英語のスラングで頻繁に使われる「ETA」という言葉をご存知でしょうか？ビジネスシーンやプライベートな会話でもよく耳にするこの略語は、一体どのような意味を持ち、どのように使われるのでしょうか。本記事では、ETAの意味や由来、使用例などを詳しく解説していきます。
ETAの意味と使い方
ETAは“Estimated Time of Arrival”の略語で、「到着予定時間」や「到着予定日」を意味するスラングです。元々は貿易や物流の分野で使われていた用語で、船舶や航空機の到着予定時刻を指していました。現在では、ビジネスシーンだけでなく、プライベートの会話でも広く使われるようになりました。
主に「何時に到着する予定か」を尋ねる際に使われます。例えば、“What’s your ETA?”と聞くことで、相手の到着予定時間を確認できます。到着予定時刻を伝える場合は、“My ETA is 7:30 PM”のように使います。
日付を含めて到着予定日を指す場合もあり、例えば“The ETA for my Amazon order is Sunday”と言えば、注文した商品の到着予定日が日曜日であることを伝えられます。ただし、主に時刻の意味で使われることが多く、日常会話では到着予定時刻を指す用法がほとんどです。
一方、ETAとはまた、カナダやオーストラリアへの渡航の際に必要となる「電子渡航認証/許可」のことも指します。この意味ではスラングとは異なり、公的な用語として使われています。
ETAの由来
ETAの略語は“Estimated Time of Arrival”に由来しています。ETAは元々、船舶や航空機の到着予定時刻を指す物流用語として使われていました。”Estimated Time of Arrival”の頭文字をとって”ETA”と略されるようになりました。
当初は物理的な物品の到着時間を意味していましたが、徐々にその用法が広がり、仕事の完了予定時間やメールの回答期限など、様々な”到着”や”完了”の予定時間を指す言葉として使われるようになりました。現在では物流分野に限らず、ビジネスシーンやプライベートの会話でも幅広く使われる汎用的な略語となっています。
つまり、ETAは本来「物理的な物品が届く予定時間」を意味する言葉でしたが、その用法が拡大し、あらゆる”到着”や”完了”の予定時間を指す言葉として定着したことが由来となっています。
ETAとETDの違い
ETAと似た略語にETD(Estimated Time of Departure/出発予定時間)があります。ETDは到着を意味するETAとは反対の意味を持つので注意が必要です。
| 略語 | フルスペル | 意味 |
|---|---|---|
| ETA | Estimated Time of Arrival | 到着予定時間 |
| ETD | Estimated Time of Departure | 出発予定時間 |
ETAの使用例
以下は、ETAを使った会話例です。
- A: What’s your ETA?（あなたの到着予定時間は何時ですか？）
B: My ETA is around 6 PM.（私の到着予定時間は午後6時頃です。） - A: When will the package arrive?（荷物はいつ届きますか？）
B: The ETA for the package is next Monday.（荷物の到着予定日は来週の月曜日です。） - A: I’m running late. My new ETA is 3:30 PM.（遅れています。新しい到着予定時間は午後3時30分です。）
B: No problem. Thanks for letting me know.（わかりました。知らせてくれてありがとう。）
NewJeans(ニュージーンズ)の楽曲「OMG」の歌詞に登場するETA
韓国の人気アイドルグループNewJeans(ニュージーンズ)の楽曲「OMG」の歌詞にもETAが登場します。
What’s your ETA?
いつ会える？教えて
会いたい あなたに
この歌詞では、「あなたに会いたい、いつ会えるか教えて」という意味で”What’s your ETA?”が使われています。ここでのETAは、到着予定時間というよりも、「いつ会えるか」という意味合いが強いですね。
まとめ
ETAは「到着予定時間」を意味する英語のスラングで、ビジネスシーンやプライベートな会話でも頻繁に使われる言葉です。元々は物流用語でしたが、現在ではあらゆる”到着”や”完了”の予定時間を指す言葉として定着しています。ETAを使いこなすことで、英語のコミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。ぜひ、日常会話に取り入れてみてください。
