英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
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GMATのAWA(Analytical Writing Assessment)徹底攻略ガイド

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こんにちは!GMATの受験を考えている皆さん。今回は、GMAT唯一のライティングセクションである、AWA(Analytical Writing Assessment)の攻略法について詳しく解説していきます。

私自身、GMAT受験の際にAWA対策に悩んだ経験があります。効果的な学習方法がなかなか見つからず、試行錯誤の連続でした。しかし、様々な対策を実践する中で、AWAで高得点を取るためのコツを掴むことができました。

本記事では、私の経験を踏まえつつ、AWA攻略に役立つ情報を惜しみなくシェアしていきます。実例も交えながら、具体的かつ実践的なアドバイスをお伝えできればと思います。

1. AWAの概要と特徴

AWAは、与えられた議題について30分で分析的なエッセイを書くセクションです。ビジネススクールで必要とされる論理的思考力や文章構成力を評価することを目的としています。

AWAのスコアレンジは0~6で、0.5刻みで評価されます。AWAのスコアは総合スコアには含まれませんが、ビジネススクールの入学審査では重要視される傾向にあります。

AWAの特徴

  • 30分で1トピックのエッセイを書く
  • 字数制限はないが、通常は4~5パラグラフ程度
  • 与えられた議論の分析力と論理的文章力が問われる
  • スコアは専門のAWA採点者と、E-rater(自動採点システム)の両方で評価される

2. AWAの出題形式

AWAでは、ある論題に対する議論が提示され、それに対して自分の立場を明確にしつつ、論理的な文章を展開することが求められます。議題は大きく以下の2つのタイプに分かれます。

Analyze an Argument(議論の分析)

提示された議論の論理構造や前提条件を分析し、問題点を指摘するタイプです。議論の飛躍や矛盾点を見抜き、反論を展開することが求められます。

例題:Analyze an Argument

The following appeared in a memorandum from a company’s marketing department:

“Since our company started manufacturing and marketing a deluxe air filter six months ago, sales of our economy filter—and company profits—have decreased significantly. The deluxe air filter sells for 50 percent more than the economy filter, but the economy filter lasts for only one month while the deluxe filter can be used for two months before it must be replaced. To increase repeat sales of the economy filter and maximize profits, we should discontinue the deluxe air filter and concentrate all our advertising efforts on the economy filter.”

Discuss how well reasoned you find this argument. In your discussion be sure to analyze the line of reasoning and the use of evidence in the argument. For example, you may need to consider what questionable assumptions underlie the thinking and what alternative explanations or counterexamples might weaken the conclusion. You can also discuss what sort of evidence would strengthen or refute the argument, what changes in the argument would make it more logically sound, and what, if anything, would help you better evaluate its conclusion.

Analyze an Issue(問題の分析)

ある問題に対する見解が示され、それについて自分の意見を述べるタイプです。多角的な視点から問題を捉え、自分の主張を論理的に展開することが求められます。

例題:Analyze an Issue

“It is often said that borrowing money from a friend can harm or damage the friendship. By contrast, borrowing money from a bank or other financial institution can be done without putting any interpersonal relationship at risk. In light of this difference, it might be wiser to go into debt to a financial institution than to borrow cash from friends or family members.”

Discuss the extent to which you agree or disagree with the opinion stated above. Support your views with reasons and/or examples from your own experience, observations, or reading.

3. AWA高得点のコツ

AWAで高得点を取るには、以下のようなポイントを押さえておくことが大切です。

(1) 提示された議論を的確に分析する

議論の前提や結論、論拠などを正確に理解し、論理構造を把握することが重要です。議論の飛躍や矛盾点を見抜き、批判的に分析しましょう。

(2) 明確なスタンスで一貫した主張を展開する

自分の立場を明確にし、それを軸に論理的な文章を展開することが求められます。提示された議論に対して、賛成か反対か、自分の意見を明らかにした上で論を進めましょう。

(3) 説得力のある具体例を用いる

自分の主張を裏付けるための具体例を挙げることで、説得力のある文章になります。ビジネスや社会問題に関する知識を活かし、適切な事例を選びましょう。

(4) 論理的な文章構成を心がける

序論・本論・結論の3部構成を意識し、論旨の流れを明確にすることが大切です。各パラグラフの冒頭で主題文を置き、トピックセンテンスを軸にして論を展開しましょう。

(5) 時間配分に注意する

与えられた30分で、構成を考えてエッセイを完成させる必要があります。時間配分を意識し、20分ほどで下書きを仕上げ、残る10分で推敲するのが望ましいでしょう。

4. AWA対策の進め方

では、具体的にどのようにAWA対策を進めていけばよいのでしょうか。以下に、私なりのオススメの学習方法をご紹介します。

ステップ1: 問題傾向を把握する

まずは、AWAの出題傾向を理解することから始めましょう。GMATの公式問題集に収録されているAWAのサンプル問題を解いてみるのがおすすめです。過去の出題を分析することで、どのような議論や問題が出題されやすいのか、傾向を掴むことができます。

ステップ2: エッセイの構成パターンを準備する

高得点のエッセイには、一定の構成パターンがあります。典型的な構成は以下のようなものです。

  • 序論:提示された議論や問題の要点を簡潔にまとめ、自分の立場を明示する
  • 本論1:自分の主張を展開し、論拠や具体例を用いて裏付ける
  • 本論2:反論や異なる視点についても言及し、それに対する反駁を行う
  • 結論:エッセイの内容を要約し、自分の主張を再度強調する

このような構成パターンを複数準備し、様々な議題に対応できるようにしておくと良いでしょう。

ステップ3: 時間を計って実践練習する

実際のAWAでは、30分という限られた時間内でエッセイを完成させる必要があります。本番さながらの環境を想定し、時間を計りながら実践的な練習を積むことが重要です。

以下のような手順で練習を進めるのがおすすめです。

  1. 議論や問題をよく読み、論点を整理する(3分)
  2. エッセイの構成を考え、アウトラインを作成する(5分)
  3. アウトラインに沿ってエッセイを書く(20分)
  4. 文章を見直し、推敲する(2分)

練習を重ねることで、限られた時間内で効率的にエッセイを書く力が身についていきます。

ステップ4: フィードバックをもらう

自分で書いたエッセイを客観的に評価することは難しいものです。ネイティブスピーカーや添削サービスを活用し、第三者の視点からフィードバックをもらうことをおすすめします。

文法や語彙の間違い、論理の飛躍、説得力に欠ける点など、具体的なアドバイスをもらうことで、自分の弱点を知ることができます。フィードバックを参考に、エッセイの改善を図っていきましょう。

ステップ5: ビジネス・社会問題に関する知識を深める

説得力のあるエッセイを書くには、ビジネスや社会問題に関する知識が欠かせません。普段から経済ニュースや時事問題に関心を持ち、幅広い知識を身につけておくことが重要です。

また、AWAでよく取り上げられるトピックについては、予めその問題について自分なりの意見を持っておくと良いでしょう。多角的な視点から問題を捉え、論理的に自分の意見を述べられるよう準備しておきましょう。

5. おわりに

GMATのAWAセクションは、ビジネススクールで求められる論理的思考力や文章構成力を測る重要なパートです。与えられた議論を的確に分析し、説得力のある文章を書くことが求められます。

AWA攻略のポイントを押さえ、効果的な対策を実践することで、必ず高得点が狙えるはずです。時間を計って練習し、ビジネス・社会問題への理解を深めることを習慣づけましょう。

私自身、AWA対策には多くの時間と労力を費やしましたが、その過程で身についた論理的思考力は、その後のビジネススクールでの学びに大いに役立ちました。AWAは単なる入試の一部ではなく、ビジネスパーソンとして必要な力を養う絶好の機会だと思います。

みなさんのGMAT受験が成功し、志望校合格の夢を実現されることを心から願っています。AWA対策を通して、ビジネスの世界で活躍できる人材へと成長していきましょう!

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