英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
GMAT

GMATのMath(数学)攻略ガイド:スコアアップのコツと学習法

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こんにちは!GMATの受験を考えている皆さん。今回は、GMAT Quantitative(数学)セクションの攻略法について詳しく解説します。

GMATのMathは、ビジネススクールで必要とされる数学的思考力や問題解決力を測ることを目的としたセクションです。中学・高校レベルの数学知識が出題の中心となりますが、単なる計算力だけでなく、応用力や速解力が求められるのが特徴です。

私自身、Mathセクションには苦労しました。計算ミスが多く、時間配分も上手くいかずに苦戦した経験があります。しかし、効果的な学習法を実践するうちに、少しずつスコアを伸ばすことができました。

本記事では、私の経験を踏まえつつ、GMATのMath攻略に役立つ情報をお届けします。出題傾向の分析から、具体的な学習法まで、スコアアップに直結するポイントを惜しみなくシェアしていきたいと思います。

1. GMATのMathの特徴

GMATのMathセクションは、Problem Solving(問題解決)とData Sufficiency(データ充足性)の2種類の問題で構成されています。制限時間は62分で、合計31問が出題されます。

Mathのスコアレンジは6~51ポイントで、全体の平均は41ポイント程度と言われています。Mathのスコアは、GMATの総合スコアを大きく左右する要素の一つであり、重要度の高いセクションと言えるでしょう。

GMATのMathの特徴

  • 中学・高校レベルの数学知識が中心
  • 複雑な計算よりも、着眼点や解法の選択が重要
  • 問題文から必要な情報を読み取る力が問われる
  • 速解力が求められる(2分/問が目安)
  • 選択肢を使った戦略的解法が有効

2. 出題範囲と頻出分野

GMATのMathでは、主に以下のような分野からの出題が見られます。

  1. 算数(整数、割合、比率、割引、確率など)
  2. 代数(方程式、不等式、絶対値など)
  3. 幾何(図形、角度、面積、体積など)
  4. 座標幾何(直線、円など)
  5. 統計(平均値、中央値、最頻値、標準偏差など)

これらの分野の中でも、特に頻出なのは算数と代数の分野です。基本的な計算スキルと、方程式や不等式の扱いに習熟しておくことが重要と言えるでしょう。

一方で、幾何や座標幾何、統計の分野は比較的出題頻度が低いですが、独特の解法が必要となるため、しっかりと対策しておく必要があります。

3. 問題タイプ別の攻略法

GMATのMathでは、Problem SolvingとData Sufficiencyの2種類の問題が出題されます。それぞれの問題タイプの特徴と、攻略のポイントを見ていきましょう。

Problem Solving(問題解決)

Problem Solvingは、与えられた問題文から必要な情報を読み取り、解答を導き出すタイプの問題です。5つの選択肢から正解を選ぶ形式で、全体の約7割を占めています。

例題:Problem Solving

In a certain store, the regular price of a shirt is $60. If the store offers a 20% discount on the shirt, what is the discounted price of the shirt?

A. $12
B. $36
C. $42
D. $45
E. $48

(正解は48ドル。定価の60ドルに0.8を掛ければ求められる。)

攻略のポイント

  • 問題文を注意深く読み、必要な情報を見抜く
  • 問題文から方程式を立て、解くことを心がける
  • 選択肢を使った解法(代入、不適切な選択肢の排除など)を活用する
  • 図や表を書いて視覚化することで、解法のヒントを得る
  • 計算ミスに注意し、見積もりで大まかな答えを予想しておく

Data Sufficiency(データ充足性)

Data Sufficiencyは、問題文と2つのステートメントが与えられ、それらの情報だけで問いに答えられるかどうかを判断するタイプの問題です。ステートメントの十分性を評価する力が問われます。

例題:Data Sufficiency

x and y are positive integers.
Quantity A: x
Quantity B: y

Statement 1: x + y = 12
Statement 2: x − y = 4

Question: Is Quantity A greater than Quantity B?

A. Statement (1) ALONE is sufficient, but statement (2) alone is not sufficient to answer the question asked.
B. Statement (2) ALONE is sufficient, but statement (1) alone is not sufficient to answer the question asked.
C. BOTH statements (1) and (2) TOGETHER are sufficient to answer the question asked, but NEITHER statement ALONE is sufficient.
D. EACH statement ALONE is sufficient to answer the question asked.
E. Statements (1) and (2) TOGETHER are NOT sufficient to answer the question asked, and additional data specific to the problem are needed.

(正解はC。2つのステートメントを連立方程式として解くことで、xとyの値が求められる。)

攻略のポイント

  • 各ステートメントを個別に吟味し、十分性を判断する
  • ステートメントを組み合わせることで解けるかどうかを確認する
  • 具体的な数値を代入してみることで、ステートメントの意味を理解する
  • 絶対に必要な情報が足りない場合は、追加のデータが必要と判断する
  • 計算は最小限にとどめ、素早く判断することを心がける

4. スコアアップのための学習法

GMATのMathで高得点を取るには、効率的な学習法を実践することが不可欠です。以下に、私なりのオススメの学習ステップをご紹介します。

ステップ1: 基礎知識の復習

まずは、中学・高校の数学の教科書を使って、基礎知識の復習から始めましょう。特に、数と式、方程式、関数、確率、図形など、GMATで頻出の分野を中心に学習することが大切です。基礎を疎かにせず、しっかりと知識を固めましょう。

ステップ2: 公式問題集での演習

基礎知識に自信がついてきたら、GMATの公式問題集を使って実践的な演習を始めましょう。問題を解くだけでなく、解説を読んで解法のパターンを理解することが重要です。難しい問題は繰り返し解き、確実に解けるようにしていきましょう。

ステップ3: 弱点分野の克服

問題演習を通して、自分の弱点となる分野を明確にしていきます。苦手な分野やミスしやすいポイントを洗い出し、重点的に対策を行いましょう。基礎に立ち返って概念を理解し、似たタイプの問題を反復して解くことで、弱点を克服していきます。

ステップ4: 時間管理の練習

GMATのMathでは、速解力が問われます。1問あたり2分以内で解くことを目標に、時間を意識した練習を積むことが大切です。難しい問題は見切りをつける勇気も必要です。タイマーを使って、本番さながらの時間配分で演習を行いましょう。

ステップ5: 模擬試験の活用

学習の仕上げとして、GMATの模擬試験を活用することをおすすめします。実際の試験と同じ環境・時間配分で問題を解くことで、本番に向けた感覚を養うことができます。模擬試験の結果を分析し、自分の現在の実力を客観的に把握することも忘れずに。

5. おわりに

GMATのMathは、ビジネススクールで必要とされる数学的思考力や問題解決力を測る重要なセクションです。中学・高校レベルの数学知識を基礎に、応用力と速解力が問われる特徴があります。

Mathのスコアアップには、基礎知識の定着と、問題パターンの理解が欠かせません。効率的な学習法を実践しながら、弱点克服と時間管理にも意識的に取り組むことが重要です。

私自身、GMATのMath対策には多くの時間と労力を費やしましたが、鍛えられた数学的思考力は、ビジネススクールでの学びに大いに役立ちました。Mathは単なる入試の一部ではなく、ビジネスパーソンとして必要な力を養う絶好の機会だと思います。

みなさんのGMAT受験が成功し、志望校合格の夢を実現されることを心から願っています。Math対策を通して、ロジカルシンキングができるビジネスリーダーへと成長していきましょう!

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