こんにちは!英語の資格・スコアについて調べている皆さん。IELTSとTOEICは、それぞれ異なる目的や形式の試験ですが、スコアの比較や換算を知りたいというニーズは多いのではないでしょうか。
私自身、留学や就職の際にIELTSとTOEICのスコアを提出した経験があります。異なる試験のスコアを比べるのは難しいと感じましたが、換算表を参考にすることで、おおよその目安を知ることができました。
本記事では、IELTSスコアとTOEICスコアの換算方法について詳しく解説します。公式換算表の見方から、スコア比較の注意点まで、実践的な情報をお届けしたいと思います。
1. IELTSとTOEICの概要
IELTSとTOEICは、それぞれ異なる目的と形式で実施される英語能力試験です。まずは、それぞれの試験の特徴を簡単に確認しておきましょう。
IELTS(International English Language Testing System)
- 主に留学や移住の際に必要とされる英語能力を測定する試験
- リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4セクションで構成
- スコアレンジは1~9(0.5刻み)で、各セクションのスコアと総合スコアが出る
- アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2種類がある
TOEIC(Test of English for International Communication)
- 主にビジネス環境で必要とされる英語コミュニケーション能力を測定する試験
- リスニングとリーディングの2セクションで構成(別途スピーキング・ライティング試験あり)
- スコアレンジは10~990点(5点刻み)で、リスニングとリーディングの合計スコアが出る
- 企業での採用や昇進、社内の語学レベル評価などに活用される
2. 公式換算表の見方
IELTSとTOEICのスコアを直接比較することは難しいですが、おおよその目安として公式換算表が参考になります。以下は、ブリティッシュ・カウンシル(IELTS実施機関の一つ)が提供する換算表の一部です。
IELTS Band Score | TOEIC Listening & Reading Score Range |
---|---|
9.0 | 950-990 |
8.5 | 925-949 |
8.0 | 900-924 |
7.5 | 875-899 |
7.0 | 850-874 |
6.5 | 825-849 |
6.0 | 800-824 |
5.5 | 775-799 |
5.0 | 750-774 |
この表を見ると、例えばIELTSのスコアが6.5の場合、TOEICのスコアレンジは825-849点となっていることが分かります。ただし、これはあくまでも目安であり、個人差があることを理解しておく必要があります。
3. スコア比較の注意点
IELTSとTOEICのスコアを換算・比較する際には、以下の点に注意が必要です。
試験の目的と内容の違い
IELTSは主にアカデミックな英語力を、TOEICはビジネスの場で必要な英語力を測定するという違いがあります。そのため、同じスコアでも、求められる英語力の質は異なる可能性があります。
スピーキング・ライティング能力の評価
IELTSはスピーキングとライティングのセクションがありますが、TOEICの一般的な試験はリスニングとリーディングのみです。TOEICのスピーキング・ライティング試験は別途受験する必要があるため、4技能の能力を総合的に比較することは難しいでしょう。
スコアの安定性
IELTSのスコアは2年間有効ですが、TOEICのスコアは2年ごとに更新する必要があります。また、TOEICは何度でも受験できるため、スコアにばらつきが出る可能性もあります。一方、IELTSは同じ回の試験で4技能すべてを評価するため、スコアの安定性は比較的高いと言えます。
4. おわりに
IELTSとTOEICは、それぞれ異なる目的と形式で実施される英語能力試験ですが、スコアの換算表を参考にすることで、おおよその比較が可能です。ただし、換算はあくまでも目安であり、試験の内容や評価基準の違いを理解した上で活用することが大切です。
英語の資格・スコアを取得する際は、自分の目的や必要とされる英語力に合わせて、適切な試験を選ぶことが重要です。IELTSとTOEICのどちらを受験するにしても、日頃から英語の4技能をバランスよく鍛えておくことが、高いスコアにつながるでしょう。
みなさんが目標とする英語力を身につけ、IELTSやTOEICで desired scoreを獲得されることを心から願っています。言語の壁を越えて、グローバルに活躍できる人材へと成長していきましょう!