英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
スラング

selfie(セルフィー)の語源、実はオーストラリアだった!?

セルフィー
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今や、いつでもどこでも「セルフィー」の時代です。

FacebookやインスタなどのSNSを使っている人なら、よくセルフィーした写真をアップしていると思います。

また最近のスマホは、セルフィーでキレイに取れるカメラ機能がついているので、セルフィー人気に拍車をかけています。

セルフィーは、英語ではselfieと書きますが、これってどこから来ているのでしょうか?

今回は、セルフィーの語源に迫りたいと思います。

セルフィーの語源はオーストラリアに関係がある!?

そもそも、セルフィーという言葉が使われはじめたのは、2013年~2014年ごろだったと記憶しています。

オックスフォード辞典は、2013年にselfieという単語をワード・オブ・ザ・イヤーにあげているんですね。

selfieとして有名なのは、The Chainsmokersというアメリカのデュオが2014年の1月に、その名も「Selfie」という曲を出し、世界的にヒットしました。

また、「Selfie」というアメリカのTVドラマもありましたね。

「ん? ということは、selfieはアメリカが発祥なの?」

と思ってしまいますが、真相は違うようです。

ちなみに、selfieとは、self-portraitの略です。

勘のいい方ならここで分かると思います。

語尾が-ieになってますよね・・・、コレってもしや・・・。

そう、実はselfieという言葉はオーストラリア発なんです!

ことの発端は、Hopeyと名乗るオーストラリア人の青年が、2002年の9月13日に、ABCのオンラインフォーラムに投稿された写真とともにこんなことを書いたのです。

Um, drunk at a mates 21st, I tripped over and landed lip first (with front teeth coming a very close second) on a set of steps.

I had a hole about 1cm long right through my bottom lip. And sorry about the focus, it was a selfie.

出典:https://www.abc.net.au/

「えーと、友達の21歳の誕生日で飲んじゃって、転んで階段に唇から落っこちちゃったんだよね。」
「下唇に1センチくらいの穴ができちゃった。ピントがずれちゃってごめん。自撮り(セルフィー)だったから。

オーストラリアのスラングの特徴のひとつとしてあげられるのが、語尾を-ieにする、というのがあります。

Breakfast→Brekkie
Barbecue→Barbie
Biscuit→Bickie
Chocolate→Chokie

などなど、まだまだたくさんあります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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さて、これが真実であれば、selfieという言葉が世に出たのは2002年、そして世界的に使われはじめたのが2013年というわけです。

そして、オーストラリアの青年がselfieという単語(スラング)を作ったというのも、オーストラリアのスラングの特徴をみると納得できます。

selfieの意味と使い方

セルフィーを撮る男性Photo by Dmitriy Tyukov on Unsplash

selfieは名詞です。

オックスフォード辞典で調べてみました。

NOUN
informal
A photograph that one has taken of oneself, typically one taken with a smartphone or webcam and shared via social media.

出典:https://en.oxforddictionaries.com/

セルフィーを撮るという動詞にしたい場合には、

take a selfie

という表現を使います。

takeは、take a photoなど、写真を撮るときにも使う動詞なのでわかりやすいですね。

言葉は時代とともに変わる

言葉というのは、時代とともに変化していきます。

それは日本語も英語も同じですね。

私は40代ですが、むかーし使われていた言葉、たとえば「ナウい(笑)」とか「スッチー(笑)」とか、「アッシー君(爆)」などの言葉はもはや死語で、今や誰も使ってませんし、若い世代は理解できません。

その逆に、若い世代が使っている言葉を私が理解できないことも多々あります。

たとえば、最近覚えたのは「リスケ」。

これは、リスケジュールの略ですが、ツイッターで若い人たちがやり取りをしているのを見て初めて知った単語です。

英語でも同じですね。

古い言葉使い、特に古いスラングは死語となり、もはや使われていないものも結構あります。

たとえば、オーストラリアのスラングで、she will be apples(=Everything will be alright)というのがありますが、職場の20代の同僚に聞いたところ、存在は知ってるけど使ったことがない、と言ってました。

今回紹介したselfieという言葉も20~30年後にはまだあるのでしょうか?

気になるところですね。

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