英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
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英検1級ライティングは甘いのか?採点基準を徹底解説!

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英検1級ライティングの採点基準を徹底解説!高得点を狙うコツとは?

英検1級のライティング試験は、多くの受験者にとって最も難関とされる科目の一つです。限られた時間内で高度な英文を書くことが求められ、厳しい採点基準が適用されるためです。

しかし、中には「英検1級のライティングの採点は甘いのではないか」という声も聞かれます。実際のところ、英検1級ライティングの採点基準とはどのようなものなのでしょうか。また、高得点を取るためにはどのような対策が必要なのでしょうか。

本記事では、英検1級ライティングの採点システムについて詳しく解説するとともに、高得点を狙うためのコツをお伝えします。

英検1級ライティングの配点と合格ライン

英検1級ライティング試験の配点は40点満点です。内訳は以下の通りです。

  • 課題遂行:20点
  • 文章構成:10点
  • 語彙・文法:10点

合格ラインは24点以上とされています。つまり、満点の6割に相当する得点を取ることが求められるわけです。

英検1級ライティングの採点基準

それでは、英検1級ライティングはどのような観点から採点されるのでしょうか。ここでは、各配点項目の詳しい採点基準を見ていきましょう。

課題遂行(20点)

課題遂行では、以下の点が評価されます。

  • 設問の指示に正確に従っているか
  • 内容が豊かで説得力があるか
  • 一貫した主張や議論が展開されているか
  • 読み手を意識した適切な語り口になっているか

「英検ライティングの内容が違う」と指摘されるケースの多くは、この課題遂行の点数が伸びていないことが原因です。設問をしっかりと読み取り、求められる内容を過不足なく書くことが重要です。

文章構成(10点)

文章構成では、以下の点が評価されます。

  • 全体的な構成が適切で効果的か
  • パラグラフ間の繋がりが自然で論理的か
  • 文と文の繋がりが滑らかか
  • 適切な接続語や指示語が使われているか

主張を明確にし、理由や具体例を交えながら論理的に展開することが求められます。パラグラフの書き出しや接続語の使い方にも気を配りましょう。

語彙・文法(10点)

語彙・文法では、以下の点が評価されます。

  • 語彙が豊富で適切か
  • 語彙の誤りが少ないか
  • 文法の誤りが少ないか
  • 英文のスタイルが適切か

レベルの高い語彙を使いこなし、文法的に正しい英文を書くことが求められます。スペルミスや冠詞の付け忘れなども減点の対象になるので、注意が必要です。

英検1級ライティングで高得点を取るためのコツ

英検1級ライティングで高得点を取るためには、以下のようなコツを押さえておくと良いでしょう。

設問の指示を正確に把握する

まずは、設問の指示を正しく理解することが大切です。何について書くべきなのか、どのような内容を含めるべきなのかを見極めましょう。時間が許す限り、設問を何度も読み返すことをおすすめします。

アウトラインを書く

本文を書き始める前に、簡単なアウトラインを作成しましょう。文章の構成を整理し、論点を明確にするのに役立ちます。

時間配分に気をつける

与えられた時間内で文章を完成させる必要があるため、時間配分にも気をつけましょう。目安としては、設問の確認とアウトライン作成に3~5分、執筆に35分、見直しに5分程度を充てるのが良いでしょう。

相手の立場に立って書く

読み手の視点に立って文章を書くことが重要です。一方的に自説を主張するのではなく、相手の立場や反論にも配慮しながら丁寧に説明するよう心がけましょう。

シンプルな文章から書き始める

英作文に自信がない場合は、難しい表現を避け、簡単な文章から書き始めることをおすすめします。基本的な文型を使いながら論理的に展開し、徐々に詳細を加えていきましょう。

添削者の視点を意識する

英検1級の採点は、一般の英語ネイティブではなく訓練を受けた採点者によって行われます。採点者の視点を意識し、採点基準に沿った文章を心がけると良いでしょう。

英検1級ライティングの点数に関する疑問

英検1級ライティングの点数に関して、受験者からは以下のような疑問の声が上がることがあります。

  • 英検1級ライティングの採点は甘いのか?
  • 内容が合っていないのに合格点をもらえるのはなぜ?
  • AIによる採点は信頼できるのか?

確かに、「英検1級で20点台の点数でも合格できた」というケースは少なからず存在します。また、内容的に不十分と思われる解答でも意外と高得点を取れたという話も耳にします。

ただし、そうしたケースはあくまで例外的なものと捉えるべきでしょう。英検1級ライティングの採点基準は厳格に設定されており、20点台の低得点で合格できるケースはごく稀です。

また、内容の誤りについても、多少の論点のずれは許容される傾向にあるものの、設問の趣旨を大きく外れた解答は厳しく評価されます。「ライティングで不合格になった」という声も数多く聞かれるのが実情です。

AIによる採点については、人間の採点者の判断を補助するために用いられている段階であり、最終的な判定は人間の手に委ねられています。採点の公平性や妥当性への配慮は十分になされていると言えるでしょう。

いずれにせよ、英検1級ライティングの採点基準が甘いわけではありません。合格を目指すなら、しっかりとした対策を行い、自分の力で高得点を取ることが肝心です。過去の合格者の体験談などに惑わされることなく、地道な努力を重ねていきましょう。

まとめ

英検1級ライティングは、合格を勝ち取るためには相応の対策が必要とされる試験です。設問の指示を的確に把握し、論理的な文章を組み立てる力が問われます。

単に難しい語彙や表現を使えばいいわけではありません。読み手を説得できるような主張を、シンプルかつ的確に伝える技術が求められるのです。

英検1級ライティングの学習には手間と根気が必要ですが、ここで培ったスキルは実社会でも必ず役立つはずです。合格を目標に、諦めずに努力を続けていきましょう。

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