「旅をする」を表す様々な単語
旅行をするという表現は様々なものがあります。
たとえば、単語だけでも「Travel」「Trip」「Journey」のように色々な種類があります。
今回はそのような単語がそれぞれどういう意味でどのように使い分ければ良いのかを紹介します。
Travelの意味とニュアンス
Travelの意味
Travelの意味は「(一般的な)旅行をする」という意味です。
数日の長期間の旅行を表すときに最も一般的な表現です。
なので、皆さんが使うときは無意識にこの表現を使うことが多いのではないでしょうか?
旅行系の会社やウェブサイトでもTravelというキーワードを使っているところが多いです。
Travelのニュアンス:点と点を繋ぐ旅
Travelのニュアンスは「ある地点からある地点へ移動する。」というようなニュアンスです。
出発地点と目的地の点と点を繋ぐ旅をイメージすると分かりやすいと思います。
I will travel to Tokyo from Parisという文章があった場合
パリという地点から、東京という地点へ移動するということを表します。
実際に皆さんがどこかに旅行をするときは住んでいるところから、目的地への移動をイメージすることが多いのではないでしょうか?
なので、もし、旅の中での体験や楽しかったことを聞くときは
How was your travel to Parisという表現は不自然です。
なぜなら、聞きたい内容は旅の中身で、点から点への移動ではないからです。
Tripの意味とニュアンス
Tripの意味
Tripの意味は「(短めの)旅行をする」という意味です。
たとえば、日本に来る外国人が鎌倉や富士山に日帰りで旅行にいくときはDay Tripと表現します。
明確な長さの基準はないですが、2-3日でも2 day trip, 3 day tripというように表現することもあります。
もし、「週末に〇〇に行きました!」という内容を伝えたい場合
I will go on a trip this weekendというようにTripを使います。
Tripのニュアンス:点で表す旅
Tripのニュアンスはその場所でやりたい目的があり、そのために短期で旅行をするイメージです。
分かりやすいイメージとしては旅を点で表して、そのときの体験にスポットライトをあてるイメージです。
明確な期間の長さはないですが、一般的には週末や連休など短期間で旅行にいくときにTripが使われます。
実際にビジネスを目的とした出張だとbusiness trip、学校でのレクリエーションを目的にした修学旅行だとschool tripという風に表現します。
旅行はどうだった?と聞くときは、旅の中の体験を聞くため
How was your trip?という風に聞くのが一般的です。
Journeyの意味とニュアンス
Journeyの意味
Journeyの意味は「(長期間の)旅行をする」という意味です。
たとえば、移動時間を聞くときにHow long was your journey to Londonというように使ったりもします。
Journeyのニュアンス:長い線としての旅
JourneyはTravelと同じように出発地と旅行先を線で繋ぐイメージなのですが
その中の長い道のりや、旅の中のプロセスにスポットライトを当てることが多いです。
人生を旅に例えてLife is a long journeyという表現もあります。
Tourの意味とニュアンス
Tourの意味
Tourは「(複数の地点を)旅する」という意味です。
旅行にいって様々な観光地を訪れるのをツアーと呼ぶのが分かりやすいでしょう。
Safari Tourのように、短時間でも複数の地点を訪れる旅の場合Tourが使われます。
Tourのニュアンス:複数の点を表す旅
ニュアンスとしては様々な点を訪れる旅というようなものです。
旅行会社のツアーはそのツアーの中で点から点を移動して、その中に様々な点としての観光地を訪れるので、イメージしやすいでしょう。
最後に
どうでしたか?
ただ、旅行をするという表現をするだけでも様々な表現があります。
- 点と点を繋ぐTravel
- 点としてのTrip
- 線としてのJourney
- 複数の点を含んだTour
というニュアンスを掴んでおけば旅行をするという表現を的確に表すことが出来るでしょう。
それぞれのニュアンスを理解した上で伝えたい内容に合わせて伝えることで
自分の伝えたいことが最大限伝えられるようになります。