英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
ライティング

英検準1級ライティング試験の採点基準を徹底解説!高得点を狙うコツとは?

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英検準1級のライティング試験は、多くの受験者にとって最も難関とされる科目の一つです。限られた時間内で高度な英文を書くことが求められ、厳しい採点基準が適用されるためです。

しかし、中には「英検準1級のライティングの採点は甘いのではないか」「採点基準がおかしい」という声も聞かれます。実際のところ、英検準1級ライティングの採点基準とはどのようなものなのでしょうか。また、高得点を取るためにはどのような対策が必要なのでしょうか。

本記事では、英検準1級ライティングの採点システムについて詳しく解説するとともに、高得点を狙うためのコツをお伝えします。

英検全体の採点基準は他の記事で詳しく紹介しています。

目次
  1. 英検準1級ライティングの配点と合格ライン
  2. 英検準1級ライティングの採点基準
  3. 英検準1級ライティングの減点対象
  4. 英検準1級ライティングで高得点を取るためのコツ
  5. 英検準1級ライティングの採点に関する疑問
  6. まとめ
  7. 英検準1級ライティングに向けた学習プラン
  8. 英検準1級ライティング試験当日の心得
  9. おわりに
  10. 英検準1級ライティング試験の概要
  11. 英検準1級ライティングの採点者とは
  12. 英検準1級ライティング対策におすすめの参考書・問題集
  13. 英検準1級ライティング試験対策の心構え

英検準1級ライティングの配点と合格ライン

英検準1級ライティング試験の配点は28点満点です。内訳は以下の通りです。

  • 課題遂行:12点
  • 構成:8点
  • 語彙・文法:8点

合格ラインは17点以上とされています。つまり、6割以上の得点を取ることが求められるわけです。

英検準1級ライティングの採点基準

それでは、英検準1級ライティングはどのような観点から採点されるのでしょうか。ここでは、各配点項目の詳しい採点基準を見ていきましょう。

課題遂行(12点)

課題遂行では、以下の点が評価されます。

  • 設問の指示に正確に従っているか
  • 内容が豊かで説得力があるか
  • 一貫した主張や議論が展開されているか
  • 読み手を意識した適切な語り口になっているか

「英検ライティングの内容が違う」と指摘されるケースの多くは、この課題遂行の点数が伸びていないことが原因です。設問をしっかりと読み取り、求められる内容を過不足なく書くことが重要です。

構成(8点)

構成では、以下の点が評価されます。

  • 全体的な構成が適切で効果的か
  • パラグラフ間の繋がりが自然で論理的か
  • 文と文の繋がりが滑らかか
  • 適切な接続語や指示語が使われているか

主張を明確にし、理由や具体例を交えながら論理的に展開することが求められます。パラグラフの書き出しや接続語の使い方にも気を配りましょう。

語彙・文法(8点)

語彙・文法では、以下の点が評価されます。

  • 語彙が豊富で適切か
  • 語彙の誤りが少ないか
  • 文法の誤りが少ないか
  • 英文のスタイルが適切か

レベルの高い語彙を使いこなし、文法的に正しい英文を書くことが求められます。スペルミスや冠詞の付け忘れなども減点の対象になるので、注意が必要です。

英検準1級ライティングの減点対象

英検準1級ライティングでは、以下のようなミスが減点の対象となります。

  • 語彙・文法の誤り
  • 内容の誤り、論点のずれ
  • 字数制限の無視
  • 設問で指定された形式の不遵守
  • 読みにくい字、乱雑な書き方

細かなミスをできるだけ減らし、読み手に伝わりやすい文章を心がけることが大切です。

英検準1級ライティングで高得点を取るためのコツ

英検準1級ライティングで高得点を取るためには、以下のようなコツを押さえておくと良いでしょう。

設問の指示を正確に把握する

まずは、設問の指示を正しく理解することが大切です。何について書くべきなのか、どのような内容を含めるべきなのかを見極めましょう。時間が許す限り、設問を何度も読み返すことをおすすめします。

アウトラインを書く

本文を書き始める前に、簡単なアウトラインを作成しましょう。文章の構成を整理し、論点を明確にするのに役立ちます。

時間配分に気をつける

与えられた時間内で文章を完成させる必要があるため、時間配分にも気をつけましょう。目安としては、設問の確認とアウトライン作成に5分、執筆に35分、見直しに5分程度を充てるのが良いでしょう。

相手の立場に立って書く

読み手の視点に立って文章を書くことが重要です。一方的に自説を主張するのではなく、相手の立場や反論にも配慮しながら丁寧に説明するよう心がけましょう。

シンプルな文章から書き始める

英作文に自信がない場合は、難しい表現を避け、簡単な文章から書き始めることをおすすめします。基本的な文型を使いながら論理的に展開し、徐々に詳細を加えていきましょう。

添削者の視点を意識する

英検準1級の採点は、訓練を受けた採点者によって行われます。採点者の視点を意識し、採点基準に沿った文章を心がけると良いでしょう。

英検準1級ライティングの採点に関する疑問

英検準1級ライティングの採点に関して、受験者からは以下のような疑問の声が上がることがあります。

  • 英検準1級ライティングの採点は甘いのか?
  • 内容が合っていないのに合格点をもらえるのはなぜ?
  • 採点アプリやサイトは信頼できるのか?

確かに、「英検準1級で合格ラインギリギリの点数でも合格できた」というケースは少なからず存在します。また、内容的に不十分と思われる解答でも意外と高得点を取れたという話も耳にします。

ただし、そうしたケースはあくまで例外的なものと捉えるべきでしょう。英検準1級ライティングの採点基準は厳格に設定されており、合格ラインギリギリの低得点で合格できるケースはごく稀です。

また、内容の誤りについても、多少の論点のずれは許容される傾向にあるものの、設問の趣旨を大きく外れた解答は厳しく評価されます。「ライティングで不合格になった」という声も数多く聞かれるのが実情です。

採点アプリやサイトについては、あくまで参考程度に活用するのが賢明でしょう。最終的な判定は人間の採点者によって行われるため、アプリやサイトの評価を過信するのは禁物です。

いずれにせよ、英検準1級ライティングの採点基準が甘いわけではありません。合格を目指すなら、しっかりとした対策を行い、自分の力で高得点を取ることが肝心です。過去の合格者の体験談などに惑わされることなく、地道な努力を重ねていきましょう。

まとめ

英検準1級ライティングは、合格を勝ち取るためには相応の対策が必要とされる試験です。設問の指示を的確に把握し、論理的な文章を組み立てる力が問われます。

単に難しい語彙や表現を使えばいいわけではありません。読み手を説得できるような主張を、シンプルかつ的確に伝える技術が求められるのです。

英検準1級ライティングの学習には手間と根気が必要ですが、ここで培ったスキルは実社会でも必ず役立つはずです。合格を目標に、諦めずに努力を続けていきましょう。

おすすめ情報

項目詳細
参考書『英検準1級ライティング 合格への道』シリーズ
問題集『英検準1級ライティング過去問題集』シリーズ
対策講座英検準1級ライティング対策オンライン講座
添削サービスプロ講師による英検準1級ライティング添削

英検準1級ライティングに向けた学習プラン

英検準1級ライティングで高得点を狙うには、戦略的な学習プランが欠かせません。ここでは、効果的な学習の進め方をステップ別に解説します。

Step 1:出題傾向の分析

まずは、過去の出題傾向を把握することから始めましょう。英検準1級ライティングでは、以下のようなトピックが頻出しています。

  • 社会問題(環境、教育、技術など)
  • 文化・習慣の比較
  • 個人的な経験や意見

過去問を解き、出題パターンを分析することで、どのような内容が求められるのかを理解することができます。

Step 2:基本的な文章構成の習得

英検準1級ライティングで求められる文章構成は、以下のようなものです。

  1. Introduction(導入)
  2. Body(本論)
  3. Conclusion(結論)

各パートの役割を理解し、論理的な文章を組み立てる練習を積みましょう。特に、本論では、トピックセンテンス、サポーティングセンテンス、コンクルーディングセンテンスを意識して書くことが重要です。

Step 3:語彙・表現力の強化

説得力のある文章を書くには、豊富な語彙力と表現力が必要です。以下のような学習を心がけましょう。

  • 英字新聞や英語記事の読解
  • 英作文用の表現集の活用
  • シノニム・アントニムの習得

日頃から質の高い英語に触れ、表現の幅を広げていくことが大切です。

Step 4:文法の復習

英検準1級レベルの文法事項を確実に押さえておくことも重要です。以下のような項目を中心に、復習を行いましょう。

  • 時制の一致
  • 関係詞
  • 分詞構文
  • 仮定法

基本的な文法事項が自在に使えるようになるまで、繰り返し練習することが大切です。

Step 5:時間内で書く練習

本番では、45分で200〜240語の英作文を完成させる必要があります。速く正確に書く力を身につけるには、時間を計って実践的な練習を積むことが欠かせません。

過去問や練習問題に取り組む際は、必ず制限時間内で解き切るようにしましょう。徐々にスピードを上げていくことを意識すると良いでしょう。

Step 6:添削・フィードバック

自分で書いた英作文は、客観的に評価してもらうことが大切です。教師やネイティブスピーカーに添削してもらい、改善点を知ることをおすすめします。

また、過去の高評価の解答例を分析し、自分の英作文と比較することも有効です。優れた表現や構成を学び、自分の文章に取り入れていきましょう。

英検準1級ライティング試験当日の心得

本番で実力を発揮するには、試験当日の心構えも大切です。以下の点に気をつけて、万全の状態で試験に臨みましょう。

時間配分を意識する

試験開始からの45分間で、英作文を完成させる必要があります。冒頭で述べた時間配分を意識し、各工程に適切な時間をかけるようにしましょう。

設問の指示を冷静に読み取る

試験開始後は、まず設問の指示をしっかりと読むことから始めます。指示の見落としがないよう、落ち着いて確認しましょう。

アウトラインを書いてから取り組む

本文を書き始める前に、簡単なアウトラインを作成することをおすすめします。情報の抜け漏れを防ぎ、論理的な文章を組み立てやすくなります。

シンプルな英語で書き始める

なかなか英作文が進まないときは、難しく考えずにシンプルな英語で書き始めるのが良いでしょう。まずは基本的な文章をつなげ、徐々に詳細を加えていく方法がおすすめです。

見直しの時間を確保する

書き上げた英作文は、最後に必ず見直しを行いましょう。単純なスペルミスや文法ミスがないかチェックするほか、全体の構成や表現の改善点がないかも確認します。見直しの時間を確保できるよう、時間配分には十分注意しましょう。

おわりに

英検準1級ライティングは、受験者の総合的な英語力が問われる試験です。合格を勝ち取るには、日頃からの地道な学習と練習が欠かせ

ません。

ライティング対策に行き詰まることもあるかもしれませんが、粘り強く努力を重ねれば、必ず力はついてきます。客観的な採点基準を意識しつつ、自分の表現力を磨いていきましょう。

英語で発信する力は、これからのグローバル社会を生き抜くために必須のスキルです。英検準1級ライティングの学習を通じて、ぜひ実践的な英語力を身につけてください。

おすすめ情報

項目詳細
英作文アプリ『英作文トレーニング』シリーズ
ライティング講座オンライン英検準1級ライティング講座
英文添削サービスネイティブ講師による英文添削
英語表現集『英検準1級 表現集』シリーズ

英検準1級ライティング試験の合格は、努力次第で誰にでも可能です。本記事で紹介した学習法を参考に、効率的かつ効果的な対策を進めていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。英検準1級ライティングの合格を目指して、一緒に頑張っていきましょう!

英検準1級ライティング試験の概要

英検準1級ライティング試験では、与えられたトピックについて200〜240語の英文を45分で書くことが求められます。出題形式は、以下の2つのパターンがあります。

  1. 自由英作文
  2. 与えられた資料を読んで、それに基づいて英作文

自由英作文では、与えられたトピックについて自分の意見や経験を述べる形式が一般的です。一方、資料に基づく英作文では、グラフや表などの情報を読み取り、それについて分析や考察を書く必要があります。

いずれの形式でも、与えられたトピックに沿った内容を過不足なく書くことが重要です。字数制限を守ることも忘れずに。

英検準1級ライティングの採点者とは

英検準1級ライティングの採点は、専門の訓練を受けた採点者によって行われます。採点者は、受験者の英作文を決められた採点基準に照らし合わせて評価します。

採点者は、単に文法や語彙の正確さだけでなく、内容の適切さや論理性なども重視します。読み手を説得できるような説得力のある文章が求められるため、主張を明確にし、根拠を示しながら議論を展開することが大切です。

採点者の視点を意識しながら英作文を書くことで、より高得点を狙うことができるでしょう。

英検準1級ライティング対策におすすめの参考書・問題集

英検準1級ライティングの対策におすすめの参考書・問題集をいくつか紹介しましょう。

『英検準1級 ライティング問題集』(旺文社)

本書は、英検準1級ライティング試験の過去問を収録した問題集です。実際の試験と同じ形式の問題を解くことで、出題傾向や時間配分を把握することができます。解答のポイントや添削例も掲載されているので、効果的な学習が可能です。

『英検準1級 ライティング 合格への道』(アルク)

本書は、英検準1級ライティング試験の対策に特化した参考書です。出題パターンの分析から、文章構成、語彙・表現、文法など、ライティングに必要なスキルを体系的に学ぶことができます。演習問題も豊富に収録されているので、実践的な力を身につけることができるでしょう。

『英検準1級 ライティング 標準模試』(教学社)

本書は、英検準1級ライティング試験の模擬試験を収録した問題集です。本番と同じ形式・時間で問題を解くことで、実戦的な演習ができます。また、詳しい解説や添削例が掲載されているため、自分の弱点を知り、対策を立てることができるでしょう。

参考書・問題集を活用して、効率的にライティング力を伸ばしていきましょう。

英検準1級ライティング試験対策の心構え

最後に、英検準1級ライティング試験対策の心構えについて触れておきましょう。

ライティング力を伸ばすには、継続的な努力が欠かせません。たとえ上達が遅いように感じても、諦めずに学習を続けることが大切です。

また、ライティングは個人の表現力を問われる科目です。他人と比較するのではなく、自分の成長に焦点を当てましょう。過去の自分の英作文と現在の英作文を比べてみると、着実に力がついていることが実感できるはずです。

ライティング学習でつまずいたときは、一人で抱え込まずに周りの助けを借りることも大切です。教師や友人、家族など、信頼できる人に相談してみましょう。客観的なアドバイスをもらうことで、新たな視点が得られるかもしれません。

英検準1級ライティング試験は、確かにハードルの高い試験です。しかし、適切な対策を行えば、必ず合格を勝ち取ることができます。自分を信じて、諦めずに努力を続けていきましょう。

合格を目指して頑張るあなたを、心から応援しています!

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