英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
IELTSライティング

IELTSライティング対策バイブル!高スコアを狙う20の心得

※本サイトは一部アフィリエイト広告が含まれております。

国際的な英語力評価テストとして知られるIELTS(International English Language Testing System)。留学や海外就職を目指す人にとって、このスコアは大きな意味を持ちます。

中でもライティングは、全セクションの中で最も配点が高く、合否を大きく左右する重要なパートです。限られた時間で課題に沿った英文を書くには、正しい対策と練習が欠かせません。

本記事では、IELTSライティングで高スコアを取るためのコツを20個に凝縮してお届けします。出題傾向の分析から、役立つ表現集、おすすめ参考書まで、IELTSライティング対策のエッセンスを余すところなく紹介します。

これであなたも、IELTSライティングマスターへの第一歩が踏み出せるはずです。前置きはここまでにして、早速中身に入っていきましょう!

IELTSライティングの基礎知識

IELTSライティングの出題形式とタスク

IELTSのライティングセクションは、以下の2つのタスクから成り立っています。

タスク内容制限時間字数配点
タスク1グラフや表の情報を報告する20分150語以上1/3
タスク2与えられたトピックについて意見を述べる40分250語以上2/3

タスク1では、与えられた視覚情報(グラフ、表、図など)から読み取った内容をまとめ、報告文を書く力が問われます。一方、タスク2では自分の意見を論理的に展開し、説得力のあるエッセイを書く力が試されます。

それぞれのタスクで求められるスキルが異なるため、効果的な対策方法も変わってきます。まずは、それぞれの特徴をよく理解することが大切だと言えるでしょう。

【コラム】アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュール

IELTSには、受験目的に応じて2種類のモジュールが用意されています。

  • アカデミック・モジュール:大学への留学を目的とする人向け
  • ジェネラル・トレーニング・モジュール:移住や就労を目的とする人向け

ライティングセクションでは、タスク1の出題形式がモジュールによって異なります。アカデミックは上述の通り「グラフや図表の情報を報告する」問題ですが、ジェネラル・トレーニングでは「手紙を書く」という形式になります。

一方、タスク2については両モジュールとも出題形式は同じです。とはいえ、アカデミックの方がやや学術的で抽象的なトピックが多い傾向にあります。

受験に際しては、目的に合ったモジュールを選ぶことが重要ですね。

IELTSライティングの採点基準

IELTSのライティングでは、以下の4つの観点から採点が行われます。

  1. TR(Task Response / Task Achievement): 課題遂行力
    • 設問で求められている事項にしっかりと答えているか
    • 適切な量の情報が十分に含まれているか
  2. CC(Coherence and Cohesion): 一貫性と結束性
    • 全体の構成が論理的で、内容に一貫性があるか
    • 段落間のつながりがスムーズで、結束性が保たれているか
  3. LR(Lexical Resource): 語彙の適切さ・豊富さ
    • トピックに合った適切な語彙が使用されているか
    • 語彙の選択肢が豊富で、言い回しに工夫が見られるか
  4. GRA(Grammatical Range and Accuracy): 文法の正確さ・複雑さ
    • 基本的な文法事項が正しく守られているか
    • 単純な文構造だけでなく、複雑な表現も使いこなせているか

それぞれの観点について0〜9の10段階で評価が下されます。4項目の平均点をもとに、最終的なバンドスコアが算出される仕組みです。

高評価を狙うなら、ここに挙げた4つの力をバランス良く伸ばすことが重要だと言えます。

【知っておきたい】IELTSのバンドスコアとは?

IELTSの成績は、バンドスコアという独自の指標で表されます。ライティングだけでなく、リーディング・リスニング・スピーキングの4技能すべての平均点をもとに、全体の習熟度を1〜9の9段階で評価する仕組みです。

各バンドの目安は以下の通り。

  • バンド9:Expert User(熟達した英語使用者)
  • バンド8:Very Good User(非常に優れた英語使用者)
  • バンド7:Good User(優れた英語使用者)
  • バンド6:Competent User(十分な英語使用者)
  • バンド5:Modest User(標準的な英語使用者)
  • バンド4:Limited User(限定的な英語使用者)
  • バンド3:Extremely Limited User(かなり限定的な英語使用者)
  • バンド2:Intermittent User(断続的な英語使用者)
  • バンド1:Non User(英語非使用者)

大学院留学の場合、通常バンド6.5以上が要求されることが多いです。学部留学でも、最低限バンド5.5以上は必要だと言われています。

自分の目標に合ったバンドスコアを設定し、効率良く学習を進めることが大切ですね。

タスク1対策のコツ

データの種類と出題傾向を知る

タスク1は「グラフ・表・図などのビジュアル情報を分析し、150語以上の英文にまとめる」というお題です。

頻出のデータ形式としては、以下のようなものが挙げられます。

  1. 折れ線グラフ(line graph)
  2. 棒グラフ(bar chart)
  3. 円グラフ(pie chart)
  4. 表(table)
  5. フローチャート(flow chart)
  6. 地図(map)
  7. 複合グラフ(combined graph)

過去問を分析すると、特に 「2つ以上の折れ線グラフの比較」「複数の棒グラフの比較」 といった形式が好んで出題されている傾向が見て取れます。頻出の問題パターンを抑えておくことが、得点アップの近道と言えるでしょう。

【例題で確認】折れ線グラフの分析

次の折れ線グラフは、ある国における自動車の輸出台数の推移を表したものです。この情報を150語以上の英文で報告しなさい。

Show Image

出題例を見てわかる通り、グラフからは 「全体の傾向」「増減の度合い」「ピーク(最大値)とボトム(最小値)のタイミング」 など、具体的なトレンドを読み取ることが求められます。

数字の変化をしっかりと追いながら、グラフの「形」から全体像をつかむことが重要になります。

基本の構成を押さえる

タスク1の解答では、以下のような基本構成を意識すると良いでしょう。

  1. Introduction(序論):グラフの種類と主題を簡潔に述べる
  2. Overview(概要):グラフから読み取れる全体的な傾向を述べる
  3. Details(詳細):個々のデータに言及しながら、具体的な数値の変化などを説明する

Introductionでは、冒頭の1文で「何のグラフか」「何を表しているか」を明示します。Overviewでは、グラフ全体から見て取れる特徴的なトレンドを2〜3文で簡潔にまとめます。

Detailsでは、グラフ内の個々の項目に言及しながら、その推移や比較を詳しく説明します。ただし、細かい数字の羅列は避け、大まかな傾向をつかむことが肝心です。

【解答例&解説】折れ線グラフの分析

The line graph illustrates the number of cars exported in a certain country between 2010 and 2020. (Introductionの例)

Overall, the number of exported cars showed an upward trend throughout the decade, despite some fluctuations. (Overviewの例)

In 2010, the country exported approximately 500,000 cars. This figure saw a steep increase, reaching a peak of 700,000 in 2012. However, there was a slight decline to 650,000 in the following year. (Detailsの例)

From 2014 onwards, the number of exported cars continued to rise steadily. In 2017, the figure surpassed 800,000 for the first time. The export volume remained stable until 2019 and finally reached a record high of 900,000 in 2020.(Detailsの続き)

上記の解答例では、まずグラフの種類と主題を明示した上で、全体的な上昇トレンドに言及しています(Introduction & Overview)。

続くDetailsでは、グラフの山と谷(ピークとボトム)に注目し、数値の推移を追っています。最後に、2020年の最高値に触れて締めくくるのがポイントです。

英文の展開はこの形が基本になりますが、グラフの形状によって多少の変化はあり得ます。柔軟に対応できるよう、様々なパターンの問題演習を重ねることが大切だと言えます。

スコアアップに直結するテクニック

タスク1で高得点を狙うなら、以下の5つのテクニックを押さえておくと良いでしょう。

1. 数字の変化を的確に表現する

データの増減を表現する際は、以下のような動詞や副詞をうまく使い分けましょう。

  • 増加:increase, rise, grow, climb, surge, …
  • 減少:decrease, decline, drop, fall, plummet, …
  • 急激な変化:sharply, dramatically, steeply, rapidly, …
  • 緩やかな変化:gradually, steadily, slowly, slightly, …

表現のバリエーションを増やすことが、語彙力(LR)の評価アップにつながります。

2. 比較と対比を適切に示す

グラフ内の項目を比較・対比する際は、比較級や最上級の形容詞を効果的に用いましょう。

  • A is higher/lower than B (AはBより高い/低い)
  • A is the highest/lowest among the X items (AはX項目の中で最も高い/低い)
  • A is twice/three times as large as B (AはBの2倍/3倍の大きさである)

また、項目間の違いを強調する副詞(significantly, substantially, slightlyなど)も活用すると良いでしょう。

3. グラフの特徴をつかむ語彙を増やす

グラフの形状やトレンドを表現する語彙を増やすことも重要です。例えば以下のような単語やフレーズを覚えておくと便利です。

  • ピーク(最高値):peak, highest point, maximum, summit
  • ボトム(最低値):bottom, lowest point, minimum, trough
  • 一定(変化なし):remain stable, stay constant, level off, plateau
  • 変動:fluctuate, vary, oscillate, swing

これらの表現を用いると、グラフの特徴をより的確に説明できるようになります。

4. 時系列に沿って論理的に展開する

グラフのデータが時系列になっている場合は、時間軸に沿って論理的に記述を進めることが大切です。

以下のような時間表現を使って、英文をスムーズに展開させましょう。

  • at the beginning of the period (期間の最初に)
  • from X to Y (X年からY年にかけて)
  • over the next X years (その後のX年間で)
  • in the final year (最終年には)

時系列を意識した論理展開は、一貫性(CC)の評価を高めることにつながります。

5. 表現のバリエーションを増やす

同じ単語や文構造の繰り返しは、語彙力(LR)の評価を下げる原因になります。内容的に重複のない適切な言い換え表現を使うことを心がけましょう。

  • number of A (Aの数)⇒ A figure (A数値)、A volume (A量)
  • it increased (それは増加した)⇒ there was a rise (上昇があった)
  • A was higher than B (AはBより高かった)⇒ B was lower than A (BはAより低かった)

こうした表現の工夫により、全体の印象を洗練させることができます。

タスク1の攻略方法は別記事でも詳しく紹介しています。

IELTSライティングタスク1を完全マスター!20分で高得点を取るコツとは? IELTSのライティングセクションは、タスク1と2の2つのパートで構成されています。その中でもタスク1は、20分という短い制限時間内で...

タスク2対策のコツ

頻出のトピックと設問を分析する

タスク2では、身近な社会問題や時事トピックについて、自分の意見を論理的に述べることが求められます。

IDP公式サイトによると、過去によく出題されたトピックは以下の通りです。

  1. Technology(技術)
  2. Education(教育)
  3. Environment(環境)
  4. Health(健康)
  5. Crime(犯罪)
  6. Society(社会)
  7. Media(メディア)
  8. Government(政府)

また、問いの形式としては、以下のようなパターンが定番だと言われています。

  • 意見を述べよ(Discuss both views and give your own opinion)
  • 賛成か反対か述べよ(Do you agree or disagree?)
  • 原因と解決策を述べよ(Discuss the causes and suggest some solutions)
  • 利点と欠点を述べよ(Discuss the advantages and disadvantages)

こうしたお決まりのパターンをおさえておくことで、素早くアウトラインを組み立てられるようになります。日頃からニュースや新聞に目を通し、さまざまな問題について自分なりの意見を整理しておくと良いでしょう。

【知っておきたい】2種類のエッセイとその違い

IELTSのタスク2では、大きく分けて2種類のエッセイが求められます。

  • ディスカッションエッセイ(Discussion Essay):賛成・反対の両方の立場から議論を展開し、自分の意見を述べるタイプ
  • オピニオンエッセイ(Opinion Essay):設問で示された意見に対して、賛成か反対かを明確にし、それを論証するタイプ

どちらのタイプでも、主張とその根拠を論理的に述べることが重視されます。

自分の意見をサポートする具体例を複数示すことも、説得力を高めるために有効です。反論に対する認識を示し、それを論破するような構成も効果的だと言えます。

エッセイのタイプによって適切なアプローチは変わってきます。設問の要求をしっかりと見極め、求められている論述の形式を選ぶことが大切です。

タスク2のお決まりの流れ

タスク2の解答の基本構成は以下の通りです。

  1. Introduction(序論):トピックの背景説明と自分の立場の表明
  2. Body Paragraph 1(本論1):立場の根拠1とその説明
  3. Body Paragraph 2(本論2):立場の根拠2とその説明
  4. Conclusion(結論):主張の再確認とまとめ

Introductionでは、トピックの重要性や問題の所在について触れつつ、自分の意見を明示します。Body Paragraphでは、意見を裏付ける具体的な理由を述べ、多角的に論証します。

Conclusionでは、冒頭で述べた主張を改めて確認し、簡潔にまとめるのがポイントです。

このような4段落構成が基本となりますが、時にBody Paragraphが3つ以上になることもあります。柔軟に対応できるよう、さまざまなパターンの問題を解いて慣れておくことが大切です。

【コラム】効果的な指示語(this, that, theseなど)の使い方

Body Paragraphを書く際は、「指示語」を効果的に使うことで、文と文のつながりを滑らかにすることができます。

例えば、以下のような使い方が挙げられます。

  • This trend has led to several consequences. (この傾向はいくつかの結果をもたらした)
  • That is the primary reason why I believe … (それが私が…と考える主な理由である)
  • These factors have contributed to … (これらの要因が…に寄与してきた)

上記のように、直前の文で述べた内容を指示語で受けることで、文間の結束性を高めることができます。

ただし、指示語の多用は逆効果になることも。この技術は適度に、バランスを見ながら使っていくのがおすすめです。先行詞との対応関係にも気をつけましょう。

スコアに直結する上級テクニック

高得点を狙うなら、以下の5つのテクニックを抑えておきたいところです。

1. 統計データを例示に用いる

自分の意見を裏付けるために、統計データを引用するのは効果的なテクニックです。

信頼できる情報源から得た具体的な数値を示すことで、主張の説得力を高めることができます。

  • According to a recent survey by the WHO, …(WHOの最近の調査によると…)
  • The latest data from the Ministry of Education shows that …(教育省の最新データは…ということを示している)

ただし、データの出所は明確にし、信ぴょう性の高いものを選ぶことが大切です。

2. 権威者の意見を引用する

著名な研究者や専門家の意見を引用するのも、議論に説得力を持たせる上で有効です。

  • As Professor Smith, a leading expert in the field, points out, …(この分野の第一人者であるスミス教授が指摘するように…)
  • In his book “XXX,” Dr. Johnson argues that …(ジョンソン博士は著書「XXX」の中で…と論じている)

権威者の意見を援用することで、自説の正当性を高めることができます。

3. 比喩表現を用いる

抽象的な概念を説明する際、比喩表現を用いると理解が深まります。

  • Just as a car needs an engine to run, education is the driving force of economic growth.(車がエンジンを必要とするように、教育は経済成長の原動力である)
  • The Internet is like a double-edged sword, bringing both benefits and risks.(インターネットは諸刃の剣のようなもので、恩恵とリスクの両方をもたらす)

適切な比喩を用いることで、読み手の理解を助け、記憶に残るインパクトを与えることができるでしょう。

4. 副詞節を活用して文を拡張する

副詞節を使って情報を付加することで、より洗練された文章になります。

  • While some people argue that …, I believe that …(…と主張する人もいるが、私は…だと考える)
  • Although it is true that …, this does not necessarily mean that …(…は事実だが、だからといって必ずしも…を意味するわけではない)

このように、副詞節を用いて背景情報や留保条件を加えることで、単調な文章に奥行きが生まれます。

5. 文章をしめくくる際の定型表現

最後の一文でエッセイを締めくくる際は、以下のような定型表現を使うと良いでしょう。

  • In conclusion, I firmly believe that …(結論として、私は強く…と信じる)
  • It is clear from the above discussion that …(上記の議論から明らかなように…)
  • In the light of these arguments, it is my conviction that …(これらの論拠に照らして、…であるというのが私の確信である)

読み手の記憶に残る、インパクトのある結びの文を心がけましょう。

タスク2の攻略方法は別記事でも詳しく紹介しています。

IELTS ライティングタスク2を完全攻略!高スコア獲得のための11の極意 IELTS(International English Language Testing System)は、英語圏への留学や移住を目指...

IELTSライティング対策に役立つ勉強法

①過去問演習を繰り返す

IELTSライティング対策で最も効果的なのは、とにかく過去問題を数多くこなすことです。出題傾向を肌で感じ、時間配分の感覚をつかむためにも、実践的な演習は欠かせません。

時間を計って問題を解き、終わったら必ず復習をするのがポイントです。自分の解答を添削し、表現の改善点を洗い出しましょう。

model answerと呼ばれる解答例を参考にするのも有効です。優れた解答の構成や表現技法を学び、自分の引き出しを増やしていくことが大切です。

【おすすめ】IELTS公式問題集

過去問演習をするなら、ケンブリッジ大学出版局から出ているIELTSの公式問題集がおすすめです。

  • Cambridge IELTS 17 Academic Student’s Book with Answers
  • Cambridge IELTS 16 General Training Student’s Book with Answers

いずれも、実際の試験と同じ形式・難易度の問題が収録されており、リアルなシミュレーションが可能です。

各セクション(リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング)の解答解説も充実しているので、効果的な学習が期待できます。

IELTSの過去問にしっかりと取り組み、出題傾向と評価の視点を押さえることが大切だと言えるでしょう。

過去問や例題は参考書に沢山のっているので、参考書を活用するのがオススメです。

別の記事で例題も紹介しています。

IELTSライティング例題集!高得点を取るための問題分析 IELTSのライティングセクションで高スコアを獲得するには、出題傾向を押さえておくことが何より重要です。頻出のトピックや問題形式を事前...

②良質なインプットを増やす

ライティング力の向上には、良質な英文をたくさん読むことが欠かせません。優れた文章構成や表現技法に触れることで、書く力の基礎が自然と養われるからです。

英字新聞や英語の論説記事などを毎日読む習慣をつけましょう。出版されている文章は、編集者のチェックを経た「お手本」だと言えます。言い回しの工夫や論の展開方法など、書くときの参考になるはずです。

インプットの際は、優れた表現や構文をピックアップし、ノートにまとめておくのがおすすめです。自分でも使えそうなフレーズを意識的に集めることで、ライティングに応用しやすくなります。

【コラム】バランスの取れた英語学習を

ライティング対策に励む一方で、リーディング・リスニング・スピーキングのバランスも大切にしたいものです。

英語の4技能は互いに密接に関わり合っているため、特定の分野に偏るのは賢明ではありません。

例えば、リーディングで得た知識が、ライティングの題材探しに役立つことがあります。スピーキングの発音練習は、文字に起こすときの正確さにもつながります。

4技能をバランス良く鍛えることが、真の英語力につながると言えるでしょう。

週間の学習スケジュールを立てる際は、ライティングだけでなく、ほかの分野にも等しく時間を割くことを意識してみてください。

質の高いテンプレートをインプットして活用するのもオススメです。

IELTSライティング例題集!高得点を取るための問題分析 IELTSのライティングセクションで高スコアを獲得するには、出題傾向を押さえておくことが何より重要です。頻出のトピックや問題形式を事前...

③オンラインのフィードバックを活用する

英語ネイティブ講師によるオンラインの添削サービスを利用するのも効果的です。客観的な評価をもらえるだけでなく、細かいニュアンスまで添削してもらえるのが魅力です。

自分の間違いを知ることは、スコアを上げるための第一歩だと言えます。精度の高いフィードバックをもらうことで、自分では気づきにくい癖や弱点を認識できるでしょう。

また、文法の質問にも丁寧に答えてもらえるので、知識面での弱点克服にも役立ちます。定期的にネイティブチェックを受けることをおすすめします。

【おすすめ】オンライン英語学習サービス「Cambly」

ビデオチャットで外国人講師とマンツーマンレッスンができるオンライン英語学習サービスとして人気の「Cambly」。

ライティング専門のプランも用意されており、手軽に添削指導を受けられる環境が整っています。

自分で書いた英作文を講師に送信し、文法の間違いや表現の改善点を指摘してもらえます。より自然な言い回しのアドバイスももらえるので、ネイティブの感覚が身につきます。

チャット機能を使えば、リアルタイムで質問や相談もできるのが嬉しいポイント。日々の学習の悩みを気軽に相談できる環境があるのは心強いですね。

④語彙・フレーズを増やす工夫

スコアアップに直結する要素の1つが、語彙力とフレーズ力です。アカデミックな語彙を増やし、キーフレーズを押さえておくことが大切だと言えます。

IELTSの公式語彙リストである「IELTS Word List」を活用するのがおすすめです。頻出語彙が意味とともに掲載されているので、重点的に覚えることができます。

また、英英辞典や類義語辞典を使って、同じ意味を表す別の言葉を調べる習慣も大切です。表現の幅を広げることにつながるでしょう。

ノートやアプリを使って、新しく学んだ表現を自分の言葉でアウトプットしてみるのも効果的です。実際に使ってみることで、語彙が定着しやすくなります。

【おすすめ】IELTSライティングの語彙集

IELTSの頻出フレーズを厳選して説した語彙集としておすすめなのが、以下の2冊です。

IELTS Writing: Advanced Masterclass Tasks 1 And 2
IELTS Writing Coursebook with IELTS Grammar Preparation & Language Practice
前者は、タスク1とタスク2で使える表現を豊富に収録。トピックごとに整理されているため、効率良く学習できます。

後者は、IELTSに頻出の文法事項とその用例をわかりやすく解説した1冊。語彙力と文法力の両面から、ライティング力の強化を図れる構成になっています。

参考書を活用しつつ、日々の学習の中で着実に語彙とフレーズを増やしていきましょう。

解説した語彙集としておすすめなのが、以下の2冊です。

  • IELTS Writing: Advanced Masterclass Tasks 1 And 2
  • IELTS Writing Coursebook with IELTS Grammar Preparation & Language Practice

前者は、タスク1とタスク2で使える表現を豊富に収録。トピックごとに整理されているため、効率良く学習できます。

後者は、IELTSに頻出の文法事項とその用例をわかりやすく解説した1冊。語彙力と文法力の両面から、ライティング力の強化を図れる構成になっています。

参考書を活用しつつ、日々の学習の中で着実に語彙とフレーズを増やしていきましょう。

バンドスコア6.0以上を目指すための心構え

最後に、IELTSライティングで高得点を狙うための心構えについて触れておきたいと思います。

IELTSの難易度の高さに尻込みし、勉強から遠ざかってしまう人も少なくありません。しかし、正しい学習法と努力を重ねれば、必ず力はついてきます。

以下の5つの心構えを胸に、諦めずに学習を継続することが何より大切だと言えるでしょう。

1. 英語で考える習慣をつける

英語で文章を書くためには、英語で考える習慣が欠かせません。日本語で考えてから英訳するのではなく、初めから英語で発想することが理想的です。

日常生活の中で「これを英語で言うとどうなるだろう」と考えてみる習慣をつけましょう。段々と英語の思考回路が太くなっていくはずです。

2. アウトプットの量を増やす

ライティングは、とにかくアウトプットの量が物を言います。間違いを恐れず、たくさんの英文を書く経験を積むことが上達への近道だと言えます。

ブログやSNSを使って英語で発信してみるのも良いかもしれません。添削サービスも併用しつつ、とにかく書く機会を増やすことを意識しましょう。

IELTSライティングでの添削のポイントや、オススメの添削サービスは別の記事で紹介しています。

IELTSライティング対策に効果絶大!添削を最大限に活用する方法 IELTSのライティングセクションで高スコアを狙うなら、添削サービスの活用が欠かせません。実際に英文を書き、専門家からフィードバックを...

3. 復習の習慣をつける

ライティングの学習では、復習の習慣が非常に大切です。添削で指摘された間違いは、同じミスを繰り返さないよう意識的に復習しましょう。

自分の癖や弱点を知り、克服するための方法を考えることが重要です。「学習ノート」を作って、向上のためのアクションプランを立ててみるのも良いかもしれません。

4. 現実的な目標を立てる

IELTSのスコアアップは一朝一夕には成し遂げられません。欲張らず、現実的な目標を立てることが大切だと言えます。

まずは自分の現在のレベルを客観的に把握し、目標スコアまでの到達期間を見積もりましょう。1ヶ月後、3ヶ月後の目標を数値化し、そこに向けて着実にステップアップしていくのが賢明です。

5. 模試などで実力試しする

勉強の成果を確認するために、定期的に模試を受けるのがおすすめです。実践形式のテストを体験することで、本番に向けた感覚を養うことができます。

客観的なデータをもとに、自分の強みと弱みを分析する機会にもなるでしょう。復習のポイントを明確にし、さらなる学習に活かしていくことが何より大切です。

【体験談】IELTSライティングで Band 6.5 を取得するまで

IELTSのライティングセクションで Band 6.5 を取得するまで、私は約4ヶ月間、毎日コツコツと勉強を続けました。

最初は手探りの状態で、なかなかスコアが伸びずに苦しい時期もありました。でも、過去問演習を繰り返すうちに、出題パターンが把握できるようになってきたのです。

語彙を増やすために、映画やドラマの英語字幕をノートに書き写すのが日課になりました。知らない単語が出てきたら、その場で調べる。そんな地道な積み重ねが、少しずつ自分の血肉になっていったように思います。

オンライン英会話も並行してやっていたので、ネイティブ講師に日々の学習の悩みを相談できたのも心強かったですね。

一番大切だったのは、「諦めない心」だったと思います。時には思うようにスコアが伸びず、落ち込むこともありましたが、信じて勉強し続けることができました。

IELTSのライティングは、正しい方法で地道にトレーニングを積めば、必ず力がつくはずです。今スランプの中にいる人も、くじけずに頑張ってほしいと思います。

まとめ

IELTSライティング対策について、出題傾向の分析から効果的な勉強法、心構えまで幅広く解説してきました。

重要なのは、タスク1・タスク2の基本構成をマスターし、多くの過去問演習を通して実践力を養うことです。日頃から良質な英文に触れ、語彙やフレーズを増やす努力も忘れずに。

時には壁にぶつかることもあるかもしれません。でも、IELTSライティングのスコアアップは、正しい学習法と諦めない心があれば必ず成し遂げられます。

ぜひ本記事で紹介したテクニックを実践し、目標とするバンドスコアの獲得を目指してください。

IELTSライティングへの挑戦は、きっとあなたの人生を大きく変える第一歩となるはずです。一緒に頑張っていきましょう!

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今日からさっそく一歩を踏み出し、理想のスコアを目指して頑張っていきましょう。応援しています!

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