メモ効率がTOEFLスピーキングの点数の明暗を分ける!!
TOEFL iBT のSpeakingセクションの点数は、
ずばり受験者のメモ方法によって左右されます。
なぜなら、各問題には解答の準備時間が設けられており、
配布されたメモ用紙を自由に使えるからです。
スピーキングのメモ方法を改善するということは、
解答に対する準備度が高くなり、
それにSpeakingセクションにおけるリスニング・リーディングのメモ量が増えることを意味します。
今日はそのメモ技術修得をめざし、TOEFL市場のニッチをついた、
「TOEFL Speaking セクションにおける最も効率の良いメモ術」
という題目でお送りします。
以下、スピーキングセクションの問題1から6まで順番にメモ術を紹介していきます。
問題形式を忘れてしまったという方は、コチラから復習してくださいな。
Question 1&2で活きるメモ術
まず初めに自由度の高い独立問題である問題1と2からです。
この種の問題は自由度が高いためメモ方法の自由度も大きいのです。
そこでこの記事では一つのメモ方法を提案します。
それは「タコ足型」メモ術です。
頭にQマークが星の数ほど浮かばせた方が多数だと思いますので、
以下にメモ概要の図を書いてみました。
まず問われた問題に対する自分の意見を、大きいな楕円スペースに書き入れます。
そしてその意見を支持する2つの理由を下の小円に書き込みましょう。
もし15秒の準備時間が余っているようでしたら、
これらの理由を正当化する具体例をその下に付け加えてください。
なるべく個人的な具体例のほうが得点は高くつきます。
Question 3の攻略を実現するメモ術
つぎにリーディングとリスニング力が問われる複合問題についてです。
この問題3では「ストーンヘンジ型」メモ術を利用しましょう。
思わず鼻で笑ってしまった方がいると思いますので、
次の図で説明します。
これが噂の「ストーンヘンジ型」メモです。
一番上の「C:(change) 」の欄には大学側が決定した方針を書き込みましょう。
そして、その下の「M (Man) 」のスペースには男性の発言内容、
「W (Woman) 」のスペースには女性の発言内容をメモするようにします。
これによりどちらの学生が意見を主張したかが明瞭になり、
代名詞を使用する際に性別で困ることがなくなります。
Question 4対応のメモ方法
つぎの問題4で利用するメモ術は、
前回のIntegrated Writing メモ術に登場した、
「十文字」メモ術です。
左側のR (Readingの意)下のスペースには、学術記事から読み取った内容を記入します。
ここでは簡潔に記事が伝えている法則・概念・定理を読み取りメモりましょう。
記事に含まれている具体例を記入する必要はまったくありませんよ。
つぎに、右側のL(Listeningの意)下のスペースにはリスニングで聴き取った教授の講義内容をメモします。
ここでは教授がリーディング記事を具体化する例を2つほど挙げてきますので、
わかりやすく分けて記入しましょう。
Question 5を落とすために利用したいメモ術
この第五問目でも利用するのが前問と同様の「十文字法」です。
ただし今回のメモ方法は若干異なります。
なぜならリーディングの読解が含まれていないからです。
説明の便宜上のため、ここでは女学生が悩みを打ち明けたとしましょう。
このとき右側のW(Woman) のスペースに彼女の悩みを的確にメモし、
さらに解決策を提示するもう一方の男子学生の欄M (Man) には、
しっかりと解決策をメモしましょう。
双方の会話が進んでいく中で、解決策のメリット・デメリットが喋られますので、
それらをメモして己の意見として吸収していくのも一つの手です。
Question 6 で自信をつけさせるメモ術
最終問題はリスニングとスピーキング力が問われる複合問題です。
つまりここでのメモ内容はリスニングに焦点を当てるだけでよいのです。
そこで第六問目では第三問目と同様の「ストーンヘンジ型」メモ術を利用します。
今回は一番上のM (Main Idea) のメモ欄には、教授が説明する概念・法則・定理の説明を記入し、
その下の二つのE1とE2 (Example) の欄にはそのアイディアを支持する具体例を書き入れてください。
ここでも自分で新しい表現を考える必要はなく、ただ耳に聞こえた単語をメモするようにしましょう。
メモ量(読解可能な)が多いければ多いほど、喋るネタが増えますので、
歯を食いしばって鉛筆を動かしましょう。
メモのスピードを上げるにはどうしたらよい!??
書き言葉と口言葉では元来そのスピードがまったく異なります。
書き言葉のほうが断然遅いわけです。
それでは、このカメのようなスピード感をどのように兎に近づけるかといいますと、
それは省略形を多用するか、もしくは握力を鍛えるか、
の2択しかありません。
力技の握力鍛錬に関しては違う記事に委託するとして、
省略形を最後に紹介します。
ライティングの記事でも紹介しましたが、これを身に着ければメモスピードが2倍は違います。
ぜひ試してみてください。省略形と記号に関しては下の表を参照してくださいね。
この記事とスピーキングテンプレートの記事を一緒に読んでいただけるとより理解が深まります。
困惑したときはそちらを参考にしてみてくださいな。
それでは。