英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
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IELTSライティングのTask 1攻略ガイド

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こんにちは!IELTS試験のライティングセクションに挑戦する皆さん。今回は、ライティングのTask 1について詳しく解説します。

Task 1では、グラフや表、図表などのビジュアル情報が与えられ、その内容を150語以上の文章で要約することが求められます。学術的な情報を正確に理解し、論理的に説明する力が問われる課題です。

私自身、Task 1には苦労した経験があります。情報の取捨選択や、文章構成に悩んだこともありましたが、徐々にコツをつかむことができました。本記事では、そのコツを余すことなくシェアしたいと思います。

1. Task 1の概要と評価基準

Task 1では、以下のようなビジュアル情報が与えられます。

  • グラフ(折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフなど)
  • 表(データの比較や分類を示す表)
  • 図表(プロセスや構造を示す図)
  • 地図(建物の配置や土地利用の変化を示す地図)

与えられた情報を分析し、150語以上の文章で要約することが求められます。制限時間は20分です。

評価は以下の4つの基準で行われます。

  1. Task Achievement(課題の達成度)
  2. Coherence and Cohesion(一貫性と結束性)
  3. Lexical Resource(語彙の豊富さ)
  4. Grammatical Range and Accuracy(文法の多様性と正確性)

それぞれの基準で0~9のバンドスコアが付けられ、平均値が最終的なスコアとなります。

2. Task 1の解答の構成

Task 1の解答は、以下の4つのパートで構成するとよいでしょう。

  1. Introduction(導入)
  2. Overview(概要)
  3. Body Paragraph 1(本文1)
  4. Body Paragraph 2(本文2)

Introduction(導入)

導入部分では、与えられた情報の種類と内容を簡潔に説明します。以下のような書き出しが効果的です。

  • The graph shows…(グラフは〜を示している)
  • The table compares…(表は〜を比較している)
  • The diagram illustrates…(図は〜を説明している)

Overview(概要)

概要部分では、情報の全体的な傾向や特徴をまとめます。細かい数値は必要ありません。

  • Overall, …(全体的に見ると、〜)
  • It is clear that…(〜は明らかである)
  • The most noticeable trend is…(最も顕著な傾向は〜)

Body Paragraph 1 & 2(本文)

本文では、具体的なデータを用いて、詳細な説明を行います。数値の変化や比較、注目すべき点などを述べましょう。

  • In detail, …(詳しく見ると、〜)
  • The most significant change is…(最も大きな変化は〜)
  • It is interesting to note that…(〜は興味深い点である)

本文は2つのパラグラフに分けると、読みやすい文章になります。1つ目のパラグラフで主要な情報を、2つ目のパラグラフで補足的な情報を説明するのがおすすめです。

3. 高評価を得るためのコツ

Task 1で高評価を得るには、以下のようなコツを押さえておくことが大切です。

情報の取捨選択

与えられた情報をすべて説明する必要はありません。重要な点に焦点を当て、簡潔にまとめることが求められます。全体像を示した上で、具体的なデータを選んで説明しましょう。

言い換え表現の使用

同じ語句の繰り返しは避けましょう。グラフであれば “increase” と “rise”、表であれば “compare” と “contrast” など、言い換え表現を使って文章に変化をつけることが大切です。

数値の正確な表現

具体的な数値を使うことで、説得力のある文章になります。小数点以下の表記や、概数の表現(about, approximately, roughly など)にも注意しましょう。

時制の一貫性

グラフや表のデータは過去の情報であることが多いため、基本的には過去時制で書きます。ただし、現在も続いている傾向を説明する場合は、現在完了形を使うこともあります。時制の一貫性を保つことが大切です。

4. 練習方法とリソース

Task 1のスキルを上げるには、数多くの練習が欠かせません。以下のような方法やリソースを活用して、ライティング力を磨きましょう。

過去問題の活用

公式問題集や、IELTS対策テキストに掲載されている過去問題を解いてみましょう。実際の出題形式に慣れることが大切です。

モデル解答の分析

解答例を見て、文章構成や表現方法を学びましょう。良い表現をピックアップして、自分の解答に取り入れる練習も効果的です。

フィードバックの活用

ネイティブスピーカーや経験者に自分の解答を添削してもらうのもおすすめです。客観的な評価やアドバイスは、弱点の発見や改善に役立つはずです。

オンラインリソースの活用

British CouncilやIDP IELTS公式サイトには、Task 1の解答のコツやサンプル問題が掲載されています。無料で利用できるので、ぜひチェックしてみましょう。

5. おわりに

IELTSライティングのTask 1は、学術的な情報を的確に理解し、論理的に説明する力が問われる課題です。与えられた情報を適切に取捨選択し、明快な文章で要約することが求められます。

Task 1の解答構成を押さえ、情報の選択、言い換え表現、数値の正確な表現などのコツを意識して練習を重ねることが大切です。過去問題やモデル解答を活用し、自分の解答を客観的に見直すことも効果的でしょう。

私自身、Task 1対策には多くの時間と労力を費やしましたが、そこで培った論理的思考力とライティング力は、その後のアカデミックライティングに大いに役立ちました。Task 1は単なる試験の一部ではなく、学術的な文章力を磨く絶好の機会だと思います。

みなさんが自信を持ってIELTSのTask 1に臨み、目標とするスコアを獲得されることを心から願っています。ライティングのスキルを着実に伸ばし、グローバルに活躍できる人材へと成長していきましょう!

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