英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
IELTS

IELTSスコア7.5を最短で越える参考書・問題集のススメ

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最速でのスコアメイキングに重要な学習教材選び

IELTSを受験する皆さんのうちほとんどは大学や大学院など海外留学でスコアメイキングが必要で、なるべく早く最速で目標としているスコアを取得したいのではないでしょうか?

テストでスコアを取る上で「どう勉強するのか?」の勉強方法と同じかそれ以上に重要なのが「何の教材を使って勉強するのか?」です。

特に、受験勉強と違ってIELTSやTOEFLは明確な教科書というものがないため、間違った問題集や参考書を選んでしまうと、本番と傾向が全く違ったり、レベルが本番と全く違うことがざらにあります。自分も何冊か参考書を見たり使って見たのですが、振り返ってみると、やらなくてもよかったという教材が少なくないです。

IELTSを学ぶ上でほとんどの受験者が最初にぶち当たるのが、日本語だと情報量が少なくて、教材も限られているので何を勉強すれば良いのかが全くわからないということです。

本日は最速でスコアメイキングをするために必要な参考書・問題集選びの基本と、カテゴリごとにオススメの教材を紹介していきます。

IELTSの参考書・問題集の選び方の基本

まず、最初にIELTSの受験勉強に必要な教材をいくつかの種類に分けて見ましょう。

  • 問題集
  • 単語帳
  • 文法(グラマー)参考書
  • リーディング参考書
  • リスニング参考書
  • スピーキング参考書
  • ライティング参考書

問題集は実際に試験の形式や傾向を把握しつつ、実践問題を解くための教材です。英語が得意だからといって試験の点数が取れるとは限らず、問題集を購入した上で、それを中心に対策を考えて学習していくのは、IELTSに限らず、TOEFLやTOEICなどとも同じように基本です。

単語帳は語彙はPartとして出ませんが、Partは問わず、全てでベースとして必要なのが語彙力で、その強化に単語帳が必須だからです。大学受験の語彙力だけだと少し足りないことが多く、IELTSやTOEFL特有の語彙もかなり出てくるので、そこをカバーするための教材です。

文法は単語と同じように全てのベースになる文法力の強化、および正答率を高めるための教材です。文法については他のPartに比べると、IELTSだから必要というような内容はほとんどないのですが、少し出される設問に癖があったり、文法の中でも頻出の項目があるので、そこを強化するという点で重要です。

リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングはほとんどが問題集でカバー出来るのですが、特定のPartのスコアが中々上がらないという悩みを持っている人が多いと思うので、苦手科目に合わせた対策教材です。

オススメのIELTS問題集・参考書

いよいよ、オススメの具体的な教材を紹介していきます。お伝えした選び方やカテゴリを頭に置きながら、それぞれの教材を知って自分にあった学習教材を選んで見てください。

問題集

IELTSブリティッシュ・カウンシル公認 本番形式問題3回分

一番オススメなのが、ブリティッシュカウンシル公認の本番形式の問題集です。後で紹介するケンブリッジ出版ものと同じくレベルも形式も本番に限りなく近いです。

一番この本をオススメする理由は日本語で書かれているからです。英語力が上がる前だと日本語で読む方が理解も深く、早いです。学習し始めでまだ英語に慣れない。最初から全部英語のものはちょっと…という人でも使いやすいです。

日本語で最初に学ぶことで、ケンブリッジ出版の問題集をやるときも日本語で学んだベースがある中で解答するので、理解や定着が早くなります。

特に英語力が不十分な時は英語の問題集を見ても十分に解説が理解出来ないこともあるので、最初はブリティッシュカウンシル公式問題集を使って、形式理解や対策をするのがオススメです。

この本は一冊で3回分の問題が収録されているので、この3回分は何度か解いた上で、しっかり設問パターンや解答プロセスを自分のものに出来るようにしてください。音声もDL可能なので、音声を移動時間などで聞いて音でも学習し定着させるのが良いでしょう。

【音声ダウンロード付】IELTSブリティッシュ・カウンシル公認 本番形式問題3回分

IELTS公式問題集(ケンブリッジ版)

一番重要な問題集選び。ここは異論なく公式問題集一択です。IELTSの試験は決められたレベルや形式で作られているので、本番に最も近い教材は、勿論公式問題集です。

ケンブリッジ出版という組織(ケンブリッジ大学の関連機関)が出している教材で、毎年新しいバージョンが出版されています。2019年9月時点だと、14まで出されています。

勿論、多くやればやるほど良いのですが、一冊4000円と驚くほど高価ですし、全て解くとなるといかなりの時間を要するので、最新の3−5版を買うのが良いでしょう。特に最新版だと、品切れになって一定期間入荷しないということが少なくないので、早めのタイミングで入手した方が良いです。

お金を惜しんで学習効率が下がり、受験勉強の費用や試験受験料を無駄にすると元も子もないので、重要なところにはお金は惜しまないスタンスで行く方が良いです。

どうしても問題集にかける必要を減らしたいという人は図書館などで借りることも選択肢としてはありなのですが、自分より前の利用者がメモを書いていることが多く、書いてなかったとしてもモラル的に書くのは宜しくないのでオススメしません。

また、問題集は一度解くだけではなく、それぞれの解答根拠や文章、音声理解も含めて、自分のものになるまで何度か解くべきなので、少なくとも直近の数冊は購入した方が良いでしょう。その上でさらに演習を繰り返したいときは、図書館で過去の版を借りて演習量を増やすのが良いです。

IELTS 14 Academic Student’s Book with Answers with Audio: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests)

Cambridge IELTS 13 Academic Student’s Book with Answers with Audio: Authentic Examination Papers (IELTS Practice Tests)

Cambridge IELTS 12 Academic Student’s Book with Answers with Audio: Authentic Examination Papers (IELTS Practice Tests)

Cambridge IELTS 11 Academic Student’s Book with Answers with Audio: Authentic Examination Papers (IELTS Practice Tests)

スコアに直結!IELTS徹底対策テキスト&問題集

こちらの本は勉強法と問題集が入った本で元IELTS試験官で、今はIELTS講師をしているのケヴィン・ダン氏の著書です。

実際に試験官としていた経験を元にIELTSや各Partの勉強法、問題解説がされています。

自分は学び始めるタイミングである程度英語力があったのと、そこまで時間がなかったので公式問題集から入ったのですが、問題を解くだけではなく、ちゃんとハイスコア獲得戦略、形式や対策を正しく理解した上で演習に入りたいという人にオススメの本です。

模擬試験は2つほど入っているので、実際の問題演習も可能です。やはり、本番との近さでいうと先ほど紹介したケンブリッジ出版の公式問題集と、ブリティッシュカウンシルの問題集の方がレベルが近いです。

単語帳

次にご紹介するのが単語帳です。単語帳はIELTSに特化したものと、TOEFL向けのものがあるのですが、正直どちらでも良いです。カバーしている範囲はかなり近く、TOEFLの方が少しレベルが高くてカバー率が高いです。

とはいえ、同じTOEFLの単語帳やIELTSの単語帳によってもものによってレベルの高低差はあるので、自分にあった単語帳を選ぶのが良いでしょう。

実践IELTS英単語3500

IELTSに特化した英単語帳をやりたい方はこの旺文社の本一択です。他もいくつかIELTS特化の単語帳があるにはあるのですが、やはり単語のチョイスがこの単語帳が圧倒的に高くて使いやすいです。

特に良い点としては、全ての単語がIELTSに合わせてイギリス式のスペルで書かれていることと、音声がイギリス英語の音声であることです。IELTSはイギリスで作られているのもあり、単語や音声はイギリス英語なので、それに近い教材を使うのがオススメです。

また、レベルが5つに分かれていて、スコアのバンドで分かれているので、自分にあったレベルに合わせて学べるのがオススメポイントです。

TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)

TOEFLの単語帳ですが、TOEFL受験者に最も人気なこの単語帳もオススメです。ちなみに、自分はこの単語帳をメインに学習しました。

単語のカバレッジが広く、訳語も分かりやすいチョイスなので、高得点を取りたい人や、入学後も使える単語力を付けたいに特にオススメします。

IELTSだとPart2まである程度やれば大丈夫なのですが、自分はPart4までやりました。TOEFLでもIELTSでも単語で困ったことはほとんどなくなりましたし、実際に海外生活でも困らなくなりました。

トップスクールを受ける人はIELTSとTOEFLを両方やっている人が多く、トップ層はこの単語帳を使っている人も多いので、差をつけられないためにも高みを目指す人はTOEFLテスト英単語3800を使うのが良いかもしれません。

別の記事でTOEFL英単語3800の覚え方も紹介しています。

https://englishpark.jp/toefl/toefl%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E8%8B%B1%E5%8D%98%E8%AA%9E3800%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%A6toefl%E5%8D%98%E8%AA%9E%E3%82%92%E6%94%BB%E7%95%A5%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8D%98%E8%AA%9E/

文法参考書

Cambridge Grammar for IELTS Student’s Book

公式問題集と同じケンブリッジ出版が出している文法に特化したテキストです。IELTSの形式に即した英文を元に様々な文法の項目が解説されています。

ほとんどの人は公式問題集だけで十分だとは思うのですが、文法に課題意識を持っていたり、さらに文法のスコアを伸ばしたいという人は使ってみても良いかと思います。

リーディング参考書

リーディングはよほど特化して勉強したいでもない限り、公式問題集を使う方が効果的なので、公式問題集で対策することをオススメします。

中々リーディングのスコアが伸びない人は特化して解き方なども説明されている以下の本を読んでみても良いかもしれません。

パーフェクト攻略IELTSリーディング

リスニング参考書

リスニングもリーディングと同様に公式問題集がオススメです。

苦手で強化したい人はこちらを勉強してみて下さい。

パーフェクト攻略IELTSリスニング

スピーキング参考書

スピーキングは、一番効果的なのは参考書よりもオンライン英会話などで実際にスピーキングの練習をしながら、Q&Aのボキャブラリーを増やすことです。

参考書を繰り返すより、実践を繰り返してQ&Aのボキャブラリーを増やす方が効率的なので、よほどスピーキングに特化したいという人以外は、オンライン英会話でカバーするのをオススメします。

オンライン英会話を使う時に注意してほしいのは、IELTSをカバーしていてレベルが高いサービス、講師を使うことです。ここで間違えるとただの英会話になって時間とお金を無駄にしてしまうので気をつけてください。

実践IELTS技能別問題集スピーキング

ライティング参考書

ライティングはテンプレートを学んだり暗記した上でそれに当てはめて解答していくと効率的にハイスコアが取れます。

問題集だと、テンプレートのようなテクニックの話はほとんどなくて、自分でテンプレートを作らなくてはいけないので、効率的にスコアメイクしたり、さらにハイスコアを目指すためにはテキストでテンプレートを学ぶのもオススメです。

実践IELTS技能別問題集ライティング

IELTS スピーキング・ライティング完全攻略

最後に

いかがでしたか?

まとめると、

  • まずはブリテッシュカウンシルの日本語問題集で形式や解き方を学ぶ
  • ケンブリッジ出版の英語公式問題集は数冊必ず購入して、何度も解く
  • 英単語はレベルや好みに合わせて一冊IELTSかTOEFL特化のものを使用する
  • 文法、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングは自分の苦手項目や強化したい内容のみ特化した参考書を買って対策をする

というのが最短でハイスコアを獲得するために重要な参考書・問題集選びのポイントです!

参考書を制するものはテストを制する!自分にあった参考書を選んで、効率よく最短でIELTSのスコアを伸ばしてみて下さい。

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