英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
IELTS

IELTSライティングTask2でハイスコアを取る対策と勉強法

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IELTSライティングタスク2の問題形式

ライティングタスク2では、250文字程度の英文で出された問いに対して英文で答えます。250文字以下だと、スコアが減点されることがあるので、なるべく250文字以上で解答することが好ましいです。

時間配分は人によって違うのですが、出来れば、理想としては40分以内でタスク2は終わらしてしまうのが理想です。

アカデミックもジェネラルもタスク2では同じ問題が出題されます。

タスク2の配点と採点基準

タスク2はライティングテストの内66%を占めます。実体は、タスク1は差がつきづらいため、一部のトップ層以外は対策をしている人は似たような点数になります。

採点は以下の4つの基準でされます。トータルで評価されるので、スコアが低い項目があると、全体のスコアの底上げは難しいです。

出来れば、専門家に添削を依頼した上でそれぞれの採点基準がどのくらいのスコアなのか。そして、何が得意で何が不得意なのかを把握して対策をすることが重要です。

Task Response (25%)

与えられたテーマ(タスク)に対して正しく解答出来ているかが問われます。与えられたタスクに答えられなかったり、与えられていないものを回答してしまうとその分スコアが低くなります。

いかにシンプルに求められているタスクに対して回答出来るのかがハイスコアをとるためのキーになります。

Coherence & Cohesion (25%)

一貫した内容がかけているかが次に問われます。同じ文章の中で全体の論理展開が正しく書かれており、文章と文章、そして段落と段落がうまく繋げられているかが重要になります。

もし、同じ文章の中で異なったことやズレた内容を記述してしまっている場合、その分原点になりますので、こちらもTask Responseと同じくいかにシンプルに一貫した内容をかけるかが重要になります。

Lexical Resource (25%)

どれくらい高度な英単語を使用しているかも問われます。なるべく、表現として難しい表現や英単語を使うことが重要です。

ハイスコアを目指す場合単語帳の難易度の高いパートにあるような単語を意識的に使っていくことが効果的です。特に副詞については応用が効きやすいので、意識的に暗記をして、ライティングの中に入れ込んでいくのをオススメします。

Grammatical and Accuracy (25%)

最後がいかに文法的に正しい英文がかけているかです。

高得点を取るためにはテーマに沿ってバランスの良い英文を書く必要があり、英単語も高度な英単語を使わなければ高得点が取れません。文法についても正しく書くだけではなく、いかに複雑な英文を正しい文法でかけているのかも評価されます。

正しい文法で冗長ではない英文を書くことが重要です。

IELTSライティングの成否を分けるタスク2

日本人がスコアを取るのに苦戦するライティングですが、その中でもある程度パターン化して解けるタスク1に比べて、テクニックで解けないタスク2はスコアの高低に大きな影響を与えます。

タスク1はパターン化出来るため、対策をすればほとんどの人がある程度スコアをあげれるので、採点の比重もかなりタスク2に寄っています。

なので、いかにタスク2でスコアをあげられるかがライティングでハイスコアを取ることが出来るかの鍵になります。

2つの意見に対して問われる「Discussion Essay」

1つ目の形式がDiscussion Essayです。この形式ではテーマに対して2つある意見のそれぞれ取り上げてライティングをする必要があります。

2つの意見に関して書いた上で自分の意見を求められるパターンと、意見は求められないパターンの2つがあります。意見を求められていないのに書いてしまったり、逆に求められているのに書かなかった場合は減点につながるので気をつけてください。

Discuss views: 2つの内容とその意見がある理由を述べる問題

2つの意見があり、それぞれの意見と、なぜそういう意見があるのかを述べる問題です。ここでも自分の意見はopinionを求められていなければ必要ないです。

  • Discuss both views:それぞれの意見を述べる

この問題では「Some may argue that…because…」というようにボディで1つの意見とその理由を述べた上で、もう1つのボディで2つ目の意見を述べます。

Discuss two sides: その内容のメリットとデメリットを述べる

次が書かれている内容のメリットとデメリットを述べる問題です。ここでは自分の意見は求められておらず、純粋にそれぞれの側面をフェアに述べることが重要です。

  • Discuss the advantages and disadvantages:メリットとデメリットを議論する
  • What are the benefits and drawbacks?: 利点と欠点を述べる

意見が問われる「Opinion Essay」

Opinion Essayではある意見に対して同意する(Agree)のか同意しない(Disagree)のかが問われたり、自分自身の意見を問われます。

問題によって同意するかどうかを聞かれるパターンと、どの程度同意、反対するのかが問われるパターンがあるので、設問に注意して下さい。

Agree or Disagree: 同意するかどうかが聞かれる問題

まず、最初がその内容に同意するか反対するかを聞かれる問題です。ここでは、明確にどちらの立場に立つかを表明する必要があり、what extentとある場合は、どの程度その内容に同意(反対)するのかを述べる必要があります。

  • Do you agree or disagree?: その内容に同意するか、反対するか?
  • To what extent do you agree or disagree?:その内容にどの程度、同意、反対するか?

Positive or Negative: 内容のポジティブ、ネガティブ両面を聞かれる問題

次に問題が、その内容がポジティブなのか、ネガティブなのかを聞かれる問題です。明確にポジティブかネガティブかどちらかを聞かれるパターンと、ポジティブ、ネガティブを両方答え、どちらがまさっているかを答えるパターンがあります。

  • Is it a positive or negative development?:そのことはポジティブかネガティブか?
  • Do the advantages outweigh the disadvantages?:メリットはデメリットを上回るのか?(それはポジティブかネガティブどちらなのか)

意見を聞かれるパターン

最後は、シンプルに自分自身の考えを聞かれる問題です。

  • what is your opinion?:どんな考えを持っているのか?

解決策が問われる「Problem・Solution Essay」

Problem・Solution Essayは現状がどういうもので、それに対してどういうアプローチをして問題解決をするべきかが問われます。

他のものに比べてライティングする内容が明確なので、他の問題よりは書きやすいという方が比較的多いです。

Why and How: 問題の要因を述べ、その解決策を述べる問題

reasons/problemsとsolutionsを聞かれたときは文章で述べられている問題の原因、解決策を述べる必要があります。

問題が起きている原因のWhyとどうすれば、その問題を解決出来るのかのHowが問われます。

  • What are the reasons/problems and what are the solutions?

Why and What: 問題の原因とその影響を述べる問題

solutionは求められておらず、cause(原因)とeffects(影響)だけが聞かれている場合は、解決策は必要なく、原因とその影響だけを深掘りライティングする必要があります。

なぜその問題が起きているのかのWhyと、それが及ぼす影響のWhatが問われます。

  • What are the causes and what are the effects?

IELTS Writing Task2の対策・コツ

与えられたライティングタスクの理解

まず、最初にするのが、ライティングの問題で与えられているタスクの分析と理解です。先ほど採点基準で説明した通り、スコアの4分の1はTask Responseで構成されています。ここをズラしてしまうと、いくら素晴らしい英語を書いても、ハイスコアを取ることは難しいです。問題文を見た上で「その問題では何が問われているのか?」を意識することが重要です。その時にタスクのパターンと、そのパターンで何が聞かれているのかを、まずはポイントとしてメモして下さい。ここでどれくらいタスクを理解出来るかが「Task Response」のスコアを左右します。

タスクに答えるアイデアのプランニング

タスクを理解した上で、次に必要なのがアイデアのプランニングです。その与えられたタスクについて、自分はどういうメインアイデアと、それを支えるサポートを主張するのかを述べる必要があります。

このときに、メインのアイデアをシンプルにすることがハイスコアを取る上で重要です。メインアイデアを検討するときは、そのあとの文章の流れやサポートまで想定した上で、どのメインアイデアが一番書きやすいのかを考えて下さい。アイデアはしっかりと過去問を解く数を増やしていくことが出来れば、ジャンルごとにアイデアが自分の中に蓄積していき、良いメインアイデアがすぐに出てくるようになります。

アイデアプランニングは「Coherence & Cohesion(特にCoherence)」でハイスコアを取る上で重要です。いかに一貫性を持ったアイデアとそのサポートを準備出来るかがキーになります。

アイデアのパラグラフ構成の検討

作ったアイデアを文章のパラグラフにしていくのが次のステップです。

アイデアプランニングで準備したアイデアをそれぞれのパラグラフに配置していきます。このときに、アイデアとアイデアが上手く繋がるようにパラグラフを検討してみて下さい。接続語など論理展開を表す英語も、このときにパラグラフと一緒に検討出来ると、綺麗に論理を繋ぎ、伝えることができます。

アイデアプランニングは「Coherence & Cohesion(特にCohesion)」でハイスコアを取る上で重要です。しっかりとアイデアとアイデアをパラグラフで分けて繋げるかが鍵になります。

ここでしっかりとそれぞれのパラグラフにトピックセンテンスを入れ込むことが出来ていればハイスコアに繋がります。

ライティング

最後のステップがライティングです。

プランニングしたアイデアと、それを構成に落とし込んだパラグラフに、実際に英語をはめていき、文章にしていきます。この時にアイデアを文章にしていきながら、難易度の高い英語を上手く使っていけるようにして下さい。特に副詞は応用が聞きやすいので難易度の高いものを意識的にいくつか暗記することをオススメします。

文法については様々な文法を駆使した上でミスがない英文を書くことが重要です。しっかりと英文法の基礎を叩き込んだ上で、実際にライティングで学んだ文法を使いながら文章を書いてみて下さい。

しっかり、添削などでフィードバックを受けて、間違いやすいポイントを潰していくことが大切です。この時に、高度な単語を使うことが出来るかが「Lexical Resource」に、いかに正しい文法で正確に書けるかが「Grammatical and Accuracy」のスコアを上げる鍵になります。

スコアを上げる上で、最初はやはり、テンプレートや決まった表現を使って書いていくのが有効なので、次はタスク2で使えるテンプレートや表現を紹介していきます。

タスク2の解答に使える重要表現

タスク1に比べるとテンプレートや語彙でカバー出来る項目は少ないですが、それでも基本的な文章構造や論理構造は暗記することでテンプレートを作ることができます。

下記のような論理マーカーを頭に入れた上で、自分の中で整理した論を英語で表現していくことが効果的です。

一般論を述べる英語表現

自分の意見を述べる上で、まずは一般論ではどうなのかを述べる必要があります。

  • In general
  • as a whole
  • for the most part
  • Many people…
  • Some people may argue that…

自分の意見を述べるための英語表現

一般論を述べた上で自分自身はどういう風に思うかを述べる必要があります。問題によってはOpinionが求められないパターンもあるので、しっかりと設問を読んでください。

  • In my opinion
  • In my view
  • My opinion is that
  • From my point of view
  • From my perspective
  • I think
  • I believe

複数の項目を説明するときの英語表現

複数の理由や内容を述べるときは、その順序を表す論理マーカーを使うのが効果的です。

  • Firstly/First
  • Second/Secondly
  • Third/Thirdly
  • Lastly/Finally

文章の論理の流れを表す英語表現

追加

すでに述べたことに対して追加してなにかを述べるときに使われます。

  • And
  • In addition
  • Moreover
  • Furthermore
  • What is more

順接

前の分で表す理由とそのあとで表す結果を繋ぐために使われます。

  • So
  • Hence
  • Therefore

逆説

今まで述べてきた内容とは逆のことを述べて論理の流れを変えるために使われます。

  • On the other hand
  • On the contrary
  • In contrast
  • However
  • But
  • Despite
  • In spite of
  • Nevertheless
  • Yet
  • Although

結論

述べた内容を結論付ける時につかわれます。

  • In conclusion
  • Finally
  • In summary
  • To sum up

例を表す

例を表して自分の論や具体例をさらに強める時に使われます。

  • For instance
  • For example
  • Such as
  • One example of this

条件を表す

  • If
  • Unless
  • Provided that
  • On condition that

ライティングタスク3の勉強法

最後に

いかがでしたか?Overallでハイスコアを取るためにしっかりとライティングの対策をしてスコアの底上げをしてくださいね。

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