「〜する限り」を表すas long asとas far as
学校で学ぶas long asとas far as!
皆さんはそれぞれの使い方を理解した上で英文読解やスピーキングをすることが出来ていますか?
学校で学んで、先生から説明を受けて、分かっているような気もするものの、自信がないというような人が多いのではないでしょうか?
今回はその2つの意味と使い方をどこよりも分かりやすく解説していきます。
as long asとas far asの違いを理解するためのポイント
最初に意識して欲しいのが、それぞれの表現で使われている単語の違いです。
as long asはlong(長さ)という単語を使っています。つまり、ある何かから、違う何かまでの長さを表すということです。
対してas far asはfarはlongのような線ではなく、far(遠さ)で、範囲を表します。つまり、点と点ではなく、大きな範囲というイメージをするのが良いでしょう。
ここだとこの違いを聞いてもイマイチわからないという人も多いとは思うのですが、この後のそれぞれの説明と繋がってくるので、ポイントとして理解しておいてください。
「条件」を表すas long as
まず、as long asは「条件」を表します。自分の知っている範囲ではなく、「◯◯が××する限り」といったように、何らかの条件をあらわします。
「条件」をイメージしやすいようにいくつか例文を紹介します。
As long as I’m alive I will be with you
私が生きている限り、あなたと一緒にいます。
As long as your there,I’m good
あなたがそこいれば私は良い。
I don’t mind what pen it is, as long as it’s black.
黒いペンであれば、どんなペンでも私は構わない。
上の3つの例文を見ると、どれも、何らかの条件を表しています。
1つ目なら生きているという条件で一緒にいる。2つ目ならあなたがそこにいるという条件で良い。3つ目はペンが黒いという条件が満たされれば何でも良い。と行ったような形です。
as long asが使われるときは、その後が条件で、その条件である限り◯◯するというように理解するのが良いです。
それぞれas long asで示される条件が満たされなければそれに続く出来事は起きなくなります。
Only ifやProvidedといったような表現が同義語になるので、それも一緒に覚えて理解するのが良いでしょう。
「範囲」を表すas far as
次に、as far asは先ほどの条件とは違って、何らかの「範囲」を表します。同じ〜の限りという英単語でも「条件」を表すものと、「範囲」を表すものは全く違うのではないでしょうか?
以下でas far asの例文もみてみましょう。
As far as I know he is smart.
私の知る限りでは彼は優秀です。
Let’s run as far as we can.
出来る限り走りましょう
As far as I judge he is to blame.
どうみても彼が悪い
どの例文も、as far asに続く文は範囲を表しています。1つ目は私の知っている範囲を表していますし、2つ目は走ることができる範囲を表しています。4つ目もその人が判断出来る範囲を表しています。
2つの違いを理解する秘訣
考える上で、その文章はA or Bの条件を表しているのか、もしくは、Aという中での範囲を表しているのかを意識することが重要です。
farは遠さで範囲であり、その中なら。longは条件になります。
この2つを理解した上で、英語で表現するときに自分の使っている表現が正しいのかどうかを考えてみてください。
最初はすぐにはどちらなのかが出てこないとは思いますが、繰り返し使って意識することで、自然にas far asかas long asのどちらかが出てくるようになります。