英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
その他

英語ディクテーションアプリで学習効率を飛躍させる秘訣

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英語学習において「ディクテーション」はリスニング力や発音力の向上に欠かせない学習法です。実際に耳で聞きながら、その音声をそのまま文字に起こすトレーニングを継続すると、英語の音の切れ目や単語の使い方、発音の特徴などを深く理解できるようになります。さらに、最近はAI技術の進化に伴い、ディクテーション用の英語アプリや多言語対応の音声起こしアプリが急速に発展しました。これらを賢く活用すると、学習が一段と効率的になるだけでなく、ビジネスシーンや研究活動、あるいは日常での情報収集にも大いに役立ちます。

本記事では、私自身が英語学習や会議の文字起こしなどで様々な音声認識アプリを試してきた経験を交えながら、「ディクテーション 英語 アプリ」をメインキーワードに、最新のアプリ事情や機能、選び方のポイントをなるべく包括的かつ専門的にまとめます。多言語対応や業務特化型のアプリ、さらに要約機能付きのツールまで広く網羅しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。10種類以上のサービスを比較し、それぞれの特徴や使いどころを解説します。また、実際の評判や口コミについても触れていきますので、導入の際の判断材料にしていただけるはずです。

ここでは英語ディクテーションから多言語翻訳、さらに専門分野の音声入力までカバーします。特に英語のディクテーションアプリとして、Notta(ノッタ)やTexter(テキスター)、Google音声認識などが人気ですが、それぞれ細かい違いがあります。日本語中心で検討している方も、同じ仕組みやAIを使うことで英語を含む多言語対応が可能なアプリが意外と多いため、自分に合ったツールをぜひ見つけてください。


ディクテーションにアプリを使うメリット

従来の英語ディクテーションは、音声教材を再生しながら紙に書きとる方法が主流でした。これは確かに王道ですが、以下のようなデメリットがありました。

  1. 音声の区切りや速度調整が手動
  2. 書き間違いをその場でチェックしにくい
  3. 専門用語や固有名詞の確認に手間がかかる
  4. 端末間の学習進捗を同期できない

こうした不便をAI搭載のディクテーションアプリや音声起こしアプリなら解消できます。具体的には、音声を自動的にリアルタイムで文字化してくれたり、翻訳まで同時に表示してくれたりします。さらには英語のディクテーションを保存しておき、後から検索や編集ができるケースも増えてきました。学習効率を高めるだけでなく、会議録やインタビュー録音などビジネス上の作業も効率化してくれるため、個人学習だけでなく実務全般にも大いにプラスになります。

私が初めて音声起こしアプリを使って感激したのは、英語学習中に「どの単語を聞き逃しているか」を正確に把握できるようになった点です。これまでは何度も巻き戻して紙に聞こえたまま書きとり、また再生してチェックして…という手順で時間がかかりました。それが自動で文字起こしされるので、同時に自分のリスニングとの差分を比較できるのです。もちろん機械任せだと誤認識がある場合もありますが、大枠を確認してから細部だけ自分の耳を頼りに修正すれば、効率が段違いに良くなりました。


アプリ選びのポイント

アプリによって使い勝手や特徴は様々です。英語ディクテーションに使うなら、以下の観点を意識すると良いでしょう。

  1. 認識精度
    特に英語の発音は多彩なアクセントやスピードがあるので、どの程度まで正確に書き起こしてくれるかが重要です。アプリごとに搭載するAIや独自エンジンの性能差があります。
  2. 対応言語数
    英語だけでなく他の言語も学習したい場合や、たとえば日英混在で議事録を取りたい場面など、多言語対応かどうかで利便性が変わります。
  3. 料金体系
    無料プランがあるか、あるいは月額制・従量課金制・買い切り型のどれが自分に合っているかを把握するのも大切です。
  4. セキュリティ・プライバシー
    音声データがクラウドにアップロードされる場合、業務で使うなら機密情報を扱ってよいかチェックしましょう。オフライン処理が可能なアプリも存在します。
  5. カスタマイズ機能
    辞書登録や要約機能があるかなど。自分がどの程度専門用語を使うか、あるいは議事録の要約まで自動化したいのかを明確にしておくと選択がスムーズです。

ここから先は、いくつかの主要アプリを比較しながら、それぞれの良い点と注意点を包括的に解説します。そして最後にはユースケース別におすすめアプリの選び方を整理します。


人気アプリ・サービスの基本情報

ここでは、音声起こしや英語ディクテーションに使われる主要アプリ・サービスを簡単に比較できるようにテーブル形式でまとめます。内容は2025年2月時点での情報をベースにしています。将来的に料金や機能が変動する可能性があるので、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

アプリ・サービス名対応言語・精度料金体系特徴的な機能評判・口コミ
CLOVA Note日本語・英語・韓国語・中国語。日本語特化時は高精度。英語も比較的良好スマホアプリは無料無制限。PC版は月300~600分まで無料で有料プランなし議事録作成に特化。話者分離、自動句読点、録音ブックマークなど。LINEアカウント連携でスマホ-PC同期「無料でここまでできるのはすごい」「インターフェースが分かりやすいがユーザー辞書はなし」という声多数
Notta(ノッタ)最大104言語対応。英語学習でも高評価。無料プランは1回3分制限。有料(月約1,300円〜)で月1,800分まで高度な翻訳機能・リアルタイム文字起こし・長時間ファイルにも対応。多機能オールインワン型「多言語対応が便利」「日本語訳も質が良い。無料枠が少ないのが難点」という口コミ
Texter(テキスター)Whisper搭載で約100言語。iOS音声認識APIも併用基本無料。プレミアム課金で無制限録音など拡張音声・動画・画像のOCRまで一括文字起こし。DeepL翻訳・AI要約にも対応。オフライン処理も可「機能が多く最初は戸惑う」「PC編集が少し面倒だが、翻訳やOCRは便利」というレビュー
Rimo Voice日本語特化エンジン。英語含む20以上の言語に対応従量課金制。無料トライアルあり。長時間利用すると費用増高速文字起こし(1時間音声を約5分で)。ChatGPT連携の自動要約。話者分離「議事録作成が圧倒的に楽になった」「従量課金なので大量に使うとコストが気になる」との声
スマート書記主に日本語会議向け。英語・他言語は非対応法人向けサブスク(10,000円/月〜)会議音声をアップロード→要約議事録を自動生成。要修正箇所だけ手動編集「大企業の役員会に便利」「個人や中小にはやや高額」との評価
AmiVoice SBx日本語のみ対応。ビジネス文書に最適化無料版あり(辞書登録5件まで)。法人版は業界辞書利用可スマホのキーボードとして動作。オフライン利用可。高精度書き言葉変換「会議起こしには不向きだが、個人の発話入力には最強レベル」という感想
Google音声認識 (Live Transcribeほか)73言語超に対応。無料で高精度完全無料 (クラウドAPIは別途有料)Android向けリアルタイム字幕生成、Googleドキュメント音声入力など幅広く展開「シンプルで使いやすいが、保存や編集機能は限定的」「Android向けのみ公式アプリあり」
Microsoft音声認識 (Group Transcribeほか)80言語以上。Azureベースで高精度化中Group Transcribeは無料。Office 365加入でWordの文字起こし機能も利用可iPhoneで多人数同時通訳字幕を実現。Wordオンラインで録音ファイルから自動文字起こし「多言語会議に革新的だけどiOS専用がネック」「月300分の制限がある」との声
OpenAI Whisper (OSS)約99言語に対応。オープンソース最強クラスの精度モデル・ソース無料。Whisper APIは従量課金($0.006/分)オフライン実行可。自動翻訳モード、タイムスタンプ付与など実装可能「自分で環境構築するハードルは高い」「最高レベルの精度が無料は衝撃」という評価
Nuance Dragon英語・独仏西中など。日本語非対応有料。Professional版で5万円〜。サブスク型もあり法律用・医療用など専門分野別エディション多数。PC操作や文書編集まで音声コマンドで可能「英語の音声入力ではトップクラス」「日本語が使えないのが惜しい」「専門職には必須」との評判

上記の表を見れば分かる通り、同じ「英語ディクテーション」でも無料で簡単に始められるものから高額でも専門的に使えるものまで幅広いです。以下では、それぞれのサービスをもう少し掘り下げて解説していきます。


CLOVA Noteの魅力と注意点

CLOVA NoteはLINEが提供している音声起こしサービスです。元々は日本語議事録作成向けという印象が強いですが、英語にも対応しています。私も日英が混じる会議で試したところ、英語部分はそこそこ正確に書き起こせました。ただし英語はまだ日本語ほどの精度はなく、特殊な発音や方言が混ざると誤認識が増える印象です。それでも無料でここまでできるのは驚きでした。

スマートフォンのアプリなら月あたりの時間制限なしで利用できます。PC版のほうは月300分〜600分の無料枠しかありませんが、多くのユーザーはスマホ録音で足りるかと思います。特徴的なのは使い勝手の良さです。録音しながら画面上に文字起こしがリアルタイムで反映され、要所ごとにブックマークをつけて後から飛べる機能がとても便利です。話者分離も自動でしてくれるため、会議の発言者ごとに区別してくれます。ただしユーザー辞書登録や詳細設定はありません。専門用語は自力で修正しなければならない点や、翻訳機能がない点には注意しましょう。あくまで無料で気軽に使える点が大きな強みです。


Notta(ノッタ)の多言語サポートと翻訳機能

英語ディクテーションを突き詰めたいときに私がよく勧めるのがNottaです。世界中で急速にユーザーを増やしているクラウド型サービスで、多言語対応が極めて充実しています。英語や日本語に限らず、中国語や韓国語、フランス語、スペイン語など主要な言語のほとんどを扱えます。さらに音声を文字起こししたあとに、ワンクリックで他言語へ翻訳する機能があるため、英語の会話をリアルタイムに日本語字幕で補助したり、逆に日本語から英語に翻訳して海外クライアントとコミュニケーションすることも可能です。

無料プランでは1回3分までしか文字起こしできないなど、練習用途に使うには少し制限が厳しいです。本格的に使うなら月額1,300円ほどの有料プランが必要になります。ただその分、毎月30時間(1,800分)もの録音を処理でき、長時間の講義や会議、インタビューにも対応できるため、学習用にもビジネス用にも人気が高いです。ユーザーの口コミを見ても、「多言語を一元管理できる」「字幕ファイルをエクスポートできるから動画編集にも使える」といったメリットを挙げる声が多いです。唯一の難点は、日本語UIに少し不自然な部分があり慣れるまで違和感があることくらいでしょう。精度や機能面ではトップクラスです。


Texter(テキスター)で音声・動画・画像の境界を超える

Texterは日本のスタートアップが提供する新進気鋭のアプリで、私自身最初に使ったときは「こんなに機能が詰め込まれて大丈夫か?」と驚きました。録音音声だけでなく、動画や画像に含まれる文字まで一括でテキスト化できるのです。動画ファイルから音声を抽出してディクテーションできるので、例えば海外のニュース映像や英語の講演動画を見て学習したいというときも一度に処理できます。また、PDFファイルのスキャン画像などもOCRで認識してテキスト化し、それをさらに翻訳することも可能です。

ベースにはOpenAIのWhisperモデルを組み込んでおり、英語のディクテーション精度はかなり高いと感じました。Whisperは英語だけでなく多言語を得意とするAIモデルなので、テキスター自体も数十言語に対応しています。さらにDeepL翻訳やChatGPT要約機能まで使えるので、留学先の授業で出された英語資料を撮影して即座に翻訳+要約するなんてことも。デメリットはスマホアプリがメインなのでPCでの大画面編集には対応しない点です。クラウド同期を活用すればPC上でブラウザから閲覧可能とはいえ、まだ専用編集UIなどはありません。慣れると強力ですが、最初は多機能すぎて少し戸惑うかもしれません。


Rimo Voiceの高速議事録と要約機能

日本語の会議録を高速で作成したい人にとって、Rimo Voiceは非常に便利です。独自のAIエンジンにより専門用語や話者の訛りにも強いという評判があり、実際に1時間分の録音を数分程度で文字起こししてくれる処理スピードが魅力です。ChatGPTと連携した要約機能によって長い会議音声を自動でダイジェスト化してくれる点も大きな強みです。

英語にもある程度対応しているものの、多言語変換や翻訳が最重要な場合はNottaに劣ります。料金体系は従量課金で、30秒ごとに22円という計算です。月に会議を数回しかやらないなら安く済みますが、英語学習で長時間ディクテーションし続ける用途には向かないかもしれません。UIはややシンプルで業務的ですが、Webブラウザ上で手軽に編集でき、文字と音声がリンクしている点は便利です。法人利用が多い印象で、評判としても「議事録の時短に繋がる」「精度が高く大手企業でも安心」という声が並びます。


スマート書記の自動要約による大企業向け会議ツール

もう一歩進んで、会議の要約まで完全に自動化したいという場合には「スマート書記」が選択肢に入ります。これは月額1万円以上と高価ですが、経営会議や採用面接、インタビューなどを録音すれば、要点整理された議事録をAIが自動生成してくれるという高機能さが売りです。英語ディクテーションにはあまり向かず、日本語のビジネス利用に特化しています。導入事例を見ても大手企業や自治体が多い印象で、中小企業や個人で使うには費用対効果が合わないかもしれません。精度自体は悪くないという評判で、導入企業からは「要点をまとめる負担が減った」「検索や共有が社内クラウド上で簡単」と喜ばれています。ただし個人が英語音源をコツコツ聞き取る用途には合いません。あくまで日本語会議を効率化するためのシステムとして認識しておくとよいでしょう。


AmiVoice SBxはスマホ音声入力特化

「ディクテーション 英語 アプリ」とは少し趣旨が異なりますが、スマホで話した言葉をリアルタイムに文書化したいという場合はAmiVoice SBxが便利です。AmiVoiceは業務用の音声認識エンジンとして国内で歴史がある会社で、SBxはスマホ用のキーボードアプリとして提供されています。英語には非対応ですが、日本語のビジネスメールやレポートを音声で書きたいときには非常に役立ちます。

無料版でも試せますが、ユーザー辞書に登録できる単語数が少ないなどの制限があります。法人向けには金融や医薬など専門辞書を組み込んだプランがあり、こうした業界では口頭だけで報告書をほぼ完成できるほどの精度です。私自身も社外に出ているときにスマホで急ぎのメールを送りたい場面で、AmiVoice SBxを使うと指で打つより圧倒的に速く書けます。ただし長時間の録音を後から文字起こしするような機能はないので、会議や英語学習用としては向きません。


Google音声認識は無料で手軽

Androidスマホユーザーならまず思いつくのがGoogle音声認識でしょう。Googleドキュメントの音声入力機能や、「Live Transcribe(音声文字変換)」アプリはすでに多くの方がご存じかもしれません。無料で70言語以上を扱える点は大きなメリットですし、リアルタイムの字幕表示が必要な場面(聴覚障害をお持ちの方へのサポートなど)で重宝します。

一方で、Live Transcribeは会話をその場で字幕化して表示する機能がメインであり、後から編集して保存するといった作業には対応が不十分です。履歴が一定期間保存されますが、長期保管は想定していません。また、句読点の自動挿入や話者分離は日本語では機能しないため、英語でも細かくピリオドやカンマを入れてくれるわけではありません。あくまで「無料でとりあえず字幕化できるツール」と割り切る必要があります。英語学習のディクテーションにも使えなくはないですが、後から本文を修正したり、翻訳をさっと表示したりといった機能面ではNottaやTexterに劣ります。口コミとしては「お手軽」「無料でこれだけ精度が出れば十分」という評価と同時に、「編集機能が物足りない」「Android専用なのでiPhoneでは使えない」という指摘が多いです。


Microsoft音声認識は多言語会議を同時字幕化

Microsoft音声認識関連では、「Group Transcribe」というiOSアプリが非常に面白い存在です。これは複数人の会話を各自のスマホで同時に文字起こしし、クラウドで統合してリアルタイム字幕化する仕組みです。例えば日本語話者と英語話者が同席していても、それぞれの端末が自分の発話を認識し、他の端末に自動翻訳された字幕を表示してくれます。多言語会議を実現するには画期的な機能ですが、現状iOS限定でAndroid版がないため、参加者全員がiPhoneかiPadである必要があります。

もう一つ、Microsoft 365を契約しているならWordオンライン版の「文字起こし」機能も便利です。録音ファイルをアップロードするとクラウド上で処理され、発言者区別までしたテキストがWordに書き出されます。ただし月300分などの利用制限があるため、大量の音声には不向きです。精度は英語優先で強化されているらしく、日本語ではまだGoogleなどに一歩譲る印象です。総じて多言語会議やOffice連携に強いですが、ディクテーション学習をガッツリやるには物足りなさがあるかもしれません。


OpenAI Whisperの圧倒的精度と自由度

最近、AI界隈で一躍脚光を浴びているのがOpenAIのWhisperです。これはオープンソースの音声認識モデルで、誰でも無料でダウンロードして利用できます。英語に関しては商用エンジンを凌駕するほどの高精度というベンチマーク結果が報告されており、さらに日本語を含む約99言語に対応します。さらにローカルで動作させればクラウドにデータをアップする必要がなく、プライバシー性も高いです。

私自身も試してみましたが、英語のディクテーションにおいてはかなりのレベルで認識してくれます。特に英語の早口や多少の訛りならほとんど取りこぼさないほどでした。デメリットは導入のハードルが高いことです。Pythonの環境を用意してモデルファイルをダウンロードし、コマンドラインで実行する必要があります。GPUがあれば高速化できますが、高性能GPUがないと1時間の音声を処理するのに数時間かかることもあります。技術スキルがある人には最高のツールですが、「スマホで手軽に使いたい」という方にはハードルが高いかもしれません。そのため、Whisperを内蔵したTexterのようなアプリを利用するのも一手です。


Nuance Dragonは英語音声入力の王道

英語のディクテーションや執筆支援として長年高評価を得てきたのがNuanceのDragonシリーズです。特にDragon ProfessionalやDragon Medicalなどは英語圏の医師や法律家がカルテや契約書を音声で書いてしまうレベルで普及しています。リアルタイムで文書を作成しつつPC操作も音声コマンドでできる点は他にはない魅力です。

一方で、2025年現在、日本語版は存在しません(以前はMac用に日本語がありましたがサポート終了)。英語をネイティブ並みに使うなら非常に強力ですが、日本語ディクテーションには応用できません。価格も5万円以上するエディションがほとんどです。英語学習者にとっては高額ですが、海外で仕事をしていて英語の文章を大量に作成する必要がある方にとっては、導入する価値が大きいでしょう。口コミでは「一度慣れてしまえばキーボード入力に戻れないほど効率的」「医療現場や法律事務所には必須」という声が多いです。しかし日本語ユーザーは残念ながら利用できません。


ユースケース別のおすすめ

英語リスニングや発音練習を充実させたい

英語ディクテーション中心の学習なら、Nottaが使いやすいです。多言語対応、翻訳機能、長時間録音対応など学習の幅が広がります。無料枠が少ないので有料プランを検討する必要がありますが、他にもTexterのようにWhisperを内蔵し翻訳まで可能なアプリも人気です。手軽に試すならAndroidでGoogle音声文字変換を使うのもありですが、編集機能や翻訳がないため、物足りなく感じるかもしれません。

大量の会議録音や議事録作成を効率化したい

コストを抑えたいならCLOVA Noteがおすすめです。スマホアプリであれば無料無制限で使えますし、話者分離やリアルタイム書き起こしなどの使いやすさも優れています。より高機能にしたいならNottaの有料プランで大量録音+翻訳、Rimo Voiceで超高速処理+自動要約と、必要に応じて選ぶと良いでしょう。

専門分野の用語が多い(医療・法律など)

英語ならDragonの各エディションが業界別に最適化されており、医療用語や法律用語を高精度で認識します。ただし日本語には対応しません。日本語で専門分野の音声入力をしたい場合、AmiVoice製品やRimo Voiceのカスタム辞書を利用する方法があります。英語と日本語を混ぜて使うとなると、NottaやTexterでカスタマイズなしに汎用エンジンで対応し、多少の誤変換は手動修正する運用が現実的かもしれません。

自分の執筆作業を音声で加速させたい

英語ネイティブ級ならDragon Professionalが最強です。英語であれば句読点を含めたリアルタイム変換や編集コマンドが充実しており、まさに口述筆記で文章を形にできます。日本語での口述筆記をしたい方はAmiVoice SBxの方が実用的です。スマホキーボードとして組み込むだけで、メールやチャット、ブログ投稿などを高速化できます。PCで日本語を書きたい場合はGoogleドキュメントの音声入力機能を試すのも手ですが、 Dragonほどの精度や細かな操作はできません。


実際に使った体感と注意点

私自身、英語ディクテーションを習慣づけるにあたり、NottaとTexterを併用しています。Nottaでは長めの英語Podcastやセミナー動画を録音→翻訳にかけて要点を把握し、テキスターでは紙の資料の写真を撮ってOCR→翻訳+要約という形で便利に活用しています。誤認識があれば自分の耳で修正するのですが、その修正ポイントが自分のリスニングの弱点でもあると分かり、学習効果が高まりました。

一方で、ディクテーションアプリはクラウドサービスが多く、機密性の高い音声を扱う場合は注意が必要です。アプリによってはセキュリティ対策を明示しているところもあれば、データを学習モデルの改善に使用する可能性があるところもあります。業務での利用時は必ず契約内容とプライバシーポリシーを確認しましょう。オフラインで使いたい場合はOpenAI Whisperのようにローカルで完結するソリューションや、AmiVoice SBxのオフライン版を検討すると安心です。


まとめ:自分の目的を明確にしてアプリを使い分けよう

「ディクテーション 英語 アプリ」とひと口に言っても、実際は目的によって選ぶアプリが変わります。完全無料で始めたいならCLOVA NoteやGoogle音声認識、翻訳や多言語対応を充実させたいならNotta、動画や画像など幅広いメディアを扱いたいならTexter、高速・高精度を追求するならRimo Voice、ローカルでプライバシー重視ならWhisper、英語音声入力をPCレベルで究極にしたいならDragon…という具合です。

私の経験上、まずは以下のステップで自分に合ったアプリを探すとスムーズです。

  1. 用途を整理する: 英語リスニング用か、会議録のためか、専門分野の口述かなど。
  2. 対応言語・機能を比較: 多言語翻訳や要約機能が必要か、リアルタイム変換が必要かをチェック。
  3. 料金プランを確認: 無料枠で十分か、ある程度お金を払っても効率化を重視するか。
  4. セキュリティやオフライン対応: 機密性が必要な場合はオフライン処理が可能かどうかを重点的に確認。

英語学習やビジネスの場面で音声認識アプリを使いこなすと、これまで煩雑だった作業が劇的に効率化します。実際、私が英語ディクテーションをAIに手伝ってもらうようになってからは、短時間で自分の弱点を洗い出し、適切に対策を打つことができました。会議録の作成も自動化によって大きく時間を節約できます。技術の進歩が速い分野なので、今後もアップデートや新サービスをウォッチしつつ、どんどん活用しましょう。


参考URL

https://clovanote.net
https://www.notta.ai/ja
https://texter.app
https://rimovoice.com
https://epicbase.io/smartshoki
https://www.advanced-media.co.jp/products/amisbx/
https://support.google.com/accessibility/android/answer/9158064?hl=ja (Google 音声文字変換)
https://www.microsoft.com/ja-jp/garage/profiles/group-transcribe/
https://openai.com/blog/whisper/
https://www.nuance.com/dragon.html

以上が、私が実体験や公式情報などを踏まえてまとめた「ディクテーション 英語 アプリ」についての網羅的な解説です。英語学習やビジネスのシーンで、ぜひ自分に合ったアプリを見つけてみてください。うまく使いこなせば、リスニング力や発音スキルの向上に留まらず、情報収集やコミュニケーションの効率化にも繋がるはずです。特に多言語や要約機能は学習者だけでなく、国際的なやり取りが増えつつある現代社会で大きなアドバンテージになるでしょう。自分の目的や使う場面を明確にしながら、一歩ずつディクテーションアプリの世界を深堀りしていただければ幸いです。

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