTOEFLスコアを知りたいという人はこの換算表を元に自分の大体のスコアを測ってみて下さい。
ただ、かなり基本的な英会話を測る試験と高度なアカデミックな英語のTOEFLのスコアの間に差が出ることが多いので、大体のスコアを換算表から把握した上で、実際にTOEFLを受けてその差分を見るように気をつけて下さい。
TOEFLとTOEICの違いは別の記事で紹介しています。
TOEIC | TOEFL iBT | TOEFL CBT | TOEFL PBT | 能力 | レベル |
– | 118から120 | 297から300 | 673から677 | ||
– | 115から117 | 293 | 670 | ||
– | 110から114 | 287から290 | 660から667 | ||
970から990 | 102から109 | 267から283 | 630から657 | ||
870から970 | 94から101 | 250から263 | 600から627 | 大学上級程度 | 英語で困ることが少ないレベル |
820から870 | 79から93 | 233から247 | 577から597 | ||
740から820 | 60から78 | 213から230 | 550から573 | 大学中級程度 | 社会生活やビジネスで困ることが少ないレベル |
600から740 | 46から59 | 192から212 | 521から549 | ||
550から600 | 35から45 | 173から190 | 500から520 | 高校卒業程度 | ある程度のビジネスでも通用するレベル |
500から550 | 32から34 | 150から170 | 470から499 | ||
450から490 | から31 | 130から149 | 450から469 | 高校中級程度 | ビジネスでも最低限必要とされているレベル |
300から440 | – | 110から129 | 400から449 | ||
291から299 | – | 100 | 391から399 | 中学卒業程度 | 日常的な英語をある程度理解できるレベル |
270から290 | – | 90 | 390 | ||
260から269 | – | – | 350から389 | 中学中級程度 | 簡単な英語であれば理解・表現が出来るレベル |
100から259 | – | – | – | 中学初級程度 | 多くの中学生がクリアーできるレベル |
TOEFLからIELTSへの得点換算表
次に、海外の大学や大学院の留学にいくために必要なTOEFLとIELTSのスコアの得点換算表をみてみましょう。
TOEFLはアメリカで作られたもので、主にアメリカの教育機関で使われるもので、IELTSはイギリスで作られたものなので、欧州を中心に使われています。とはいえ、どちらも受け付ける学校もかなり増えてきているのも事実です。
TOEFLとIELTS試験の違いは別の記事で紹介しています。
TOEFL iBT | TOEFL CBT | TOEFL PBT | IELTS | 能力 | レベル |
118から120 | 297から300 | 673から677 | 9 | ||
115から117 | 293 | 670 | 8.5 | ||
110から114 | 287から290 | 660から667 | 8 | ||
102から109 | 267から283 | 630から657 | 7.5 | ||
94から101 | 250から263 | 600から627 | 7 | 大学上級程度 | 英語で困ることが少ないレベル |
79から93 | 233から247 | 577から597 | 6.5 | ||
60から78 | 213から230 | 550から573 | 6 | 大学中級程度 | 社会生活やビジネスで困ることが少ないレベル |
46から59 | 192から212 | 521から549 | 5.5 | ||
35から45 | 173から190 | 500から520 | 5 | 高校卒業程度 | ある程度のビジネスでも通用するレベル |
32から34 | 150から170 | 470から499 | 4.5 | ||
から31 | 130から149 | 450から469 | 4 | 高校中級程度 | ビジネスでも最低限必要とされているレベル |
– | 110から129 | 400から449 | 3.5 | ||
– | 100 | 391から399 | 3 | 中学卒業程度 | 日常的な英語をある程度理解できるレベル |
– | 90 | 390 | 2.5 | ||
– | – | 350から389 | 2 | 中学中級程度 | 簡単な英語であれば理解・表現が出来るレベル |
– | – | – | 1.5 | 中学初級程度 | 多くの中学生がクリアーできるレベル |
英検からTOEICへの得点換算表
最後に、中学校や高校などを中心に英語力を測る試験として使われる英検と、日常会話と測るTOEICのスコアの換算表をお伝えします。
昔英検は受けたことはあるが、TOEICではどれくらいのスコアになるか知りたい人はこの換算表で大体のスコアを把握してみて下さい。
英検 | TOEIC | 能力 | レベル |
– | – | ||
– | – | ||
– | – | ||
– | 970から990 | ||
1級 | 870から970 | 大学上級程度 | 英語で困ることが少ないレベル |
– | 820から870 | ||
準1級 | 740から820 | 大学中級程度 | 社会生活やビジネスで困ることが少ないレベル |
– | 600から740 | ||
2級 | 550から600 | 高校卒業程度 | ある程度のビジネスでも通用するレベル |
– | 500から550 | ||
準2級 | 450から490 | 高校中級程度 | ビジネスでも最低限必要とされているレベル |
– | 300から440 | ||
3級 | 291から299 | 中学卒業程度 | 日常的な英語をある程度理解できるレベル |
– | 270から290 | ||
4級 | 260から269 | 中学中級程度 | 簡単な英語であれば理解・表現が出来るレベル |
5級 | 100から259 | 中学初級程度 | 多くの中学生がクリアーできるレベル |
最後に
いかがでしたか?英語力を測るために作られた様々な英語試験。その大体の自分のレベルを知るために換算表は便利です。
とはいえ、試験によって必要な能力や試験形式は大きく違うので、換算表で基礎的な英語力(単語や文法)を元にしたスコアを把握した上で、必ず実際の試験を受けてみて下さい。
そうすることで、逆にスコアの差分から自分の苦手なことも見えてきます。たとえば、TOEICでハイスコアでTOEFLを受けるとスコアが対応表より低いケースだと、ライティングやスピーキングなどのスコアが原因のことが多いです。
英語能力試験を受ける目的を元に自分のレベルを把握して、スコアのアップに繋げて下さい。