IELTSのスコアは、留学や海外移住の際に重要な指標となります。でも、「IELTSの点数ってどんな基準なんだろう?」「自分のスコアは高いのか低いのかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、IELTSスコアの目安について、点数の仕組みから留学に必要なスコアまで詳しく解説していきます。日本人の平均点や、TOEICなど他の英語試験とのスコア比較など、気になるポイントを全て網羅します。
これからIELTSを受験する予定の人はもちろん、すでにスコアを取得した人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
IELTSスコアの仕組みを理解しよう
まずは、IELTSスコアの基本的な仕組みから確認しておきましょう。IELTSのスコアは、1.0から9.0までの9段階で評価され、0.5刻みで表されます。つまり、1.0が最低点で、9.0が満点ということですね。
IELTSでは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能それぞれにバンドスコアがつきます。そして、4技能のバンドスコアの平均点が、総合的な英語力を示すオーバーオールスコア(Overall Band Score)となります。
IELTSのスコアって、1から9まで0.5刻みなんだ。4技能の平均点がオーバーオールスコアになるんだね。TOEICみたいに点数じゃなくて、バンドで表されるのが特徴的だな。
ちなみに、IELTSには合否の概念がありません。あくまでも現在の英語力を点数で示す仕組みになっているので、自分の目的に合ったスコアを目指して対策することが大切です。
日本人のIELTS平均スコアをチェック!
気になる日本人受験者のIELTSの平均スコアですが、オーバーオールスコアで5.8~6.0程度だと言われています。リスニングが5.9、リーディングが6.1、ライティングが5.4、スピーキングが5.6と、技能ごとに多少のばらつきがあるようです。
実は、日本人の過半数は5.0~6.0のスコアを取得しているんです。スピーキングとライティングのスコアが相対的に低く、リーディングが最も高いという傾向が見られますね。
日本人の平均点は意外と低いんだね。でも、スピーキングとライティングが苦手っていうのは、なんとなく納得。リーディングは読解力が問われるから、日本人は比較的得意なのかも。
IELTSの点数の目安を知ろう
じゃあ、IELTSの点数ってどのくらいが良いスコアなのでしょうか?以下の表を参考にしてみてくださいね。
IELTSスコア | 英語力の目安 | 英検・TOEICとの対応 |
---|---|---|
6.0 | 日本の大学受験で英語民間試験の基準として使われ始めているレベル | 英検準1級、TOEIC 740-820点程度 |
7.0 | 海外の大学院留学に必要なスコアの目安 | 英検1級、TOEIC 870-970点程度 |
8.0以上 | 非常に高度な英語運用能力を示すスコア | カッコいい! |
6.0というスコアは、日本の大学入試でも英語民間試験の基準として採用され始めているレベル。英検だと準1級、TOEICだと740~820点程度に相当します。
7.0以上のスコアになると、いよいよ本格的な英語力の高さを示せます。特に、海外の大学院留学では、専攻分野にもよりますが、7.0以上のスコアが求められるケースが多いです。TOEIC換算では870~970点程度の英語力が必要ですね。
そして、8.0以上のスコアともなれば、ネイティブスピーカーに近い高度な英語運用能力があると認められます。正直、ここまでいくと尊敬されちゃいますね。
IELTSの6.0は英検準1級、7.0は英検1級レベルなんだ。TOEICのスコアに置き換えるとイメージしやすいな。8.0以上を取れたら、もはや英語ペラペラって感じか…かっこいい!
留学・移住に必要なIELTSスコア
では、具体的に留学や移住の際は、どれくらいのIELTSスコアが求められるのでしょうか。
まず、英語圏の大学の学部留学では、6.0~6.5程度のスコアが必要だと言われています。ただし、大学院になると専攻分野によって異なりますが、6.5~7.5程度のスコアが求められるケースが多いようです。
学部と大学院でIELTSのスコア要件が違うんだね。専門的な勉強になると、やっぱり英語力の基準が上がるんだ。大学院に行きたい人は、7.0を目指さないとな。
一方、移住に関しては国によって必要なスコアが異なります。イギリスだと、ビザの種類によって4.0~5.5以上のスコアが要求されるケースが多いですね。
カナダの移住では、熟練労働者プログラムの場合、6.0以上のスコアが条件として設定されています。オーストラリアやニュージーランドへの移住なら、6.5程度のスコアが目安になります。
移住に必要なIELTSのスコアは、意外と幅があるんだね。イギリスは比較的低めだけど、カナダは6.0以上か。移住先の国の言語政策によって違いがあるんだろうな。
IELTSのリスニング・リーディングの点数の目安
最後に、IELTSのリスニングとリーディングセクションの正答数とバンドスコアの関係について触れておきたいと思います。
実は、リスニングとリーディングのセクションでは、正答数に応じてバンドスコアが決まる仕組みになっています。つまり、問題数が多いほど1問1問の配点が低くなり、1つの設問を落としてもスコアが大きく下がることはありません。
ちなみに、IELTSのリスニングセクションの問題数は40問で、正答数が30問以上でバンドスコア7.0に相当します。つまり、4分の3の問題に正解すれば、7.0レベルだと言えるわけです。
へえ、IELTSのリスニングとリーディングって、正答数でバンドスコアが決まるシステムなんだ。1問1問の配点が低いから、多少間違えても大丈夫っていうのは心強いな!
まとめ
IELTSのスコアの目安について、詳しく解説してきました。ポイントをまとめると以下の通りです。
- IELTSのスコアは9段階評価(1.0~9.0)で、0.5刻みで表される
- 日本人受験者の平均スコアは5.8~6.0程度
- 6.0は英検準1級、TOEICで740~820点程度に相当
- 大学院留学には7.0以上、移住には6.0~6.5程度が目安
- リスニングは40問中30問正解でバンドスコア7.0に相当
IELTSのスコアは、自分の英語力を知る上で重要な指標になります。ただし、スコアはあくまでも目安であって、スコアだけが全てではありません。大切なのは、自分の目的に合った英語力を身につけていくことです。
IELTSの勉強は大変かもしれませんが、目標に向かってコツコツと努力を重ねていけば、きっと自分の理想のスコアに近づけるはず。みなさんの頑張りを応援しています!
IELTSのスコアについて、すっきり理解できた気がする!留学や移住の目的に合わせて、必要なスコアを目指すのが大事なんだな。平均点にとらわれず、自分の目標に向かって頑張っていこうと思う!