「割合」を表す英単語
日本語では「割合」という言葉で様々な種類を表現するのですが、英語では、その割合の意味合いによって全く異なった英単語が使われます。
percentageやpercentは聞いたことがある人も多いとは思いますが、それ以外にもratioやproportionのように様々な「割合」を表す英単語が存在しています。
本日はそれぞれの単語がどのような意味合いを持ち、どのように使い分けていけばいいのかをお伝えしていきます。
ratioの意味と使い方は?
まずは、ratioの意味から見ていきましょう。
比、比率、割合、比例
ratioは2つの数字を使って計算して導き出す割合を表します。たとえば、打率だとhit ratioですし、専門的な用語だと、risk ratioやodds ratioのようなものでも使われます。
それぞれの比率は構成などではなく、何かと何かで計算したときの何らかの割合を表します。
proportionの意味と使い方は?
次にproportionの意味を見てみましょう。proportionだと、体のプロポーションなどといったような割合などで聞いたことがあるのではないでしょうか。
(…の)割合、比(率)、釣り合い、調和、均整、割り前、分け前、部分、(美的観点からみた)均整、全体のバランス
proportionは全体の中の割合、つまり、全体を構成する割合を表します。たとえば、体のプロポーションだと、バスト、ウエスト、ヒップなどそれぞれの体の部位の構成(均整)を表すために使われます。
たとえば、全体の中の何かが占める割合を表すときは 「proportion of A in B」といったような表現で使われます。
percentage/percentの意味と使い方は?
percentageとpercentは消費税のパーセントといったように、よく日本語でも使われる表現です。
パーセンテージ、パーセント、百分率、割合、歩合、率、利益、勝ち目
Percentageは100%をマックスとしたときの何かの割合です。消費税だと100%がマックスでその中の割合ですし、人間の体(100%)に占める水分の割合を表す時もPercentageです。
最後に
いかがでしたか?以外と奥が深い「割合」を表す英語。
- ratio: 2つの数値から導く割合
- proportion: 全体の割合
- percentage/percent: 100%をマックスとする100分率の割合
というようにそれぞれ覚えてみてください。最初はいまいちニュアンスが掴みきれないかもしれませんが、それぞれ頭に入れながら、その単語が出てきたときにその文章をみてみてください。
それを繰り返すことで使う意味、ニュアンスとその実際の活用が紐づいてきて、自然に使い分けることが出来るようになります。