beautyというと、みなさんご存知のbeautiful(形容詞で美しい)の名詞形で、美しさ、美しい人、美点なんていう意味で使われます。
ちなみに、ディズニーの大ヒット映画「美女と野獣」の英語タイトルは、Beauty and the Beastですね。
[st-kaiwa1]ところが、オーストラリアでは、このbeautyが別の意味のスラングとして使われているんです。[/st-kaiwa1]
さっそく、解説していきますね。
オーストラリアで使われる意外なbeauty(bewdy)の意味とは?
オーストラリアでよく使われるbeautyは、bewdyというスペルでも使われ、SNSやテキストでは圧倒的にbewdyのほうを使います。
なんとなくbewdyのほうがスラングっぽいですしね!
そしてじつは、オーストラリアのスラングでbeauty(bewdy)は名詞ではなく形容詞として使われます。
オックスフォード英英辞典で調べてみましょう。
bewdy
NOUN & ADJECTIVE
Australian informalnon-standard spelling of beauty
Good; excellent (used as a general term of approval).
Example sentences
‘That’s beauty mate, and a nice fish too!’(それ、いいね! 魚もいいし!)
出典:https://en.oxforddictionaries.com/
つまり、beauy(bewdy)は、素晴らしい、いいね!、すごい!といった意味になるんです。
同じ形容詞のbeautifulには、このような意味はなく、あくまでもbeautyを使うのがポイント。
発音は、ビューティーではなく、ビューディーに近いです。
日常会話でも結構頻繁に使いますし、覚えておいて損はありませんよ。
そういえば、今働いているパン屋の同僚の40代女性が口癖のように使ってますね。
若い人は、あんまり使わないかもしれませんね。
どちらかというとcoolを使うかも。
合わせて覚えておきたいbewdyを使ったスラング
このbewdyを使ったオージースラングをもう一つ紹介します。
それは、bewdy bottler(ビューディー ボドラァ)です。
これは、That’s amazingと同じ意味です。
おもしろいのは、bewdyが形容詞で素晴らしいという意味、そしてbottlerは名詞で素晴らしいこと(もの)(人)という意味なので、素晴らしい×2でムチャクチャ素晴らしいという意味です。
オーストラリアらしいスラングですね。
He is a bewdy bottler mate!(彼は本当に素晴らしいヤツだぜ!)
もうひとついきましょう。
ちょっと古い表現ですが、これもおもしろいです。
bewdy bonza(ビューディー ボンザァ)
bewdyもbonzaも、どちらも素晴らしいという形容詞で、こちらも素晴らしい×2=That’s amazingと同じ意味になります。
友人から良いニュースを聞いたら、That’s bewdy bonza! です。
あとがき
オーストラリアならではの、おもしろいスラングを紹介しました。
beauty(bewdy)は日常会話でも割と頻繁に使われますし、Cool, excellent, very good, amazingといった表現と合わせて覚えておくといいと思います。