英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
間違えやすい英単語

appear / look / seemはどのように違うのか?ニュアンスと使い方をマスター

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「〜見える」を表す英単語

英語で「〜見える」「〜のようだ」という表現をする時にどのような英語を使いますか?

同じ意味を表す英語としてapper / look / seemの3つがよく使われることが多いです。しかし、それぞれのニュアンスや違いを理解した上で使い分けることが出来ている人は少なく、何となく頭の中に浮かんだ。もしくは、よく使っている表現を使っているという人が多いです。

今日はそれぞれがどういう意味、ニュアンスなのか。そして、表現するときはどのように使い分けていけば良いのかを、日本語訳、英英の訳などと一緒に紹介していきます。

appearの意味と使い方

appearの英和辞典での意味は?

まずは、appearの日本語の意味から見ていきましょう。

姿を見せる、出現する、現われる、(会などに)出席する、(…に)出演する、出頭する、出廷する、世に出る、出る、出ている

appearは現れる。出現する。出席する。というような意味があるように、今まで存在しなかった何かが突然「見える」「現れる」ときに使われます。

何かが現れて、それを視覚的な情報から判断するというときに使われます。

たとえば、今までいなかったような性格や特徴、人が現れたときに使われることが多いです。イベントへの出演や会の出席も、その場にいなかった存在がappearしてくるというイメージです。

「This test appears to be easy」という英語は、元々テストが簡単だとは思っていなかったが、実際にみてみると簡単だったという意味です。

appearの英英辞典での意味は?

次に英英時点ではどのような意味なのかを見てみましょう。

come into sight; become visible or noticeable, especially without apparent cause.

seem; give the impression of being.

日本語での意味と同じように、見えなかったものが見えるようになったと書いていますね。そしてvisible(目に見える)noticeble(存在に気づく)とあるように、ただ視覚的な出現だけではなく、知覚的に現れたときにも同様にappearが使われることがあります。

lookの意味と使い分け

次にlookの意味と使い分けをみてみましょう。lookという単語は中学校の前半で習うので、単語自体はほぼ全ての人が知っているのではないでしょうか。

lookの英和辞典での意味

まずは、先ほどと同じように日本語の意味からみてみましょう。

見る、(注意して)見る、眺める、注視する、(…を)見る、ほら!、おい!、(…に)向いている、面している、顔つきがだ

「存在」に関することが多かったappearとは違って、lookは視覚的な「見え方」を表します。lookは目で見るというのが元々の意味です。lookの場合は判断するというニュアンスは弱めで、視覚的な情報から客観的に見えるという意味が強いです。

She looks beautifulというような英語でも、「彼女は(視覚的に)美しく見える」というような意味を表します。

lookの英英辞典での意味

lookも念のために英英時点でもみてみます。

direct one’s gaze in a specified direction.

the appearance of someone or something, especially as expressing a particular quality.

an act of directing one’s gaze in order to see someone or something.

gazeというのは「見つめる」「視線」というような意味で、やはり、視覚的にものや人がどのように見えるかという意味のようです。

seemの意味と使い方

最後にseemとみてみましょう。seems to – やseems to beというような表現で受験勉強で学んだという人も多いのではないでしょうか。

seemの英和時点での意味

(…と)見える、見える、思われる、らしい、(…が)ありそうに思える

seemはlookと比べると視覚的に見えるというような意味は弱いです。どちらかというと話している話しての主観的な印象や判断を表すときに使われます。

たとえば、It seems to be true(それは真実のようだ)という表現をするときは、話している人がおそらくそれは真実だというように主観的に判断して、それを伝えるときに使われます。

あとは 、This seems to be possible(それは可能だろう)というときも、その話しての判断として可能であると主観的に思っていることを伝えています。人によっては、それ自体は可能ではないと思うこともあります。

seemの英英時点での意味

念のために英語の意味も見ておきましょう。

to give the effect of being; to be judged to be:

judgeというように話してが判断しているというニュアンスが見られます。

まとめ

いかがでしたか?appear / appear to beは「今までは存在していなかったものや認識が急に現れてくる」というニュアンスで、lookは「視覚的にどういう風に見えるのか」そして、seem / seem to beは「主観的に判断してどのように見えるのか」という意味を表すときに使われます。

それ以外にも聴覚的なものだとsoundを使ってIt sounds interesting.(興味深い)というような表現もあります。

日本語では同じような意味でも、こういう風にそれぞれ見てみると、全く違うシーンで使われるということがすぐにイメージ出来たのではないでしょうか。

実際にそれぞれの単語を見た時にはニュアンスを再確認してみて、単なる英語の訳ではなく、そのニュアンスも含めた意味も一緒に考えてみてください。

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