英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
その他

IELTSとTOEFLの難易度比較: どちらの試験を選ぶべきか?

※本サイトは一部アフィリエイト広告が含まれております。

こんにちは。留学や海外就職を目指す人にとって、英語力を証明する試験の選択は重要な決定事項ですよね。今回は、代表的な英語試験であるIELTSとTOEFLについて、その難易度を比較し、どちらを選ぶべきかを探っていきます。

IELTSとTOEFLの概要

まずは、IELTSとTOEFLの基本情報を確認しておきましょう。

IELTS (International English Language Testing System)

  • 主催: ブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTS Australia、ケンブリッジ大学英語検定機構
  • 目的: 英語圏への留学や移住、就労など
  • 形式: リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4セクション
  • スコア: 0〜9のバンドスコア(0.5刻み)
  • 受験料: 25,380円(税込)

TOEFL (Test of English as a Foreign Language)

  • 主催: ETS (Educational Testing Service)
  • 目的: 主に北米の大学への留学
  • 形式: リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4セクション
  • スコア: 0〜120点(各セクション30点満点)
  • 受験料: 235米ドル

両者とも4技能を測定する試験ですが、IELTSはイギリス英語、TOEFLはアメリカ英語に基づいているという違いがあります。

IELTSとTOEFLの難易度比較

ここからは、IELTSとTOEFLの難易度を、セクションごとに比較していきます。

リーディング

  • IELTS: アカデミックとジェネラルの2種類があり、難易度は同程度。60分で40問に答える。
  • TOEFL: 54〜72分で36〜56問に答える。長めの文章が多く、設問も複雑。

TOEFLの方が、文章の長さや設問の難易度が高いため、リーディングの難易度はTOEFLの方が高いと言えます。

リスニング

  • IELTS: 30分で40問に答える。日常会話やモノローグなど、様々な場面での英語を聞き取る。
  • TOEFL: 41〜57分で28〜39問に答える。主に大学での講義や会話を聞き取る。

リスニングは、両者ともに実践的な内容ですが、TOEFLの方がアカデミックな場面に特化しているため、やや難易度が高いでしょう。

ライティング

  • IELTS: タスク1(150語以上)とタスク2(250語以上)の2種類。60分で完成させる。
  • TOEFL: インテグレーテッド・ライティング(150〜225語)とインデペンデント・ライティング(300語以上)の2種類。50分で完成させる。

ライティングは、TOEFLの方が統合型の問題があり、より高度な文章力が求められます。難易度はTOEFLの方が高いと言えるでしょう。

スピーキング

  • IELTS: 面接官との1対1の面接形式。11〜14分間で3つのパートに答える。
  • TOEFL: コンピューターに向かって話す形式。17分間で4つのタスクをこなす。

スピーキングは、形式の違いこそあれ、どちらも即時的な対応力が求められます。難易度はほぼ同等と考えられます。

IELTSとTOEFLのスコア換算表

IELTSとTOEFLのスコアは、以下のような換算表で比較することができます。

IELTSTOEFL iBT
9.0118-120
8.5115-117
8.0110-114
7.5102-109
7.094-101
6.579-93
6.060-78
5.546-59
5.035-45

ただし、この換算表はあくまで目安であり、大学や企業によって要求されるスコアは異なります。

社会人にとってのIELTSとTOEFL

社会人にとって、IELTSとTOEFLのどちらを選ぶべきでしょうか?

IELTSは、留学だけでなく、移住や就労など幅広い目的で使えるため、将来的な可能性を広げておきたい人におすすめです。一方、TOEFLは主に北米の大学院留学を目指す人に適しています。

ただし、海外就職を考えている人は、企業が求める試験を確認しておく必要があります。例えば、イギリスの企業ではIELTS、アメリカの企業ではTOEFLが要求されるケースが多いようです。

留学ではIELTSとTOEFLのどちらを選ぶべき?

留学先によって、必要な試験が異なります。

  • イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの大学 → IELTS
  • アメリカの大学 → TOEFL

ただし、最近では多くの大学がIELTSとTOEFLの両方を受け付けています。自分に合った試験を選ぶことが大切ですね。

また、留学先の大学が要求するスコアを事前に確認しておくことが重要です。必要なスコアに到達するまで、計画的に勉強を進めましょう。

IELTSとTOEFLの試験対策

IELTSとTOEFLの試験対策には、共通する部分が多いです。

  • 過去問を解いて出題傾向を把握する
  • 英語の4技能をバランスよく伸ばす
  • 時間管理を意識して練習する
  • 英語の語彙力・表現力を高める

ただし、試験形式の違いを理解し、それぞれに適した対策を行うことが重要です。

また、リスニング対策にはTOEICの問題集も活用できます。TOEICは実用的な英語力を測る試験なので、日常会話やビジネスシーンでの英語に触れることができるでしょう。

IELTSとTOEFLに関する口コミ・評判

実際に、IELTSとTOEFLを受験した人の声を見てみましょう。

IELTSは、スピーキングが面接形式なので、実践的なコミュニケーション能力が試されました。一方、TOEFLはアカデミックな内容が多く、リーディングやライティングの難易度が高かったです。(20代、女性)

TOEFLは北米の大学院留学を目指す人には最適ですが、ヨーロッパ留学ならIELTSの方が良いでしょう。私はイギリスの大学を受験したので、IELTSを選びました。(30代、男性)

社会人になってから、海外転勤のチャンスがあったのでIELTSを受験しました。スコアを取得したおかげで、スムーズに赴任することができました。(40代、女性)

口コミを見ると、それぞれの目的に合わせて試験を選んでいることがわかります。自分の目標をしっかりと見定めることが大切ですね。

まとめ

IELTSとTOEFLは、どちらも英語力を証明するための重要な試験です。試験の難易度は、セクションごとに多少の差はあるものの、全体的にはほぼ同等と言えるでしょう。

大切なのは、自分の目的に合った試験を選ぶことです。留学先や就職先が求める試験を確認し、計画的に対策を進めていきましょう。

また、TOEICなど他の英語試験も併せて活用することで、より実践的な英語力を身につけることができます。

IELTSとTOEFLは、あなたの可能性を広げるチャンスです。しっかりと準備を行い、目標とするスコアを取得できるよう、頑張ってください!

参考URL:

にほんブログ村 英語ブログへ
GMAT対策におすすめの人気記事