英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
スラング

オーストラリアではエビはshrimpじゃなくてprawn

エビ
※本サイトは一部アフィリエイト広告が含まれております。

みなさんは、”Shrimp on the barbie!”、というフレーズを聞いたことあるでしょうか?

オーストラリアのスラングを知っている人なら、barbieがbarbecueのことだというのはご存知だと思います。

[st-card id=88]

このフレーズは、”I’ll slip an extra shrimp on the barbie for you”を略したもので、太陽の下でみんなでワイワイやる、というイメージを連想させます。

まさに、ビーチでバーベキューを楽しむオージー達の姿を思い浮かべることができますね。

ところが、この文章にはひとつ疑問が残るんです。

それは、shrimpという単語。

shrimpはエビのことですが、実はオーストラリアではshrimpという単語はまず使いません。

代わりに使われるのは、prawnです。
小エビも大エビもぜーんぶ、prawnです。

まずは、ケンブリッジ英英辞典でshrimpとprawnを調べてみました。

shrimp
a very small sea creature similar to a prawn but smaller, or its flesh eaten as food

prawn
a small sea animal with a shell and ten legs, that can be eaten

両方ともエビですが、shrimpはprawnよりも小さい小エビのことを指しているんですね。

話をもとに戻すと、”I’ll slip an extra shrimp on the barbie for you”といったのは、実は、有名なオーストラリア映画「クロコダイル・ダンディー」で主演を努めたポール・ホーガンだったのです。

なぜ、オーストラリア人のポール・ホーガンはprawnじゃなくてshrimpって言ったのか?

それは、Australian Tourism Commissionが、テレビのコマーシャル用に作成したもので、ポール・ホーガンがそのCMに出演していたのですが、放映されていたのがアメリカだったため、prawnではなく、アメリカ英語で使われるshrimpが使われたということらしいです。

そして今でもアメリカ人が、オーストラリアのスラングを真似するときによく使われるのが、このShrimp on the barbie!ですが、当のオーストラリア人はそんなことは言わないので冷ややかな目でみているというのが現状です。

にほんブログ村 英語ブログへ
GMAT対策におすすめの人気記事