IELTSのスコアで、「6.5」という数字をよく目にしますよね。大学留学や就職活動の際によく登場するスコアですが、具体的にどんな英語力を指すのか、イメージしにくいという人も多いのではないでしょうか。
実は、IELTS 6.5は「有能なユーザー(Competent User)」と位置づけられる、かなり高い英語力を示すレベルなんです。日常会話はもちろん、アカデミックな場面でも十分に対応できる英語運用能力があると評価されます。
今回は、IELTS 6.5が求める英語力の特徴や、各セクションの目安スコアについて詳しく解説していきます。大学留学や就職を控えている人はもちろん、目標スコアの設定に悩んでいる人にもおすすめの情報が満載ですよ!
IELTS 6.5は「流暢で柔軟な英語力」の証
まずは、IELTS 6.5が示す英語力のレベルについて見ていきましょう。Band 6.5は、英語力の習熟度を表す指標の中でも高い位置づけにあります。
具体的には、以下のような英語運用能力があると判断されるレベルです。
- 日常的な状況では、英語を効果的に使いこなせる
- 時々間違いや不適切な言い回しがあるものの、全体的には複雑な英語も理解し使用できる
- 仕事や生活で必要な基本的なコミュニケーションは問題なく行える
- 専門分野の会話も概ねこなせる
つまり、ネイティブスピーカーと遜色ない英語力とまでは言えませんが、日常生活から専門的な場面まで、幅広く英語でコミュニケーションを取れるレベルだと言えるでしょう。
IELTS 6.5って、日常会話はもちろん、仕事でも十分に使える英語力なんだね。専門的な話題も、ある程度はこなせるレベルなんだ。
各セクションの目安スコアをチェック!
では、IELTS 6.5の各セクションの目安スコアを見ていきましょう。
リスニング・リーディング:40問中26〜27問が正解レベル
IELTS 6.5では、リスニングとリーディングで40問中26〜27問程度の正答率が求められます。つまり、各セクションの約3分の2の問題に答えられるスキルが必要だと言えますね。
言い換えれば、ネイティブスピーカーの話す英語を聞き取ったり、大学レベルのアカデミックな文章を読み解いたりする力が備わっていると評価される水準と言えるでしょう。
リスニングとリーディングの正答率65%くらいが目安なんだね。4択とは言え、かなりの高得点が必要だ。普段から英語漬けの生活を心がけないと難しそう。
ライティング・スピーキング:論理的で流暢な表現力が求められる
一方、ライティングとスピーキングでは、論理性や一貫性、流暢さなど、総合的なコミュニケーション能力が問われます。
ライティングでは、与えられたトピックに対して、論理的で説得力のある文章を書く力が必要不可欠。単に文法的な正確さだけでなく、適切な語彙や表現を使いこなし、読み手を惹きつける文章が書けるかが評価のポイントになります。
スピーキングでは、面接官の質問に対して、即座に的確に答えられるかどうかが重要。多少の言い間違いは許容されますが、全体的に流暢に話し、自分の意見を論理的に述べられるかが問われます。
そっか、ライティングとスピーキングは正解数じゃなくて、全体の印象が大事なんだね。言葉の使い方や論理構成など、トータルでの完成度が求められるんだ。
大学留学&就職に必須の英語力!
さて、ここまで見てきたように、IELTS 6.5は英語を第二言語とする人にとって、かなり高度な英語運用能力を示すスコアだと言えます。
特に、英語圏の大学への留学を目指す人にとっては、最低限クリアしておきたいスコアだと言えるでしょう。多くの大学が学部留学・大学院留学の出願基準として、IELTS 6.5以上のスコアを求めているんです。
TOEFL iBTに換算すると79~93点程度に相当するので、その難易度の高さが伺えますね。
また、ビジネスの場で英語を使う仕事に就く際にも、IELTS 6.5は大きなアドバンテージになります。グローバルに活躍する企業ほど、高い英語力を持つ人材を求める傾向にありますから。
IELTS 6.5は大学留学にも就職にも必須の英語力なんだ!言語の壁を乗り越えて、グローバルに羽ばたくためには、避けては通れないレベルだね。
CEFRのB2〜C1レベルに相当!
ちなみに、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)の指標でいうと、IELTS6.5はB2後半からC1前半に相当すると言われています。
B2レベルは「自立したユーザー」、C1レベルは「熟達したユーザー」と表現されるように、英語を使いこなすスキルの高さを示しているんですね。IELTS 6.5以上の人の中には、すでにC1レベルに達している人も多いそうですよ。
へえ、ヨーロッパの基準だとB2~C1レベルなんだ。英語を自在に操れるレベルって感じだね。
専門性の高い分野ではさらに高いスコアが求められることも
ただし、IELTS 6.5があらゆる場面で十分な英語力だというわけではありません。
例えば、医学部や法学部など、高度に専門的な英語力が要求される分野では、さらに高いスコアが必要とされる場合があります。病院実習や法廷でのやり取りなど、ミスが許されない場面では、より正確で洗練された英語力が求められるからですね。
専門分野への留学や就職を目指す人は、IELTS 6.5に満足することなく、さらなる高みを目指すことが大切だと言えます。
専門性の高い分野だと、IELTS 6.5でも物足りないこともあるんだね。英語の学習に終わりはないから、常に高い目標を掲げて頑張り続けることが大事なんだな。
まとめ
IELTS 6.5が求める英語力について詳しく解説してきました。ポイントをまとめると以下の通りです。
- IELTS 6.5は「有能なユーザー」レベルの高い英語力を示す
- リスニング・リーディングは40問中26〜27問の正答率が必要
- ライティング・スピーキングは論理性と流暢さが重視される
- 大学留学や就職で必要とされる英語力の目安
- CEFRではB2後半〜C1前半に相当
- 専門性の高い分野ではさらに高いスコアが求められることも
IELTS 6.5は、英語を第二言語とする人にとって、一つの大きな目標となるスコアですね。特に留学や就職を控えている人は、早めに目標を定めて計画的に学習を進めていくことが大切です。
きちんとした学習方法を実践し、コツコツと努力を重ねていけば、必ずや目標は達成できるはず。IELTS 6.5の壁を乗り越えて、グローバルに活躍できる英語力を手に入れましょう!
IELTS 6.5、なかなかの高みだけど、意識して学習すれば決して不可能じゃない。自分の目標に向かって、一歩一歩着実に進んでいけば、きっといつかは夢が叶うはず。さあ、今日から一緒に頑張ろう!
IELTS 6.5の目安スコア
セクション | 到達目標 |
---|---|
リスニング | 40問中26〜27問正解 |
リーディング | 40問中26〜27問正解 |
ライティング | 論理的で説得力のある文章構成 |
スピーキング | 流暢かつ論理的に意見を述べる |