オーストラリアには、roundaboutと呼ばれる、信号がない円形の交差点(環状道路)があります。
これは、roundにaboutという言葉がくっついて、一つの単語になっているんですね。
これにちょっと似た単語で、walkaboutという言葉がオーストラリアにはあります。
今回は、このwalkaboutについて調べてみました。
walkaboutとは一体どんな意味?
まずは、オックスフォード英英辞典でwalkaboutを調べてみます。
walkabout
NOUNAustralian A journey (originally on foot) undertaken by an Australian Aboriginal in order to live in the traditional manner.
出典:https://en.oxforddictionaries.com/
ご存知の人も多いと思いますが、イギリスに植民地化される前までには、オーストラリアにはもともと、先住民であるアボリジ二が住んでいました。
彼らは独自の文化や習慣や言葉、宗教をもっており、今でもOutback(オーストラリアの内陸部の乾燥した砂漠地域)と呼ばれるエリアや都市部以外で生活しています。
以前、ケアンズに住んでいたときにはアボリジニの方をたくさんみかけましたが、ゴールドコーストではまず見かけませんね。
walkaboutというのは、主にOutbackで、アボリジニの人々の、あてもなく放浪して歩き回る旅のことを指しています。
そこから派生した、go walkaboutというフレーズがあります。
go walkabout
Wander around from place to place in a protracted or leisurely way.(いろんな場所をダラダラ、あてもなく歩き回る)
1971年に公開された、その名も「Walkabout」というイギリスの映画がありましたが、舞台となったのはやっぱりオーストラリアでしたね。
ちなみに、邦題は美しき冒険旅行、といいます。
Amazonで探してみましたが、ビデオやDVDは残念ながら発売されていないようです。
ただ、Youtubeにフルで映像が残っていたので、それを観てみようと思います!
そしてもう一つ、gone walkaboutと、goがgoneと完了形になると、ちょっと意味が変わってきます。
この場合は、行方不明になる、とか、注意を無視してどこかに行ってしまった、という意味になります。
walkaboutのaboutはどんな意味を持つ?
さて、冒頭で紹介したroundabout、そしてwalkaboutの単語に入っている、aboutってどんな意味があるのでしょうか。
aboutといえば、基本的な単語なので日常的によく使います。
「~について」や、「おおよそ」という意味がありますね。
でも、aboutには副詞で「動き回って」という意味もあるのです。
なるほど!
これが、roundやwalkとつながったんですね。
なんか、スッキリしました!