MBA合格に必要なGMATスコア
海外MBAを受ける人が全員必ずぶち当たる壁がGMATの壁です。
MBA合格を勝ち取るために必要な条件の内、最も難易度が高く、かつ、努力をしても伸びない事が往々にしてあります。仮にTOEFLやIELTSでハイスコアを取り、エッセイと推薦文を頑張ったとしても、GMATでスコアが取れなければ殆どのケースで落とされてしまいます。
欧州のスクールの場合はアメリカよりは優先度は低いとはいえど、トップスクールに入るためには少なくとも600点台後半、出来れば700点台を獲得しておきたいところです。
GMATで700+ハイスコアを取る事が出来れば語学やキャリアで多少不利でも、ほとんどのケースで取り返すことが出来ます。
GMATスコアを取るために重要な予備校
GMATを独学で挑んで合格するという受験生はほとんどいません。というのも英語の試験などとは比べて試験の形式が全く異なり、さらに、受験者が少ないため質の高い学習教材が全く市場に出回っていないからです。
かつ、内容や傾向がかなり特殊で、よく傾向やレベルが変わるので、常に最新の状況を掴まなければスコアを獲得することは難しくなります。たとえば、Mathだと、近年難化が進んでおり、市場に出回っているほとんどの参考書はレベルが低すぎます。
予備校は毎年、かなりの費用を貰って生徒を教えていることもあり、講師は徹底的に過去問を研究してGMATのスコアメイクのためのカリキュラムを磨き込んでいます。
合格体験記などを見れば分かるようにほとんど全ての人がGMAT予備校を利用しており、その中のかなりの数が複数の予備校に通ってダブルスクールをしています。
ダブルスクールをしている人が多いのは、予備校によって強みが違うため、それぞれを補完して合格の確率を上げるために多くの受験生がダブルスクールをしています。
GMAT予備校選びの重要性
先ほどお伝えしたように、予備校に強みが違う中で、いかに自分にあった予備校を選ぶかどうかがスコアの伸びに大きな影響を与えます。
たとえば、数学が得意でMathは特に苦労しないような人はVerbalが得意な予備校に通うべきですし、SCが苦手な人は問題数が多く文法理解を深める事が出来る予備校に通うべきです。
同様にVerbalが得意だがMathが苦手な人はしっかりと基本から教えてくれるMathが強い予備校を選ぶべきです。
今回は様々な観点から予備校を徹底比較してオススメを紹介していきます。
オススメのGMAT予備校
濱口塾
濱口塾は関西に拠点があり、濱口先生が個人で運営している個人予備校です。濱口先生はGMAT770(!!)を取得しており、その経験に基づくハイレベルな講義が提供されています。
少人数でみっちりなので、受験などでも河合塾や代々木ゼミのような大手よりも個人塾が合う人にオススメです。
最近、東京校を開講したので、関東での知名度もかなり上がっています。
授業は教室だけではなく、Skypeや動画を使った学習も提供しているため、海外在住のMBA受験生など物理的に予備校に通えない人の多くが濱口塾に通っています。
少人数なのもあり、かなり高品質な授業が提供されており、多くのトップスクール合格者が濱口塾の卒業生です。
受講するとかなりの問題数がもらえるので、学んだテクニックを実践する教材も同時にゲットすることが出来ます。
Affinity英語学院(アフィニティ)
15人程度の少人数クラスで、短期間集中の授業が提供されるのがAffinity英語学院です。
予備校は東京の大手町にあります。
講師は複数いるので、先生によって内容やレベルのバラツキがあるのが難点です。利用する時は受ける授業がどの講師なのかを確認した上で受講することをオススメします。
Math、Vervalがそれぞれ細かい単位(SC/RCなど)で購入する事が出来るので、科目集中で予備校を利用したい人にオススメです。
https://www.affinity-english.com/
AGOS
AGOSはMBA受験の予備校といえばほとんどの人が思い浮かべる有名どころの最大手予備校です。
東京と大阪に予備校があるため、どちらかの都市に住んでいる場合は通学して実際の授業受ける事ができます。通信教育も提供しています。
有名なMBA受験やGMATの本をいくつか出版していることでも有名です。
AGOSは特にVerbalに強く、SC/CRの解答テクニックはスコアを上げるのにかなり効果的です。
AGOSはGMATの参考書も出しているので、一度それを読んでみて自分に合いそうかみてみるのがオススメです。
Y.E.S(Yoshii English School)
吉井先生が教えている予備校がY.E.S.です。予備校の名前は先生の名前から来ています。
English Schoolという名前から分かる通り、特にVerbalのノウハウが溜まっている予備校です。
GMATのテクニック論だけではなく、本質的な英語の知識や考え方まで身につけることが出来るので、SCが特にオススメです。
多くのSCに課題感がある受験生が、単科でY.E.Sに通っています。
Verbalの授業の質が高いだけではなく、問題数もかなりあるので、テクニックを学びながら数をこなす事ができます。
http://www.yes-05.com/index.htm
Meister(マイスター)
マイスターとは他とは違い、GWと8月の長期休暇に短期集中で開かれる予備校です。
仕事が忙しく、基本的には独学でやりながらも、短期集中でテクニックを学びたいという受験生にオススメの予備校です。
短期集中の講義だけではなく、入会するとオンライン学習素材も利用出来ますので、授業以外でも学ぶ事がでいます。
http://www2.gol.com/users/meister/
オススメの予備校の組み合わせ
周りのGMAT700ホルダーに話を聞いた感じだと、どこか1つの予備校で全科目のテクニックを学び、予備校で貰える問題と市販の教材で演習を繰り返す。
ダブルスクールでVerbalの深い知識を身につけるためにY.E.SでVerbalのスコアを上げるという人が多いように感じます。