英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
IELTS

IELTS7.5を最短で獲得する受験対策と勉強法

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IELTSとは?

IELTSとはリーディング(読む)リスニング(聞く)ライティング(書く)スピーキング(話す)という4つの項目で構成される英語能力試験です。総合的な英語力を試すという点ではTOEFLと近いのですが、IELTSはイギリス、TOEFLはアメリカで作られているのもあり、出題内容や求められる力が少し異なっています。

スコアはバンドスコアというものが使われており、0から9.0の中の0.5ごとの区切りでスコアが付与されます。4つのセクションの平気をOverall Scoreと呼び、そのスコアが出願などでは使われることが多いです。0.5で割り切れないスコアの場合は、スコアが切り上げられるので、TOEFLに比べてハイスコアが取りやすいと言われています。

スコアはほとんどの教育期間では2年間有効とされており、それより前のスコアは無効とされて使えないケースが多いです。

アカデミックモジュールとジェネラルモジュールという2つのモジュールがあるのですが、ほとんどの受験者はアカデミックを受ける人が多いです。アカデミックモジュールは大学や大学院受験に使われ、ジェネラルモジュールはカナダ、オーストラリア、イギリスなどに移住する際に必要な基本的な英語力判定に使われます。

IELTSを受験する目的

海外大学院での英語能力判定試験

IELTSは主に海外の大学院受験で非ネイティブの英語力を測るための試験として使われます。IELTSはイギリスで作られているのもあり、ヨーロッパの学校が中心ではありますが、アメリカやカナダでも多くの学校でIELTSを出願時の試験で使うことが出来、世界中で英語能力試験として使われています。海外の大学、大学院、MBAを受験するときに使われることが多いです。

就職活動では使えるのか?

就職活動ではコンサルティング会社や投資銀行など、一部の会社では就職活動でも使える場合もありますが、TOEICや英検などの試験と比べて、日本では知名度が低く、ほとんどの会社では使うことが出来ません。

海外移住ビザ取得のための英語力の証明

イギリスなど一部の国では、移住するときに英語力を証明するときの試験としてIELTSが使われることもあります。留学に比べると必要なスコアは低く、基本的な英語力の判定のために使われます。実は、オーストラリア人やアメリカ人などネイティブがイギリスなどの国に引っ越す時も、外国人とみなされるので、IELTSの試験を受ける必要があります。

英語能力向上のための試験

IELTSの内容はTOEICと違って実際に現地で生活する上で必要なスピーキングやライティングの問題もあるので、留学や就職で使わない場合でも、英語力を強化するという目的で使うこともできます。

IELTSセクションごとの出題内容

リーディング

リーディングセクションは60分間の試験時間で40問の試験問題が出題されます。アカデミックモジュールでもTOEFLに比べるとそこまで高度な英文が出されることはあまりなく、新聞や書籍から一般教養に近い英語が出題されることが多いです。

アカデミックモジュールでは800文字から1000文字程度の長文が出題されることが多く、ジェネラルモジュールでは比較的短い文章と長い文章がそれぞれ出題されることが多いです。

出題される設問内容はかなりバリエーション豊かで、記述問題の穴埋め問題、正誤問題、それぞれのパラグラフの見出しを選ぶ問題といったように全体の英文概要理解と、細部の理解をそれぞれ問われる設問が出題されます。

リスニング

リスニング問題は40分間の試験時間が与えられ、その内10分間は解答に使われる時間なので、実質は30分間のリスニングの時間があるということになります。出題される問題は4つのセクションに分かれており、それぞれ違ったタイプの英文を聞き取り、解答していくことになります。

セクション1は日常会話で、雑談や電話など日常生活での英語での会話がメインで、単語もかなり基本的なものだけで、もっとも難易度が低いセクションです。

セクション2も同じく日常会話なのですが、複数の人の会話が出題されるセクション1とは違って、セクション2は一人の人が話している英語を聞き取る問題です。英文の内容自体はそこまで難しくはないですが、セクション1に比べると会話から文脈が読み取りづらい分、少し難しくなります。

セクション3は複数の人が授業や学校の中で会話している内容が出題されます。ここでは内容は雑談ではなく、学問や授業の内容など専門的な内容であることが多く、セクション1と2に比べると単語、内容共に難易度が高いです。

セクション4はセクション2と同じく一人の話してが専門的な内容を聞き手に向けて話している内容を聞き取る問題です。問題のレベルはセクション3と近く、一部難易度の高い単語も使われます。

ライティング

ライティングはTask1, Task2という2つのパートに分かれており、それぞれ異なったライティングのスキルが求められます。Task1は何かを正確に表現して伝えるライティングの力が求められ、Task2は、ただ表現するだけではなく、自分の考えや意見を英語で表現する力が求められます。

その中で表現の幅、単語のレベル、文法の正確性、文章の論理性など、総合的な英語のライティングスキルが計られます。ただ、伝わるというだけでは不十分で、いかに、高度な英語をライティング出来るかが求められるので、しっかりと対策をした上で問題を解き、専門家に添削してもらう必要があります。

文字数はTask1は150文字程度でTask2が250文字程度なので、トータルで400文字程度を記述する必要があります。必要な文字数は◯文字以上なので、指定された文字数を超えてしまっても問題はないです。

スピーキング

スピーキングテストは3つのパートに分かれており、それぞれ異なったスピーキングの力が計られます。

パート1は日常会話で、自分自身を表現する力を求められます、聞かれる内容も、出身地、仕事、趣味、家族といったような日常的な内容で、そこまでパターンも多くないので、しっかりとよく出る問題の対策をすれば高得点を取りやすいパートです。

パート2は与えられた題材について自分の頭の中で考えをまとめて、それを2分間で試験管に向けて説明する問題です。内容はパート1とは違って難易度の高い問題であることが多く、テーマのバリエーションもかなり大きいので、本質的なスピーキング力をつけなければスコアが取りにくいです。

パート3はパート2で出てきたテーマに関して試験官とディスカッションをする問題です。ここでは双方向でのやりとりをする必要があり、ただ表現するだけではなく、相手の内容もしっかりと聞き取り、すぐに返答する。それを繰り返して正しく議論をし、深めていくというスピーキング能力が必要とされます。

IELTSの対策と勉強法

最後に

いかがでしたか?海外に挑戦するために必要なIELTSのスコア。しっかりと試験の内容、傾向を把握し、正しく対策をすることで、最短でのハイスコア獲得を目指してください。

しっかりと正しい対策を継続すれば努力が報われる試験内容ですので、諦めずに頑張ってくださいね。

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