英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
ライティング

英検準1級ライティング試験の採点基準を徹底解説!高得点を狙うコツとは?

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英検準1級のライティング試験は、全受験者の中でも最難関とされる科目の一つです。45分という限られた時間内で、与えられたトピックについて200〜240語の英文を書くことが求められるため、高度な英語力と素早い文章構成力が必要不可欠です。

しかし、中には「英検準1級のライティングの採点は甘いのではないか」「ライティングで失敗(やらかした)しても合格できる」という声も聞かれます。実際のところ、英検準1級ライティングの採点基準とはどのようなものなのでしょうか。また、高得点を取るためにはどのような対策が必要なのでしょうか。

本記事では、英検準1級ライティングの採点システムについて詳しく解説するとともに、高得点を狙うためのコツをお伝えします。

英検準1級ライティング試験の概要

英検準1級のライティング試験では、出題されたトピックについて200〜240語の英文を45分で書くことが求められます。出題形式は大きく分けて以下の2パターンです。

  1. 意見を述べる問題(自由英作文)
  2. 資料を読んで、それに基づいて意見を述べる問題

どちらの形式でも、与えられたトピックについて自分の意見を論理的に述べる必要があります。単に知識を羅列するのではなく、客観的な根拠を示しながら主張をまとめる力が問われます。

字数制限は200〜240語とかなり長めで、制限時間も45分と短いため、素早く文章を組み立てるスキルが求められます。

英検準1級ライティングの採点基準

英検準1級ライティングの配点は28点満点で、以下の3つの評価項目に基づいて採点されます。

  1. 課題遂行(12点)
  • 課題の指示に正確に従っているか
  • 内容が豊かで説得力があるか
  • 一貫した主張や議論が展開されているか
  • 読み手を意識した適切な語り口になっているか
  1. 構成(8点)
  • 全体的な構成が適切で効果的か
  • パラグラフ間の繋がりが自然で論理的か
  • 文と文の繋がりが滑らかか
  • 適切な接続語や指示語が使われているか
  1. 語彙・文法(8点)
  • 語彙が豊富で適切か
  • 語彙の誤りが少ないか
  • 文法の誤りが少ないか
  • 英文のスタイルが適切か

以上の3項目で評価され、合計で17点以上を取ると合格となります。

英検準1級ライティングの得点分布

英検準1級ライティングの得点分布については、公式な統計データが公開されていません。しかし、予備校などの情報によると、以下のような合格点・平均点などが報告されています。

  • 合格点:17点以上(28点満点中)
  • 平均点:15〜16点前後
  • 最高点:25点前後
  • 最低点:0点

ライティング単体の合格率は、1次試験全体の合格率(約40%)と比べるとやや高めだと言われています。ただし、ライティングのみで合格点に達していても、リーディングとリスニングの点数次第では不合格となる可能性もあるため注意が必要です。

英検準1級ライティングで失敗しないために

英検準1級のライティング試験で失敗(やらかした)体験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。実際、20点以上の高得点を取る受験者がいる一方で、13点以下の低得点に終わる人も少なくありません。

では、英検準1級ライティングで失敗しないために、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。以下の3点を意識して対策を進めましょう。

課題の指示を正しく理解する

英検準1級のライティング試験では、出題されたトピックについて指定された条件に沿って英文を書く必要があります。例えば、「〜について賛成か反対か、理由を2つ挙げて述べよ」といった指示が与えられた場合、単に賛成・反対の立場を表明するだけでは不十分です。

指示を正しく理解し、求められている条件を全て満たした文章を書くことが重要です。課題文は時間をかけてしっかりと読み込み、何をすべきかを明確にしてから書き始めましょう。

一貫した主張を論理的に展開する

英検準1級のライティング試験では、自分の意見を一貫した論理で展開することが求められます。主張を裏付ける具体例や根拠を示しながら、論旨の通った文章を組み立てる必要があります。

文章構成の基本パターンは以下の通りです。

  1. Introduction(序論):トピックの背景説明と自分の主張を簡潔に述べる
  2. Body(本論):主張を裏付ける具体的な理由や例を、論理的な流れで展開する
  3. Conclusion(結論):主張を再度まとめ、読み手に強く訴える

各パートを適切な分量で書き、全体の論旨を一貫させることを心がけましょう。

時間配分に注意する

45分間で200〜240語の英文を書くためには、適切な時間配分が欠かせません。目安としては、以下のような配分で進めるのがおすすめです。

  • 課題文の読み込み、アウトライン作成:10分
  • 本文執筆:25分
  • 見直し・修正:10分

残り時間を意識しつつ、それぞれの工程にしっかりと時間をかけることが重要です。特に、見直しの時間を確保し、文法や語彙の誤りがないかチェックしましょう。

英検準1級ライティングの採点は甘い?

英検準1級ライティングの採点は甘いのでしょうか。結論から言えば、一概に「甘い」とは言えません。

確かに、15点や12点といった比較的低い得点でも合格となるケースは少なくありません。内容的には物足りないと感じる解答でも、形式的な要件さえ満たしていれば一定の点数が与えられるようです。

ただし、そうした「拾い点」を狙うのは得策とは言えません。あくまでもライティングの本質は、与えられたトピックについて論理的で説得力のある文章を書くことです。内容の薄い文章では、読み手を納得させることはできないでしょう。

英検準1級の二次試験で求められる高度なライティング力を身につけるためにも、本試験では確実に20点以上の高得点を取ることを目指しましょう。

英検準1級ライティング試験の採点者は?

英検準1級ライティングの採点は、一体誰が行っているのでしょうか。実際の採点は、一般の英語ネイティブではなく、試験問題の作成や採点基準の設定に携わる専門スタッフが担当しています。

採点は問題ごとに定められた採点基準表に基づいて行われ、各評価項目の到達度に応じて配点が決定されます。採点者は受験者の英文を丹念に読み込み、細かなニュアンスの違いまで評価するため、採点のブレは少ないと言われています。

なお、英検協会では採点の一貫性を保つために、定期的に採点者の研修を行っているそうです。また、受験者からの採点に関する質問や異議申し立てにも真摯に対応しているとのことです。

英検準1級ライティング対策に役立つアプリ・サイト

英検準1級ライティングの対策におすすめのアプリ・サイトをいくつか紹介しましょう。

『英検準1級 ライティング問題』アプリ

本アプリは、過去の英検準1級ライティング試験問題とその解答例・解説を収録したものです。出題傾向の把握や表現の勉強に役立ちます。

『英検 準1級 ライティング』サイト

本サイトでは、英検準1級ライティング試験の概要や対策法について詳しく解説されています。練習問題やお手本となる解答例も豊富に掲載されており、体系的な学習が可能です。

『英作文 添削サービス』

ネイティブ講師による英作文の添削サービスです。自分で書いた英文を専門家に添削してもらうことで、客観的な評価やアドバイスをもらえます。英検準1級ライティングの練習にも最適です。

ほかにも、英検協会公式の問題集や市販の参考書など、英検準1級ライティング対策に役立つ教材は数多くあります。自分に合った学習法を見つけ、地道に実力を養っていくことが大切です。

まとめ

英検準1級ライティングは、高度な英語力と論理的思考力が問われる難関試験です。合格を勝ち取るためには、適切な対策を怠らず、コツコツと実力を積み上げていく必要があります。

ライティング対策で最も重要なのは、設問の指示をしっかりと読み取り、論理的な文章を組み立てる力を身につけることです。そのためには、日頃から英文を書く練習を重ね、適切な表現や文章構成を学ぶ必要があります。

英検準1級ライティングの採点基準は厳格ですが、合格点に達するのは不可能ではありません。過去問演習を繰り返し、客観的な評価を受けながら自分の弱点を克服していけば、必ず力はついてくるはずです。

英語で発信する力は、これからのグローバル社会を生き抜くために必須のスキルと言えます。英検準1級ライティングの学習を通じて、ぜひ実践的な英語力を身につけてください。

おすすめ情報

項目詳細
参考書『英検準1級 ライティング 合格への道』(アルク)
問題集『英検準1級 ライティング問題集』(旺文社)
英作文対策本『英作文が面白いほど身につく本』(中経出版)
単語・熟語集『英検準1級 でる順パス単』(旺文社)

以上の情報を参考に、効果的・効率的な学習を進めていってください。

英検準1級ライティング試験の合格は、努力次第で誰にでも可能です。本記事で紹介したコツを意識して、万全の準備で試験に臨みましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。英検準1級ライティングの合格を目指して、一緒に頑張っていきましょう!

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