英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
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英検準2級ライティングであなたが「思いつかない」を克服する7つの方法

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英検準2級のライティングセクションは、多くの受験者にとって最も難しい科目の一つです。与えられたトピックについて、100〜120語程度の英語で意見を述べる問題に、限られた時間で対応するのは簡単ではありません。

特に、何を書いていいか思いつかないという悩みを抱える人は少なくないでしょう。頭の中が真っ白になり、ペンが止まってしまう。そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、ライティングは合格点の6割を占める重要科目。思いつかないからと言って、諦めるわけにはいきません。得点力をつけるためには、適切な対策が必要不可欠です。

本記事では、英検準2級ライティングで「思いつかない」を克服するための 7つの具体的な方法 をご紹介します。アイデア出しのコツから、使える表現・文型まで、得点アップに直結する情報が満載です。

これであなたも、準2級ライティングで思いつかないに悩むことはなくなるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

英検準2級ライティングの基本情報

出題形式と評価ポイント

英検準2級のライティングでは、身近なトピックについて、自分の意見とその理由を100〜120語の英語で述べる問題が出題されます。制限時間はわずか30分。合格ラインは 6割以上 とされています。

出題されるトピックは、日常生活に関するものが中心。学校生活や趣味、人間関係など、身近な話題について問われることが多いです。

評価のポイントは大きく以下の3つです。

  1. 内容:トピックに沿った適切な内容が書けているか
  2. 語数:指定の語数(100〜120語)を満たしているか
  3. 言語:文法・語彙・スペリングの正確さ

つまり、与えられたテーマについて自分の意見を明確に述べつつ、理由を適切な英語で説明できるかが問われるわけですね。

ここで重要なのは、内容と語数の両方で一定の基準をクリアすることです。

たとえ内容が素晴らしくても、語数が大幅に不足していれば不合格。逆に語数はしっかり書けていても、内容が的はずれでは合格点は望めません。

内容・分量・言語の3拍子が揃ってはじめて、合格点に手が届くと言えるでしょう。

【解説】英検準2級合格ギリギリのライン

英検準2級ライティングのギリギリの合格ラインは、20点満点中12点だと言われています。

内訳は以下の通りです。

  • 内容:12点満点の7点以上
  • 語数:3点満点の2点以上
  • 言語:5点満点の3点以上

内容面では、与えられたトピックに沿った意見・理由が明確に書けているかがポイントです。語数は、90語以上書けていれば部分点が稼げます。

言語面では、多少の文法ミスは許容される傾向にあります。シンプルな文章で自分の考えを伝えられれば、それで十分だと考えておきましょう。

合格最低点狙いではなく、しっかりとした準備で確実に合格点を取ることが望ましいですが、ギリギリのラインを知っておくと心理的な安心材料にもなります。

細かいところは気にせず、合格ラインを念頭に置きつつ、自分の言葉で書くことを意識してください。

頻出のトピック

英検準2級のライティングでは、以下のようなトピックがよく出題される傾向にあります。

  1. 学校生活(授業、宿題、部活動、学校行事など)
  2. 趣味・娯楽(スポーツ、読書、音楽、旅行など)
  3. 人間関係(友人、家族、先生との関わりなど)
  4. 日常生活(食事、買い物、交通手段など)
  5. 社会問題(環境、教育、技術、文化の違いなど)

身近な話題とはいえ、突然意見を問われると戸惑ってしまうもの。事前に頻出のテーマについて自分の考えをまとめておくことが大切だと言えます。

普段からニュースや新聞に触れ、時事問題にも興味を持つように心がけましょう。幅広い話題について考える習慣があれば、アイデア出しもスムーズになるはずです。

「思いつかない」を克服する7つの方法

では、本題の「思いつかない」克服法に移りましょう。ここからは、合格点獲得のための 7つの具体策 をご紹介します。

1. 設問文からキーワードを拾う

「何を書けばいいか分からない」というお悩みを抱える人は、設問文をしっかりと読み込むことから始めましょう。

出題文には、トピックに関する重要なキーワードが必ず含まれています。それらを手がかりに、連想を広げていくのです。

例えば、以下のような問題だったとしましょう。

Some people prefer to eat at food stands or restaurants. Other people prefer to prepare and eat food at home. Which do you prefer? Use specific reasons and examples to support your answer.

(ある人は屋台や外食を好み、またある人は家で料理を作って食べるのを好む。あなたはどちらが好きですか?具体的な理由や例を挙げて、あなたの考えを述べなさい)

ここでは「food stands(屋台)」「restaurants(レストラン)」「prepare food at home(家で料理を作る)」などがキーワードになります。

これらの言葉から、以下のようなことを連想してみましょう。

  • 外食:手軽、おいしい、値段、栄養バランス
  • 家での食事:安い、好みの味、楽しい、時間がかかる

このように、キーワードを軸に思考を広げていく習慣をつけることが大切です。設問文を手がかりに、自分なりの発想を膨らませてみてください。

2. 自分の経験を思い出す

アイデアが浮かばない時は、実際の経験を思い出してみるのも効果的です。

先ほどの食事の例なら、こんな風に考えられます。

  • 友達と外食したエピソード
  • 家族と一緒に料理を作った思い出
  • 旅行先で食べた美味しい屋台飯

特に、エピソードを具体的に書くのはおすすめ。 「先月、友人の誕生日会で◯◯というレストランに行った」 「母の手料理の◯◯が好きで、いつも楽しみにしている」 など、ディテールまで掘り下げることで説得力が増します。

自分ならではの経験を盛り込むことで、個性的な内容になるのもメリット。審査員の目を引く答案になること間違いなしです。

3. 逆の立場から考える

意見が思いつかない時は、反対の立場に立って考えてみるのも一つの手です。

例えば、「家での食事派」なら、あえて「外食派」の気持ちを想像してみましょう。

  • レストランなら、色々な料理を楽しめる
  • 友人と一緒に食事をするのは楽しい
  • わざわざ料理をする時間が省ける

このように、逆の視点から問題を見つめ直すことで、新たな気づきが得られるかもしれません。

普段とは違った角度から考えることで、思考の幅が広がります。行き詰まりを感じたら、視点を変えてみるのも面白いですよ。

4. 比較・対比で書く

アイデアが出にくい質問の定番パターンが、AかBかを問うタイプ。

A と B、両方のメリット・デメリットを比べるのは難しいと感じる人も多いでしょう。そんな時は、AとBを比較・対比する形で書くのがおすすめです。

食事の例であれば、外食と家庭料理のメリットを比較するのです。

  • 外食の方が手軽で時間が節約できる
  • 家庭料理なら自分の好みの味付けができる
  • レストランは栄養バランスが取れているが、手作りの方が安心

このように、項目ごとに両者を比べていく構成なら、書きやすさ抜群。アイデアが出なくて困ることもないでしょう。

比較表を作るような感覚で、AとBの違いを考えていきましょう。メリハリのある文章になるはずです。

5. 第三者の視点を取り入れる

意見が偏っているな、と感じたら、 第三者の視点を意識するのも良い方法です。

自分とは違う価値観の人なら、どんな意見を持つでしょうか?

外食・内食の話であれば、

  • 学生:外食の方が楽だし、友達とワイワイ楽しめる
  • 主婦:家で料理すれば経済的だし、家族の健康管理もできる
  • 栄養士:外食はバランスが取れているが、塩分は家庭料理の方が控えめ

など、いろんな人の立場に立って考えてみるのです。

多様な価値観を取り入れることで、視野が広がるはずです。自分の意見に説得力を持たせるためにも、色んな視点を意識してみてください。

6. 理由や具体例を先に考える

「私は〜と思う」という主張よりも、 なぜそう考えるのかの理由を先に考えるのも効果的。

理由や具体例を先に挙げておけば、主張を後から合わせるだけで事足ります。書き始めのハードルが一気に下がるはずです。

理由を述べる定番表現をいくつか押さえておくと、書き出しがスムーズ。

  • One reason is that …(一つの理由は〜だ)
  • This is because …(なぜなら〜だからだ)
  • For example, …(例えば、〜)

理由を3つくらい挙げてから、全体を振り返って。そこから主張を導き出せば、論理的な文章の完成です。

7. 字数を意識せず一気に書く

「〇〇語書かなきゃ」と字数ばかり気にしていると、かえって書けなくなるもの。

どうしてもアイデアが浮かばない時は、 字数を無視して一気に書いてしまうのもアリです。

ブレストのように、思いつくことを手当たり次第に書き殴る。英語だろうが日本語だろうが、言葉が降ってくるがままに綴るのです。

書いた後で英語に直し、字数を調節すれば良いのです。内容重視で進めれば、自ずとアイデアは湧いてくるはずです。

初めから完璧な英文を書こうとせず、 とにかく書いてみる 。書き始めの精神的ハードルを下げることが肝心だと言えます。

英作文のネタが思いつかない人へ

ここまで、英検準2級ライティングで「思いつかない」を克服する7つの方法をご紹介してきました。

でも正直なところ、どんなテクニックを使っても、英作文のアイデアが思いつかない日はあるでしょう。

そんな時に覚えておきたいのが、以下の点です。

  1. 英作文は、正解のない問題。自分の考えを書けばOK!
  2. 書けなくて当然。みんな色々工夫しながら書いている。
  3. 今回うまく書けなくても、それはライティング力が上がっている証拠。

つまり、アイデア出しで悩むこと自体が、 あなたの成長を物語っているのです。

ネタが降ってこないのは、言語化しようと努力している証拠。むしろ、何も考えずにすらすら書けてしまう方が問題だと言えるでしょう。

大切なのは、 完璧を求めすぎないこと 。自分なりの精一杯を尽くせば、それで十分。

たとえ今回うまくいかなくても、努力は必ず報われる。焦らず、諦めず、前を向いて歩みを進めることが何より重要だと、筆者は考えています。

英検準2級ライティング対策のポイント

最後に、英検準2級ライティング対策に役立つ情報をいくつかご紹介しましょう。

使える表現・文型

準2級レベルの英文を書くのに役立つ表現をマスターしておくと、当日の本番で力を発揮しやすくなります。

例えば、以下のようなフレーズは頻出表現として知っておくと便利。

  • In my opinion, …(私の意見では、〜)
  • I think that …(私は〜と思う)
  • There are two reasons for this.(これには2つの理由がある)
  • First, … / Second, …(第一に〜 / 第二に〜)
  • For example, …(例えば、〜)
  • Therefore, …(したがって、〜)

これらの定型表現を使いこなせるよう、普段から意識して練習してみてください。

【コラム】省略はアリ?ナシ?

英語では “I am” が “I’m”、”do not” が “don’t” のように、単語を省略することがよくあります。会話では一般的ですが、ライティングでも使っていいのでしょうか?

英検協会の公式見解によると、準2級の英作文では “don’t” や “I’m” などの一般的な短縮形は許容されるとのこと。

ただし、”gonna” “wanna” といった口語的な省略は避けるのが無難。あくまで「よく見る表現」に限定して使うのがマナーだと覚えておきましょう。

省略形を使うことで、ワードカウントを減らせるのは大きなメリット。使える省略は積極的に活用し、分量を稼ぐことを意識しましょう。

過去問・予想問題を使った練習法

ライティングは、とにかく数をこなすことが上達の近道です。

特に、過去問や予想問題を使った練習は効果抜群。出題形式に慣れることができるうえ、現在の自分の力も手軽に把握できるメリットがあります。

以下のように、難易度別に色々な問題に触れてみるのがおすすめ。

  • はじめは難しくない問題を選び、時間を気にせずじっくりと。
  • 徐々にレベルを上げ、制限時間内に書く練習を。
  • 過去の出題から、苦手なトピックを重点的に復習。
  • 直近の過去問や予想問題で、本番に向けた練習。

ネット上にも沢山の問題が公開されているので、自分に合った教材を使って練習してみてください。

【おすすめ】英検準2級 ライティング テーマ別過去問サンプル

英検準2級の過去問は、日本英語検定協会の公式サイトから無料でダウンロードできます。

中でもおすすめなのが、ライティングの過去問をテーマ別に分類したサンプル問題集。学校生活、趣味、人間関係など、頻出のトピックごとに過去問が収録されているので、concentrated practiceに最適です。

解答例もしっかりと掲載されているため、自分の書いた英文と見比べながら力試しができます。また、全体の構成や表現の工夫など、答案作成のヒントも見つかるはず。

過去問は実践的な練習になるだけでなく、効果的な表現や語彙が学べる宝の山でもあります。ぜひ活用してみてくださいね。

ライティングのプロに学ぶ

独学での学習が行き詰まりを感じたら、第三者の意見を聞くのも一つの手です。

英語のライティングに詳しい先生から、直接アドバイスをもらえる環境があれば最高。でも、身近にそんな先生がいないという人もいるでしょう。

そんな時は、ネット上のサービスを利用してみるのも良い方法。

代表例が、ネイティブ講師によるオンライン英作文添削。自分の書いた英文を送るだけで、細かなフィードバックがもらえるのは嬉しいですね。

学習塾によっては、英検対策講座の一環としてライティング指導をしているところも。プロの視点から見た客観的な評価は、きっとあなたのライティング力向上に役立つはずです。

時には他者の力を借りながら、効率的にスキルアップを目指してみてください。

まとめ

英検準2級ライティングで、「書くネタが思いつかない問題」の対処法について詳しく解説してきました。

ポイントは以下の通りです。

  • 設問文のキーワードを手がかりにする
  • 自分の経験を思い出す
  • 反対の立場から考える
  • 比較・対比の形で書く
  • 第三者の視点を取り入れる
  • 理由や具体例を先に挙げる
  • 字数を意識せず一気に書いてみる

アイデア出しで行き詰まった時は、これらの方法を思い出してみてください。きっと新しい視点が見つかるはずです。

また、日頃の備えとして、

  • 使える表現をマスターする
  • 過去問・予想問題を使って練習する
  • プロのアドバイスに耳を傾ける

など、地道な努力を重ねることも忘れずに。

試行錯誤を繰り返しながら、理想のライティング力を目指して頑張っていきましょう。

最後に、もう一度だけ覚えておいて欲しいことがあります。

それは、「思いつかない」ことは決して恥ずかしいことではないということ。それどころか、あなたの成長を物語るサインなのです。

今日うまく書けなくても、明日はもっと良い文章が書けるかもしれない。昨日よりほんの少しでも、言葉の引き出しが増えている。

そう考えると、悩む自分もちょっと愛おしく思えてきませんか?

ネタ切れは誰にでもあること。でも、原稿用紙に向き合い続ける人だけが、本当の意味でのライターになれるのです。

筆者は、あなたの健闘を心から信じています。一緒に理想の文章を目指して、歩みを進めていきましょう。

ありがとうございました。

おすすめ参考書

書名出版社ポイント
『英検準2級 ライティング 合格できる20のルール』コスモピアライティング対策の決定版。20のコツを例文でわかりやすく解説。
『英検準2級 ライティング サクセス』アルク豊富な例文とともに、ライティングのポイントを学べる。
『英検準2級 ライティング標準問題集』旺文社充実の問題数が魅力。出題傾向の把握に役立つ一冊。

自分に合った教材を使って、効率的にライティング対策を進めていってくださいね。
努力を積み重ねることが、合格への近道になるはずです。

Let’s keep writing together!

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