英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
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英検2024年リニューアル:現行方式との違いを徹底比較!新方式で何が変わる?

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英語学習者の間で話題沸騰の「英検2024年リニューアル」。2024年度から導入される新方式は、現行の英検とどのような違いがあるのでしょうか?

4技能(読む・聞く・話す・書く)をバランスよく測定する形式への移行など、受験者にとって大きな変化が予想されます。この記事では、現行方式と新方式の主な相違点を詳しく解説します。

英検の最新動向が気になる人は必見!新方式対策の参考にしてくださいね。

英検2024リニューアルの概要【公式情報】

まずは、英検2024年リニューアルの概要を押さえておきましょう。日本英語検定協会の公式発表によると、主な変更点は以下の通りです。

  • 2024年度第1回検定(6月実施)から、全ての級で新方式に移行
  • 4技能を総合的に測定し、スコアに基づいて合否を判定する「SCBT」を導入
  • 一部の級で二次試験(スピーキングテスト)の形式が変更
  • ライティング問題の出題形式が一部変更

特に注目なのは、4技能を統合的に評価する「SCBT(Score-based Communicative Testing)」方式の導入です。これにより、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングのスコアを合計して、合否が判定されるようになります。

【コラム】なぜ英検は4技能重視の新方式を導入するの?

英語によるコミュニケーション能力の総合的な育成が求められる中、英検も社会のニーズに応えるべく大きな変革を遂げようとしています。4技能をバランスよく測ることで、受験者の実践的な英語力を多角的に評価することが可能に。大学入試や企業の採用基準の変化にも対応し、これからの時代に求められる英語力の指標としての役割を一層強化していく狙いがあるようです。

級別の変更点:二次試験&ライティング問題

次に、級ごとの具体的な変更点を見ていきましょう。ここでは、二次試験とライティング問題にフォーカスします。

二次試験の変更点(2級以上)

現行方式の二次試験(面接試験)は、2024年度からどのように変わるのでしょうか。

現行方式新方式
1級面接官2名と受験者1名による面接コンピューターを使用したスピーキングテスト
準1級面接官1名と受験者1名による面接コンピューターを使用したスピーキングテスト
2級面接官1名と受験者2名による面接コンピューターを使用したスピーキングテスト

2級・準1級・1級では、面接官との対面式からコンピューターを使用した形式に変更されます。また、問題はすべて録音され、後日採点されるとのこと。より公平で客観的な評価を目指した改定と言えそうです。

ライティング問題の変更点(準2級以上)

続いて、準2級以上のライティング問題の変更点をチェックしましょう。

現行方式新方式
1級和文英訳1問和文英訳1問+要約問題1問
準1級和文英訳1問和文英訳1問+要約問題1問
2級和文英訳1問和文英訳1問+要約問題1問
準2級英作文1問英作文1問+要約問題1問

新方式では、全ての級で「要約問題」が新たに導入されます。与えられた英文の内容を、指定された語数で要約する問題です。単なる和文英訳だけでなく、情報を整理してまとめる力も問われるようになるのが特徴です。

英検2024リニューアルで試験は難しくなる?

さて、ここまで新旧の違いを見てきましたが、気になるのは「英検は2024年から難しくなるのか」という点ですよね。

結論から言えば、一概に難易度が上がるとは言えません。確かに、二次試験の形式変更要約問題の導入など、これまでになかった対策が必要になります。しかし、出題範囲や合格基準が大幅に変わるわけではありません。

新方式で求められるのは、4技能をバランスよく使いこなす総合的な英語力。一部の技能に偏らず、幅広く学習を積み重ねている人にとっては、むしろ実力を発揮するチャンスとも言えるでしょう。

【関連記事】英検2024新方式への効果的な対策法

英検の新方式突破に向けて、おすすめの学習法をまとめています。4技能別の対策ポイントから、強化すべきスキルまで、詳しく解説しているのでぜひチェックしてみてください。

【まとめ】英検2024年リニューアル:変化を前向きに捉えよう

英検2024年リニューアルで導入される新方式は、現行方式とは異なる視点からの対策が必要になります。特に、二次試験のコンピューター化要約力を問うライティング問題など、これまでの学習法では太刀打ちできない可能性も。

しかし、この変化を前向きに捉えることが大切です。新方式は、より実践的なコミュニケーション能力の育成を重視したもの。地道な努力を積み重ねてきた人なら、必ず力を発揮できるはずです。

2024年度の英検日程はまだ発表されていませんが、少なくとも2024年6月の第1回検定からは新方式に完全移行するとのこと(英検リニューアル2024公式発表)。計画的に学習を進め、万全の態勢で臨みましょう。

英検2024年リニューアル、この大きな転換点を飛躍のチャンスに変えてしまいましょう!応援しています。

FAQ

  • Q. 英検の二次試験は2024年度からなくなるの?
  • A. なくなるのではなく、形式が変わります。面接試験に代わり、コンピューターを使ったスピーキングテストが導入されます(2級以上)。
  • Q. 英検の一次試験の変更点は?
  • A. 各級のリスニングテストとリーディングテストの出題形式・問題数・試験時間に変更はありません。ライティングテストは、一部の級で出題形式が変更されます(要約問題の導入)。
  • Q. 英検2024年の難易度は上がる?
  • A. 一概に難易度が上がるとは言えません。出題範囲や合格基準に大きな変更はありませんが、4技能をバランスよく問う新方式に対応するためには、これまでとは異なる対策が必要になるでしょう。
  • Q. 英検の合格率は下がる?
  • A. 合格率は、受験者の対策状況によって変動します。新方式に向けて適切な準備を行えば、合格率が大幅に下がる心配はないと考えられます。ただし、スピーキングやライティングの比重が高まるため、これらの技能をおろそかにすると合格が難しくなる可能性はあります。
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