英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
イントネーション

オーストラリア英語の語尾をあげるイントネーションについて

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最近、日本では通常の文を半疑問系で話す人が増えているそうです。

たとえばこんな感じの話し方、聞いたことありませんか?

「この前、雑誌に載ってたレストラン?に行ってみたんだけど、ステーキ?がすごく美味しかった?から、今度一緒に行こうよ」

たしかに、いますね。

実は、これと同じように、オーストラリア英語では疑問文でないのに語尾を上げる独特のイントネーションがあります。

これは、high-rising terminal (HRT)やAustralian question intonation (AQI)などと呼ばれています。

今回は、このオーストラリアのイントネーションについてまとめています。

語尾をあげるオーストラリア英語のイントネーションとは?

語尾を上げて話す、オーストラリアン・クエスチョン・イントネーションは、オーストラリア英語の特徴のひとつとして世界で知られています。

具体的には、どんなイントネーションなのでしょうか?

こちらの動画をみてみましょう。

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オーストラリア人のコメディアン、Adam Hillsさんが冒頭で、このイントネーションをわざと強調して話して観客の爆笑をとっていますね。

as Australians, we do have the most annoying accent on the planet. (➚)
I am sure you are aware of what we all will do. (➚)
sure we aware where we all go up at the end of every sentence. (➚)

こんな感じで、疑問文でもないのに文の最後でイントネーションが上がってます。

これが、オーストラリアン・クエスチョン・イントネーションです。

Adamが話している内容から、なぜこのような言い方をするのか?その理由がわかります。

because we are too insecure to actually make a statement.
(なぜなら、私たちオーストラリア人は自信が持てないので、はっきりと言うことができないんです。)

because we secretly need your approval even when it isn’t something special.
(なぜなら、別にたいしたことではないときにでも、暗に相手に認めてほしいからです。)

なるほど!

おそらく、日本語で半疑問系を話す日本人も同じような理由だと思います。

あとは、単なるクセでこんな話し方をしているという意見もあります。

常日頃、尻上げのイントネーションで話していると、理由なく無意識にそう話してしまう人もいるでしょうし、周りの人のイントネーションにつられてクセになってしまったというパターンもありえます。

ただ、このオーストラリアン・クエスチョン・イントネーション、イギリスではかなり不評なようで、こちらの記事によると会社の面接で落とされたり、昇進や昇給に影響が出たりすることもあるそうですよ。

こちらの動画も興味深いので見てみてください。

このイントネーションの例がたくさんでてきます。

たしかに、このイントネーションが自信のなさを表しているとみなす人もいるんでしょうね。

英語を学ぶ私たちも、イントネーションには気をつけたほうがいいかもしれません。

あとがき

もちろん、全てのオーストラリア人がこのような喋り方をするわけではありません。

オージーと日々話している私からすると、意識しないと気が付かない、というのが正直なところです。

普通のイントネーションで話す人もたくさんいますからね~。

この尻上げのイントネーションは、実はオーストラリアだけでなく、アメリカではUpspeak(アップスピーク)と呼ばれ、北米やカリフォルニアの若い女性の間でも使われているようですよ。

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