僕は、オーストラリアに移住してから最初の1年間、TAFEと呼ばれる職業専門学校に通っていました。
パン職人になるためのコースでしたが、パン生地をこねる作業をしていたときに突然「オイッ!」という声が聞こえました。
ん? 日本人?
そんなはずはありません。
その声は間違いなく男性で、そのクラスの日本人は僕と女性二人だけだったからです。
声のする方をみてみると、TAFEの先生が僕を呼んでいたんですね。
確かに「Oi」と言ってました、確かに!
それからその授業中は、Oiってどんな意味なんだろう?とずっと考えていましたね。
ということで、今回は日本語の音に似た、オージー英語「Oi」について解説します。
Oiは英語でもオイッ?、オーストラリアの不思議な表現
それでは、ケンブリッジ英英辞典で、このoiを調べてみましょう。
これはさすがに辞書に載っていないかなぁと思ったら、載ってました!
oi
exclamation also oy uk informal us hey
used as a not very polite way of getting someone’s attention, especially when you are angry:Oi! What do you think you’re doing?(おい!何やってるのかわかってるの?)
Oi, taxi!(ヘイ!タクシー!)
出典:https://en.oxforddictionaries.com/
oiはイギリスでも使われています。
oiは誰かの注意を引きたいときに使う表現で、アメリカ英語のheyと同じと思ってもらうとわかりやすいです。
ただ、カジュアルな表現なのでフォーマルな場所では使えませんので注意しましょう。
このoiは、誰かを呼ぶときに使いますが、とくに怒っているときに
ですから、日本語の「オイ」と似ているというのも、あながち間違いではないのです。
日本語でも、誰かを呼ぶ時に「おい」とか「おーい」って言いますからね。
ただ、日本語の「おい」と「Oi」は発音が少し違います。
oiの発音記号は、/ɔɪ/ です。
all /ɔːl/
call /kɔːl/
bought /bɔːt/
これらの「オ」の発音と同じ発音になります。(私の発音です)
オーストラリアのアニメ、「Damo and Darren」のワンシーンでもoiがたくさん使われていますよ。
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その他、オーストラリアのテレビドラマ「Wentworth」のシーズン1の冒頭でも、いきなり「oi」が出てくるのでチェックしてみてください。
あとがき
今回ご紹介したoiもそうですが、オーストラリア人はoiという言葉が好きなのかもしれませんね。
Aussie, Aussie, Aussie oi oi oiとかもそうですしね。
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oiは日常会話では、本当に親しい中でしか使えない表現ですが、覚えておくと「Oi!」と呼ばれたときに、以前の僕みたいにビックリすることはないでしょう。