こんにちは!大学院進学を目指す皆さん。GREとGMATのスコア換算について、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は、GREスコアとGMATスコアの換算方法について、詳しく解説していきます。
1. GREとGMATの違い
まずは、GREとGMATの違いを理解することから始めましょう。
- GRE(Graduate Record Examination)は、幅広い分野の大学院への進学を目指す学生を対象とした総合的な学力テストです。Verbal Reasoning、Quantitative Reasoning、Analytical Writingの3セクションで構成されています。
- GMAT(Graduate Management Admission Test)は、主にビジネススクールへの進学を目指す学生を対象とした専門的なテストです。Verbal、Quantitative、Integrated Reasoning、Analytical Writingの4セクションで構成されています。
GREとGMATでは、問題のタイプや難易度が異なるため、単純にスコアを比較することはできません。そこで、スコア換算表を使って、GREスコアをGMATスコアに換算する必要があります。
2. ETS公式換算表の使い方
GREスコアをGMATスコアに換算する最も信頼できる方法は、ETS(Educational Testing Service)が提供する公式換算表を使うことです。この換算表は、GREとGMATの受験者データを基に作成されており、高い信頼性を誇ります。
換算手順
- GREのVerbal ReasoningとQuantitative Reasoningのスコアを確認します。
- 換算表で、各セクションのスコアに対応するGMATスコアの範囲を読み取ります。
- 読み取ったGMATスコアの範囲から、平均値を算出します。
例えば、GREのVerbal Reasoningで160点、Quantitative Reasoningで165点だったとします。換算表によると、Verbalは48-51点、Quantitativeは50-51点のGMATスコアに相当します。
この場合、GMATの予測スコアは以下のように計算されます。
- Verbal: (48 + 51) ÷ 2 = 49.5
- Quantitative: (50 + 51) ÷ 2 = 50.5
- トータル: 49.5 + 50.5 = 100
つまり、GREの160点(Verbal)と165点(Quantitative)は、GMATでおよそ100点に相当するということになります。
3. 注意点
GREからGMATへのスコア換算は、あくまでも目安です。換算表は過去のデータに基づいているため、実際のGMATスコアとは多少の差が出る可能性があります。また、換算表はGREとGMATのVerbalとQuantitativeセクションのみを対象としており、GMATのIntegrated ReasoningとAnalytical Writingセクションは含まれていません。
したがって、GREのスコアを換算してGMATを受ける必要がない場合は、直接GMATを受験することをおすすめします。GMATに特化した対策を立てることで、より高いスコアを狙うことができるでしょう。
4. おわりに
GREスコアとGMATスコアの換算は、大学院進学を目指す上で重要な要素の一つです。ETSの公式換算表を活用することで、最も信頼できる換算結果を得ることができます。ただし、換算結果はあくまでも目安であり、実際のGMATスコアとは差が出る可能性があることを理解しておくことが大切です。
皆さんが希望する大学院に進学できるよう、スコア換算を上手に活用しながら、着実に準備を進めていってください。応援しています!