アメリカ英語を学校で習ってきた日本人にとっては、オーストラリア英語は、最初は聞き取るのが難しいですよね。
今回の-ingも、オーストラリア英語独特の発音をします。
オーストラリア英語のingはどう発音する?
オーストラリア英語の発音では、-ingの最後のgは発音しないという特徴があります。
現在進行系で使われる-ingは-in’になり、具体的は発音は、/ən/となります。
/ən/
例をいくつかあげてみますね。
How is it goin?➔How’s it goin?(ハズィゴゥエン?)
He is having a lunch.➔He’s havin’ a lunch(ヒィズハヴェナランチ)
I am going to the store.➔I’m goin’ to the store.(アィム ゴゥエン トゥーダァストーゥ)
being➔bein’(ビィーエン)
saying➔sayin’(セィエン)
単語を省略しがちなオージーイングリッシュですから、あぁ納得!って感じですね。
[st-card id=88 ]
Schwa Sound (シュワサウンド)について
-ingの発音は/ən/と紹介しました。
/ən/にある、eをひっくり返したような発音記号の「ə」はいわゆる、Schwa Sound (シュワサウンド)と呼ばれる母音で、日本語には存在しない音です。
シュワサウンドは、曖昧母音とも言われ、「アッ」と、とても弱く曖昧に発音します。
英語では2音節以上の単語には必ず存在し、アクセントを置かない母音の音がシュワサウンドです。
この動画でシュワサウンドを詳しく説明しています。
[youtube-adds id=”https://youtu.be/lTSdGK4MsM8″ margin=”2%”]
Better /ˈbɛtə/
Water /ˈwɔːtə/
Computer /kəmˈpjuːtə/
Police /pəˈliːs/
About /əˈbaʊt/
Doctor /ˈdɒktə/
太字部分が、シュワサウンドです。
ちなみに、オーストラリア英語、そしてイギリス英語では語尾に来るRは、アメリカ英語とは違い舌を巻かずに、曖昧母音で発音します。
[st-card id=233 ]
この曖昧母音を発音できるかどうかで、発音の上手い、下手がわかるくらい重要な音です。
日本人はこのシュワサウンドを強くはっきり発音してしまう傾向があり、そうするとカタカナ発音に近くなってしまいます。
シュワサウンドを覚えることで、ネイティブに通じやすい発音がGETできるので、ぜひマスターしましょう!